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先日大学で、組織からゲノムDNAを抽出する実験をしました。
その際、DNA抽出液としてNaCl液と洗剤を混合したものを用いました。
これらは、どのような作用をするものなのでしょうか。
また、抽出液を加えた後、加熱するのにはどういった意味があるのでしょうか?


どちらか1つでもいいので教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

操作がまるで書いてないので実際には答えの書きようがありません。

DNA抽出法というのはたくさんあるのです。そういうことが理解できますか?
推測するに、高校生でもできるDNA抽出という手順に沿ってやっているようなのですが、少し異なる手順の物がいくつか存在するようです。質問者さんの手順が下にあげたサイトにある物と同じとしての答えです。
洗剤についてはそのサイトに
“この時,リン脂質でできた細胞膜や核膜は界面活性剤(洗剤)の働きで破壊され”とあります。その通りと思います。
NaClのはたらきはこのサイトには書いてないですね。ここでは、高濃度のNaCl(2M(2mol/l)とか1.4M NaCl)を使っています。この濃度だと、DNAにくっついている、ヒストンをはじめとする色々なタンパク質がDNAから離れます。ですから、これらタンパク質を引っぱがして、DNAを溶液中に裸でさらすために入れていると思います。
一度に全部入れないで順番に入れる、NaClをあとから加えると、溶液の粘度がNaClを加えた後に上がる(DNAが裸で溶液中に出てくるため)のが観察されるはずです。このような粘性はDNAのような長い分子が溶けている溶液の特徴です。
加熱はタンパク質を変性させるためです。実はDNAも熱変性するので結構きわどい操作だと思いますが、2MNaClがあるためDNAはただの水の時よりだいぶ熱変性に強くなっています。NaClを加えたのはDNAの耐熱性上昇もねらっているかもしれません。
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/kou_dna/d …
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 DNAの構造を見るとわかるのですが、リン酸基によってDNA自体が負の電化をおびています。

そうすると、その反作用によって、DNAどうしが、反発しあってしまいます。そこに、NaCl液を加えることで、Naイオンが、共有結合を誘発して、DNAが溶液中で安定するのです。
 洗剤という言い方は、あまりこのましくないですよ。界面活性剤としたほうがより大学生としてふさわしい言い方です。質問者の質問の仕方が、ちょっと変だったので、一瞬わかりませんでしたが、界面活性剤は、細胞膜を破壊する目的で、使用します。DNA自体が疎水性のリン脂質を多く含んだ細胞膜および(核の細胞膜)でおおわれているため、DNAを抽出するためには、どうしてもこのプロセスを踏まなければなりません。
 また、加熱することにより、細胞膜の破壊の補助をすることとなり、また同時にタンパク質を変性させるためです。目的は、DNAなので、タンパク質は必要ないので。 
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