激凹みから立ち直る方法

証券化の目的の1つは
1.オリジネーターの流動性の低い資産を現金化すること
2.債務をBSから抜き、自己資本比率を高めること
だと知りました。

よく証券化対象資産として使われた不動産は
近年、供給過多や人口減少で期待収益が見込まれず、
売却価格が低下しているのではないかと考えています。
また、SPVの連結化の動きが生じています。

したがって、不動産を証券化するオリジネーターのメリットも
薄れてくるのではないかと予想しています。

現在、証券化の主流はどの資産で、利用者はどんな企業なのでしょうか。
また、今後の証券化対象の主流となる資産は何でしょうか。

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

>証券化の主流はどの資産で



「誰にとっての」という前提条件が必要です。証券化は運用サイドと調達サイドの双方で利用可能なので。

不動産証券化でも、CMBSのようにショッピングセンターが設備投資資金として用いる場合、または事業会社がBSを軽くする目的で行う場合もあれば、RMBSのように住宅市場の金融資産として重視されているものもあります。また金銭債権の場合は、自動車ローンやクレジットカードローンABSのような古典的な金融機関債権の証券化もあれば、CDO・CDSのようなクレジットとデリバティブを組み合わせた証券化もあります。このほか、航空機・知的財産権・診療報酬債権・病院などいろいろな証券化が実現されています。

しかし、今後も不動産・金銭債権が証券化の主な対象であることは変わらないでしょう。航空機や病院などは数に限りがあるし個別性も高いので証券化が面倒だからです。利用者は、調達側は不動産は住宅金融支援機構、マンション建設事業者、ショッピングセンターなど、金銭債権は銀行やクレジットカード会社などです。運用サイドでは保険などの機関投資家と投資ファンド、年金基金などになると思います。
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この回答へのお礼

なるほど!丁寧なご返答ありがとうございます。
主流は変わらない、そしてその理由が分かってありがたいです。

お礼日時:2009/12/25 14:33

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