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普段使用している計測器は期限が定められていて、その期限になると校正に出します。
ここで疑問に思いました。

校正するためには基準となる別の装置の計測値と比較し調整するのだと思います。
では、その基準装置はどうやって校正する? → 別の基準装置で校正
……と辿っていって最終的に大元になる装置はどのように校正(計測値の保証)されているのでしょうか?

A 回答 (7件)

>それはどの様に校正されるのでしょう。


紹介した産総研の計量標準総合センターのhpに説明が載ってます.
標準を作る研究と校正を行ってます.
「電気・量子放射標準分野」の標準は,ここに載ってます.
http://www.nmij.jp/org/lab/

標準を作る研究は,「研究トピックス」を読むと参考になります.
http://www.nmij.jp/public/topic/
sパラの標準も作ってるようです.
http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

リンク先は私には少々荷が重い部分もありますが、頑張って読みたいと思います。
一点だけ、最初のリンクに各分野の標準が記載されており「不確かさ」も記載されています。この「不確かさ」の量(大きさ?)はどの様に決定されるのでしょうか? 何らかの理論から導かれるのでしょうか?

お礼日時:2009/12/29 06:53

 標準からトレーサビリティをもって校正されていきます。

最終的には国の基準となるものにたどりつきます。(国家間は多くの場合お互いに認証している)
 不確かさについては実験で行うものと、その仕様によるものがありますが、実験でのばらつきは本当に正しく表しているのか?(ばらつきを精度よく求めるためには多くの実験が必要だし外乱の影響もあります)、仕様としているものは本当に信頼できるのか?などという疑問があります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
「不確かさ」についての簡潔にご説明いただき、良く理解できました。

お礼日時:2009/12/30 07:13

国際標準とか国家標準とういのは、校正しないんです。

だから標準なのです。

例えば、国家標準と何か被校正機器を比べて、どの程度狂っているかを
知ることが校正です。

何を使って比べるかですが、これには別な比較のできる機器が使えて、
その精度がすごく悪くても差し支えない(ちょっと言い過ぎ?)
というやり方があります。

たとえば、10.000000Vと10.000001Vは0.1ppmの違いがありますが、
これを比べるときに、同じく0.1ppm以上の精度の比較器が必要かと
いうと、そうではありません。差である、1μVが測れれば良いのです。

1μVが1%の確かさで測れるものがあれば、上記の0.1ppmの差は
0.099ppm~0.101ppmの許容差内で比較できたことになります。

実際に国家標準などを、このようにして比較しているかどうかは
知らないのですが、少なくとも、校正の無限連鎖という呪縛からは
この説明で逃れられるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
何と言うか、考え方?が見えてきた気がします。

お礼日時:2009/12/29 06:48

大元は計測器によって主に3通りあって、国際標準、国家標準、メーカなどの標準です。


重さについてはキログラム原器というものがありますが、狂いが生じないよう非常に大切に保管されています。電圧計測については電子単位で調整が行われています。特殊なもの、例えば電波測定用の一部のアンテナについては最終的には理論値との比較になります。さらに特殊なもので国際標準や国家標準と照らし合わせることができない場合は、メーカなどの基準をもとに校正を行うことになります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
キログラム原器というのはイメージとして解り易い様な気がします。
でも、
> 電圧計測については電子単位で調整が行われています。

これは電子単位の測定が行われているという様に思えます(間違っていたらすみません)
では、その電子単位の測定を行う装置はどの様に校正されるのでしょうか、最終的には理論値になるのでしょか。


> 例えば電波測定用の一部のアンテナについては最終的には理論値との比較になります。

理論値と比較する測定値(アンテナからの出力電圧?)は、その(電圧)計測器の出力値を信じるということになるのですか?

お礼日時:2009/12/28 17:38

較正の連鎖が国家標準につながることをトレーサビリティといいますが、


このトレーサビリティを担保するために、日本ではJCSS(校正事業者登録制度)という制度があります。

測定器のユーザーはこの登録事業者に較正を依頼し、各登録事業者の装置は日電研などの指定校正機関で校正し、指定校正機関は計量標準総合センター(産業総合研究所の一部門)の装置で校正します。

国家間の校正は計量標準総合センターが責任を持ってやっています。

最終的な計量標準の管理は、実務的にはパリにある国際度量衡局(BIPM)が各国の協力を得て行っています。日本国内では計量標準総合センターがこの任に当たっています。

http://www.iajapan.nite.go.jp/jcss/std/index.html

参考URL:http://www.jcsslabo.or.jp/
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

> 指定校正機関は計量標準総合センター(産業総合研究所の一部門)の装置で校正します。

この装置の校正はどの様に行われるのでしょう。

お礼日時:2009/12/28 17:29

最終的には,国家計量標準によって校正されます.


日本では,産総研の計量標準総合センターがその役割を負っています.
http://www.nmij.jp/

世界での計量標準も一致する必要がありますが,それはメートル条約の下で世界各国の計量標準機関は国家計量標準の相互承認を行い,国際的なトレーサビリティ体系を構築しています.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

おそらく計量標準総合センターに基準計測器があるのでしょうね。それはどの様に校正されるのでしょう。

お礼日時:2009/12/28 17:27

はじめまして、よろしくお願い致します。



その根本の校正するものは、メーカーの特別なところに保管してあります。(わたしの場合は、ミツミという企業でした)

その器機も国家基準をクリアーするためプロが時々?点検にきます。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

> その器機も国家基準をクリアーするためプロが時々?点検にきます。

ということは、更に大元の基準計測器があるというこよですよね? それはどの様に校正されているのでしょう。

お礼日時:2009/12/28 17:25

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