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国立大学の医学部に通う学生です。今大学で解剖学を学んでおり、来る試験に向けてラテン語を覚えているのですが質問があります。

基本的には日本語名のそれぞれの単語をそのままラテン語訳すればいける(例:上腕動脈だったら、上腕はbrachialis、動脈はarteriaだから、arteria brachialisのように)のですが、肘正中皮静脈の場合前記のようにラテン語訳すると、肘はcubiti、正中はmediana、皮はcutanea、静脈はvenosaより、venosa cutanea mediana cubitiとなるはずなのですが、実際に教科書に書いてあるのはvenosa mediana cubitiで、cutaneaの部分がなくなっているのです。
なぜこのようになっているのでしょうか。また何か法則はあるのでしょうか。このような例は他にもたくさんあるのでどうすればいいのかわかりません。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

解剖学ラテン語に詳しいわけではありませんが。


まず、どんな言語でも省略表現というものがあることはわかりますよね。もうすぐセンター入試が始まりますが、「センター入試」の代わりに単に「センター」と言うこともあります。「もうすぐセンター始まるよね」とか。
ラテン語でも省略してわかる場合にはよく一部の語を省略してしまいます。
盲腸のことは本来はintestinum caecumなんですが、このintestinum(腸)の部分を省略してcaecumだけで済ますことが多いことはご存じでしょう。ラテン語でcaecumは(盲の)(英語だとblind)の意味で、これだけ考えるとおかしいのですが、他にcaecumがつく解剖用語がないので誤解の恐れがないわけです。
右心房はAtrium dextrumですが、この場合、名詞のAtriumを省略してdextrum(右の)にすることはできません。なぜなら、他にcrus dextrumのようにdextrumで終わる解剖用語はたくさんあるからです。
venosa mediana cubitiの場合、文字通りには確かに「肘正中静脈」ですが、これだけで誰が見ても「肘正中皮静脈」のことだな推測できるので、このような省略が行われるのでしょう。
省略して意味不明になる場合は省略できません。それが省略の法則です。
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この回答へのお礼

返事が大変遅れて申し訳ありませんでした。
なるほど省略だったのですか。それであれば納得できます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/07 09:08

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