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何年か前は、よく日銀が公定歩合を上げ下げしていたのをニュースで聞きましたが、最近は聞きません。公定歩合はなくなったのでしょうか? それとも、0.1%で据え置きのままなのでしょうか? 教えてください。

A 回答 (4件)

2001年以降、公定歩合という名称は廃止され「基準割引率および基準貸付利率」と変更されています。

2006年の零金利解除以降、一時は0.75%にまで引き上げられましたが、昨年のリーマンショックを受け、現在は0.3%の水準にあります。

規制金利の時代では、銀行金利は公定歩合に連動するように決められいた為、公定歩合は重要な政策金利でした。
が、1994年金利自由化以降は、日銀の政策金利としての誘導目標は、短期金融市場に変わっています。以降、公定歩合は短期金融市場よりやや高目の水準にあります。これは、市場で調達難に陥った金融機関に対して、日銀が担保の範囲内で無制限に貸し付ける時の利率という意味で、短期金融市場の上限利率という役割に変わっていることを指しています。

ちなみに、国の借金の金利は、債券市場で決められる為、直接的には政策金利と連動しません。
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この回答へのお礼

大変詳しくありがとうございます。
公定歩合は名前が変わってたんですね。恥ずかしいかぎりです。

お礼日時:2009/09/23 16:12

こんにちは



現在の日銀は、金融政策の基準金利を、日銀の貸付金利である「公定歩合」から、短期市場の基準金利である「無担保コールレート」に変更しています。これは、短期市場が拡大したことで民間銀行の資金調達手段が変化したことに由来します。直近(2009/9/17)の日銀金融政策決定会合においても以下のことが決定されました。

>1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致(注))。
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.1%前後で推移するよう促す
http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc09/k09091 …

なお#3の方の回答にもあるように、現在公定歩合は「基準貸付金利(いわゆるロンバート貸出金利)」と名称を変えて、無担保コールレートの上限として機能しています。ちなみに「補完当座預金制度」によって事実上の下限も設定されているため、理論上は無担保コールレートは0.3-0.1%で推移することになっています。

それほど複雑なシステムでもないので、難解にみえる用語でも調べればすぐにわかると思います。

ところで、一応日銀は政府などから独立した存在とされているため、「公定歩合を上げると利子が増える」ので「しばらくは据え置き」というのは不適格ですが、一方で資金の流動性でいえば、短期市場の動向が長期金利にも間接的に影響することは確かです。

参考URL:http://www.boj.or.jp/
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この回答へのお礼

とても興味深い回答をありがとうございます。
いい勉強になりました。

お礼日時:2009/09/23 22:11

公定歩合は景気が過熱した時、貸出金利を高めて新規投資を抑制し、


景気が低迷する時、貸出金利を引き下げ、新規投資を促します。

度重なる引き下げの結果、ゼロに近いにも関わらず景気が低迷しており、景気調整のための引き上げはできません。
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この回答へのお礼

やはりそうでしたか。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/23 16:07

はじめまして、よろしくお願い致します。



国は赤字財政なので、今後も国債を発行し続けるでしょう。

公定歩合を上げると利子が増えるので(借金が増える)
今までどうりの金利でしばらくは据え置きです。

3年ぐらいだと思われます。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/23 16:05

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