
総務の者です。この度引継ぎで会社案内作成の担当となり、製作したデザイン会社とやり取りしているのですが、元データがデザイン会社にあるため、増刷の際は必ずデザイン会社を通して、その下請け印刷業者に印刷を依頼していました。昔から付き合いのある業者のようで、私の前任は契約書等は一切作成していなかったのですが、私としては印刷業者を自分で選びたいので、元データを編集不可状態で構わないので欲しいと言ったのですが、デザイン会社側の回答は「No」でした。私は「契約書がないのに一方的に権利を主張できるのか?」と質したところ、「著作権法で決められている」の一点張りです。元々「会社案内のデザイン」として依頼しており、他に流用できる部分も無く、編集等も行わないのに複製についても著作者側の思い通りになるものなのでしょうか?
このデザイン会社は対応も悪く金額も高め、二言目には「昔からやってる」なので今後も書面で契約する気はないそうです。
この不況時にデザインを一新するほど予算がありませんので、増刷するたびにマージンを取られるのは非情に歯がゆいです。
著作権に詳しい方、同じようなケースを経験された方いましたらアドバイスください。お願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
なんだか、こじれるだけこじらせて、助けを求められても……という気持ちになりますが。
あ、当方はデザイン会社側の立場になる者です。
経緯をかいつまんで書かれているのと、
当方は法的知識を持ち合わせていない(この手の件で法廷に立っていない、という意味です)ので
あまり突っ込んだお話はできないかもしれませんが
書いてみます。
・・・・・・・・・
あくまでも参考意見です。よろしくお願いします。
著作権の問題はよく議論の対象になりますね。
基本的な業界のスタンスとしては、制作者は不当に権利を侵害されていると考えている、とお考えください。
しかし世の中そんなにうまく著作権を振りかざして動かせるものではありません。
仕組みづくりが早かった業界だけが、なんとか権利を保持しているという状況にあります。
ただわたし自身は「何がなんでも著作権」とは考えていません。
ビジネスであり、人とのお付き合いですから、押すところは押す、引くところは引く。
お互いのメリットを考えたい、というスタンスです。
さて。
基本的に元データは「渡さないもの」です。
渡してしまった瞬間に得られるはずのものが失われてしまうからです。
印刷屋さんで言えば刷版、金属加工屋さんで言えば金型を提供することと同義なんですね。
デザイン業において、その昔「版下」と呼ばれていたものに相当します。
これは基本的に他社には渡さないものだったんです。クライアントであっても。
でも、世の中ではデータを渡す場合があります。
これはどういうことかというと、
(1)制作者の好意・便宜(紳士的な暗黙の了解)
(2)契約上の商行為
(3)パワーバランスによる恫喝(もとい)お願い
でしょうか。
非常に申し上げにくいのですが、たいていの場合(3)ではないかと。
客が金払ってるんだから言う通りにしろや、というヤツでして。
まあ、でもこれもケース・バイ・ケースということにします。
なぜなら、ビジネスはいろんなやりとりによって成立しているからです。
当方もデータをお渡しすることがありますが、ある意味目的をもってやっている、と言えます。
今回のケースですが、
>デザインを一新するほど予算がありませんので、増刷するたびにマージンを取られるのは非情に歯がゆいです。
この流れを見ていると、外注先のデザイン会社は
「印刷を含むデザイン・制作一式」での発注を受けていると、理解していると思います。
それが「昔から続いている」わけですから、後は、書くまでもなく……。
そもそも論になるのですけれど、jsym_1976さんの話の持って行き方が強引すぎてデザイン会社はさらに対応を悪くしてるんじゃないかと思ったりしますね。
(そりゃ強気な会社もありますけれども)
当方の違和感は下記のとおりです。
(1)「増刷料金の見直し」というお話を社内なりデザイン会社で検討する必要があったのでは?
(2)前任までは「分離発注」を書面化していない。「契約書がないのに一方的に権利を主張できるのか?」という言葉は、逆の立場では一方的な主張にしか聞こえない。
(3)黙って複製データを使って増刷した場合に発生しうるトラブルは誰が解消するのか?
(4)「会社案内のデザイン」の範疇が、版下データ作成よりも前までの作業だと捉えるのであれば、そもそも印刷は別途手配されているはず。何故貴社はそれを怠ったのかという社内調査がなされていない。
社内で確認すべきことまで外注先に持っていって文句つけているのではないか?と捉えられる危険性。
基本的に、著作権以前の問題をはらんでいると思うのです。
ですので、本来なら話し合いで解決できているのではないでしょうか?
相手が著作権をたてに拒むのであれば、弁護士なり裁判なりでの解決しかありません、と思います。
そこまで煽ってしまったのは貴社にも原因があると思うのですけれど……。
詳しい説明ありがとうございます。
前の担当者は退職してしまった為経緯を確認できていません。
料金見直しについては、
私が参考の為他の印刷業者から合い見積を取ったと話したら
紙のランクを落とすなどすると提案してきました。
その後再見積したのですが何故か割高になってましたけど。
私も経緯をかなりはしょってますが、
最初からケンカ越しではなく、かと言って下手に出るでもなく相手の対応の悪さに合わせてこちらも言ってます。
結局どこが悪いかといえば
これまでなあなあにやってきた自社だということに
今更ながら気づいた次第です。
著作権で見ても相手に分があるようですので
デザイン一新するまでは仕方なくそこに発注するしかないようですね。
買い取るほど良いデザインでもないので。
今回の事を教訓に、次回デザイン変更の際は
きちんと契約を取り交わせるようにしたいと思います。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
デザイン会社に勤務するものです。
著作権は制作物の工程にかかわった制作会社と広告会社、クライアントの3者に生じ、契約書等がなくても発生します。
でも生のデータがなくても完成物で印刷会社は見積もりを出せますよ。
普通はそうしていますよ。
そのデザイン会社は昔ながらのどんぶりで、データを渡せば仕事が逃げると思うのでしょうが、JSYMさんも口約束でデータは流用しないといっているようですからどちらもおなじような状況だと思います。
データの流用はしない旨、一筆いれるからという話の仕方もあると思います。
いいデザインで安くやるのでしたら
昔の生データは忘れて、
新たにデザインの見積もりをとる。
印刷は印刷会社ではなく、インターネットで発注する印刷会社に発注する。これで社内報が100万円安くなった経験があります。
このやりかたであれば相対的に
いちからデザインをおこしても
予算は充分みあうとおもいますよ。
いい会社案内ができることをお祈りします。
がんばってください。
ありがとうございます。
次回デザイン変更時にはネットでの発注も見てみます。
100万安くなるなんで相当ですね。
頑張ってみます。ありがとうございました。
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