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木は動物と違って枝が数本折れたぐらいでは
どうにもならなさそうですし、本を読んでいたら
木の幹の元々ほとんどは死んだ細胞であると書いてありました。
それでは、木はなぜどのようにして死ぬのでしょうか?
昨日まで生きていた大きな木が、ある日いきなり死ぬなどということはあるのでしょうか?

それと、切り出してきた木はいつ死ぬのでしょうか?
切ったらすぐに死ぬというわけではありませんよね?

A 回答 (4件)

植物学を専攻している大学生です。



 snow023さんがおっしゃる通り、木の幹(樹幹)は殆どの細胞が死んでいます。幹の中で「生きている」部分は、樹皮のすぐ内側にある形成層という部分だけです。幹の内部に入っても柔細胞と言われる細胞がわずかに生きていますが、大半の細胞はすでに死んでいます。

 ここに書き込んでいる方の殆どが、「植物は動物よりも生命力が強い」とお考えのようですが、実際はそれほどでもありません。
 冬季に、土壌が凍って根から水を吸い上げられなくなれば、あっという間に死んでしまいますし、夏の暑さで形成層がやられると「皮焼け」を起こして死んでしまいます。
 それに、マツノザイセンチュウなどのセンチュウ類が通導組織(道管や仮道管)に入り込むと、通導組織が詰まってしまって枯死します。
 このように、ほとんどの植物が死ぬ原因は、寿命ではなく気象害や病虫害だと思います。

 あと、木は切ったからといって死ぬわけではありません。大半の広葉樹は、伐採しても「萌芽更新」をします。萌芽更新とは、切られた幹から再び芽を出して、植物体が再生することです。この萌芽更新を最大限に利用していたのが、最近話題となっている「里山」です。
 また、ヤマナラシという植物は「ちぎれた根」だけで再生できるという話を聞いたことがあります。この話が本当だとしたら、ヤマナラシの再生能力は樹木の中でもトップレベルだと思います。
 植物は、大半の方が思っているほど強い生命力を有しているとは思えませんが、再生能力は素晴らしいものを持っています。
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この回答へのお礼

遅くなってすみませんでした.
植物は面白いですね.
ありがとうございました.

お礼日時:2004/10/12 23:44

 植物の生命と動物の生命は観念が違うと思います。

植物の場合は、折った枝から新しい生命が芽生えますから、生命全体の死と言うよりは、細胞毎に生死があると考えた方が分かりやすいかと思います。
 基本的には古い細胞が増えて光合成よりも呼吸が大きくなれば、栄養不足により徐々に枯死します。また、あまりに幹が太くなりすぎると中心部分から菌類などにより分解されていきます。
 切り出した木も徐々に細胞は死んでいきますが、光合成のできる部分か、芽を出せるほどの活力が残っている部分であれば、その部分だけ折って育てることができるでしょう。
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伐採とか、山火事の場合(人間なら事故死のようなもの)はともかくとして、寿命が来て枯死する場合は、「ある日いきなり」ではないでしょう。


人間の場合でも、老衰死の場合、次第に体力や免疫力が弱まり、ゆっくり死を迎えますよね。
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細胞の中にある核の活動が停止したときではないでしょうか。

 いわゆる細胞分裂をしなくなっときでは。
 植物の生命は葉から光合成により作られた養分がその生命維持の源です。 それがなければ根は生きられません。 その根から吸収された水や栄養分が木全体の生命を補っています。 したがってその養分の通る道(形成層)が全て破壊されれば死に至ります。

 根が死んでから全体の死に至りますので、根が生きている限り死ぬことはありません。 これを利用している増殖法が接木ですね。 

 したがって切り出してきた木が必ず死ぬとは限りません。 落葉樹や常緑樹の中でも生命力のあるものは根元より切断しても芽を出す植物は結構あります。
 (切り出してきた幹の部分はすでに蘇生する見込みはありませんので最初にいった細胞分裂停止の時と考えてください。)
 
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