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こんにちは.
某私立大学修士2年 専攻は土壌学です.
突然ですが,質問させていただきます・

私は主に農業現場においての調査,分析を行っております.
実際に農業現場に行って→生育,収量,土壌調査→持ち帰って分析
がスタイルの研究です.

同じ様なことをしている人はいると思いますが,農学の中でも本当に農業に隣接している感じです.なので,分析等もどちらかというとマクロ的なざっくりとした分析です.例えば,土壌中の可給態P,pH EC,交換性陽イオン,植物体も多量元素,微量元素等の分析です.

大抵は土壌分析法に乗っ取っていますが,うちの研究室では少しやり方を変えています(土壌分析法は少々面倒なので)

そこで疑問が沸いたのですが,みなさんの研究室では実験器具どうあらってますか??
私の研究室は有機溶媒系は全く使わず,塩酸,硝酸,過酸化水素,過塩素酸,硫酸,くらいが危ないもので後は特に・・・という感じですが.

土を扱いさらにサンプル数が数百あり,測定元素によっては土の秤量が違うので,×αと膨大です.実験後はこれでもかと,ポリビン,ポリ試験管が発生します.ちなみにマクロチップ,ポリビン,ポリ試験管等はすべて使いまわしです!

サンプルが土,試薬も無機系なので,洗い方も結構簡単??なので,
ポリビン,ポリ試験管,ビーカー,→家庭用洗剤で洗浄後蒸留水ですすぐ.自然乾燥

メスフラスコ,メスシリンダー→水道水で10回すすぎ後,蒸留水で流す
自然乾燥

ホールピペット→中性洗剤で一晩つけて,8時間専用の機械で流した後,蒸留水でよく流す.自然乾燥

植物体の分析に使用するケルダールフラスコ,テフロンビーカーも同じです.バイテク関係の人はもっと繊細に洗っていると思いますが,一応,私の研究も微量元素は計測していますので(原子吸光),こんな洗い方でちゃんと計測出来てるのか少々不安になりました(笑)
今更?みたいな感じですが,みなさんの研究室ではどのように洗浄なさてました??

A 回答 (3件)

土壌分析とは直接関係がないものです。

ただ、連綿とした実績のある土壌・肥料分析ではありますが、現実の現場ではNPKCaMg他ミネラルは、生産者にとってすら「水か空気」にも等しいほど、簡単で「知識」としての価値がないものではないでしょうか。恐らく1975年程度の市井のレベルではないでようか。
今、市中に出回っている肥料の成分表示をみると3~4桁の数字が表示されています。ついでなら5桁、6桁でも、誰も関心を持ちません。
今は、「有機液肥」ではないですか。作物に有機物が直接吸収され、同化される時の経路とエネルギー消費ではないですか。旧態依然としたNPKで重箱の隅をつついても、目くそ鼻くそを笑う、類でしかありません。
今は、有機物の直接吸収の経路とそのエネルギー消費が花形です。ケルダールではありません。
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実体験です。


外国での研修で、多数の比較的微量のリン酸の比色分析をしました。
私がびっくりしたのは、その実験室では、分析用の器具類を、「水道水で洗うだけ」だったことです。
水道水ですよ。
質問したところ、その土地の水道水はリン酸をごくわずかしか含まず、妨害する成分も含んでいない。へたに洗剤などを使う事は、かえって汚れの元になるし、無駄でもある、とのこと。
納得した次第です。
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この回答へのお礼

こんにちは。返信ありがとうございます。

水ですか(笑)なんとも豪快ですね。最近の家庭用洗剤は結構優秀だと、担当教員は言っていましたが・・・・

ありがとうございます。

お礼日時:2009/10/29 14:57

ちゃんと洗浄できているかどうかを確認するためには、


洗浄後の器具をサンプルをいれずに同様の分析を行い、
ゼロの結果が得られれば、その分析に対象の物質に対して、
洗浄出来ているかがわかります。
ただし、その他の試薬や蒸留水から混入する不純物も含まれますが。
その洗浄方法で良いかは、その分析の精度、検出限界によるので、
一般的にどの洗浄方法が正しいというものはないと思いますが。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

一応、どの元素を測定するにもブランクは設けてるので、その数値は0もしくは-を示すので、大丈夫なのでは?と思っています。

>その洗浄方法で良いかは、その分析の精度、検出限界によるので、
一般的にどの洗浄方法が正しいというものはないと思いますが。

するどいご指摘ありがとうございます。目的が違えば、洗浄方法も違いますよね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/29 15:06

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