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敬語の使い方についてお尋ねです。
相手からなされる行為での「ご案内」「ご依頼」・・・には敬語として「ご」をつけますが、自分からの行為は「ご」をつけるのは間違いでしょうか?
相手に対して「ご案内いたします」と普通に使われます。では、相手に何か依頼する文書を発送する場合、「ご依頼です」という使い方は間違いでしょうか?
「お願いします」の「お」も自分からなす敬語だと思いますし。

ご教授願います。

A 回答 (3件)

 「敬語の使い方についてお尋ねです。



もう、ここからすでにアウトです。
「お…です」「ご…です」などの形は、基本的に、立てる相手のものに対して使う尊敬語です。
「お見舞い」「お土産」などひと固まりの美化語として定着している物などを除けば、自分の
行為に対しては使ってはいけません。
「ご依頼です」も、もちろんアウトです。

どうも、「お」や「ご」にしか注意が行っていないようですが、自分の行為に対して謙譲語
として使われる場合は、「お…する」「お…します」という形が基本です。
さらに丁寧に「お…いたします」「お…申し上げます」などとする時もあります。
したがって、上の例なら、

 「敬語の使い方についてお尋ねします。」

というべきところです。

また、「お…する」「ご…する」という形の謙譲語は、その行為の向う先の相手や、その行為に
よって恩恵を受ける相手などを立てる表現なので、自分のするどんな行為に対しても使える
わけではありません。
使えるか使えないかの線引きは単純ではないので難しいと思いますが、私も、#1さんと同じく
「ご依頼します」は不適切だと感じます。
やはり、「お願い」などの言葉を使うべきでしょう。
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「ご」や「お」は一般的に「美化語」と言われるもので、


名詞をていねいに美しく飾るものです。
「ご」は元々中国から伝わってきた「漢語」につき(例外多数)、
「お」は日本で発生した「和語」につきます(例外少数)。
名詞の美しい飾りですので、自分側にも他人側にも使用できます。

例に挙げられた「ご案内いたします」ですが、
本来は「(私が)ご案内をいたします」が正しく、
「を」が省略されて定着したものです。
(厳密に言えば「を」を除いたことで二重敬語となり、
 不適切な敬語なのですが、現代では許容範囲とされています。)

もとの語は「案内」(名詞)“を”「する」(動詞)となります。
相手に対して敬意を示す意味での敬語(尊敬語もしくは謙譲語)としては
動詞を変化させます。
この文の主語は「私」ですので「する」は謙譲語として「いたす」もしくは「させていただく」と変化します。
一方、名詞は相手に敬意を示す為にそのものの形を変化させることはありません。
あくまでも丁寧さと美しさをあらわす意として「案内」を「ご案内」と美化しています。
つまり「案内をする」の正しい敬語表現は
「(私が)ご案内をいたします」「(私が)ご案内をさせていただきます」となります。

これをふまえて。
「(これはあなたへの)依頼です。」を敬語に変えるならば、
「依頼」は名詞ですので、美しく「ご依頼」に出来ます。
(しなくてもOKです。)
大切なのは動詞「です」を変化させ「でございます」にすることです。
すなわち「(ご)依頼でございます。」が正解です。
※主語が人ではなく物ですので、尊敬・謙譲はありません。
ただ、「これはあなたへの依頼です」というのは
ビジネス的にはあまり使わない言い回しではあります。
「(私はあなたに)ご依頼をさせていただきます。」
あたりが良いのではないでしょうか。

おまけですが、「お願いします」も先の例にならい
「(私はあなたに)お願い(名詞)“を”する(動詞)」の
「を」が省略された形です。
この文の主語は「私」ですので、謙譲語の表現としては
「お願いをいたします」「お願いをさせていただきます」が適切です。
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この回答へのお礼

ご回答を頂きありがとうございました。専門の方でしょうか?読めば読むほどに納得できる文章です。大変勉強になりました。

お礼日時:2010/01/27 08:28

自分からは依頼ではなく「お願い」です


相手からの依頼に対しては「ご依頼の件」のように使いますが
お申し付けいただいた件、がいいと思います

こちらにご案内いたします
ご案内いただきありがとうございました
案内を頼むときは
「案内してください」ではなく「(道順など)教えていただけないでしょうか」
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