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他人の不幸を喜んで優越感に浸る女の生物的正体とは?

他人の不幸を喜んで優越感に浸る人が男女問わずいます。
これは一体どういう心理的メカニズムによるのでしょうか?
動物としてのヒトが持つ生来的本能なのでしょうか?
また、誰もがそのような側面を持ち合わせているとはいえ、
その程度に大きな個人差があるのはなぜでしょうか?

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人間の性格は、育った環境の影響も大きく受けるとはいえ、
やはり生まれつきの「悪人」がいると、経験則上感じています。
例えば、同じく苦労して育った人間であっても、
その人格は次の二通りのタイプにハッキリと分かれます。
(1)自身の経験から、人の痛みを理解する人間。
(2)人に自分以上の苦しみを与えないと気がすまない人間。

もちろん善悪の基準は人間社会が決めたものに過ぎません。
例えば、殺人が悪であり、人道に反するとされるのは、
人間同士が決めた契約に過ぎないということが、
生物学の世界では常識のようです。

人間の倫理観も、生物学の世界では打算の産物と言われます。
もしも突然この世から法律がなくなったり、
悪いことをしても処罰されない特権階級が生まれたりしたら、
殺人を犯しても罪に問われない特権を手にした男性が、
強いオスとして女性からモテモテになるでしょう。

そして、残酷なことに、人間として優れた善人が、
子孫をたくさん残す生物的優等生とは限りません。
人間として優れていることと、生物として優れていることは、
互いに全く別物であり、両立しないことが多いような気がします。
善人だけが子孫を残していれば、我々はみな善人のはずです。
歴史上の善人は子孫が残らず、死に絶えてしまったのでしょうか。

やはり、人間にこのような攻撃性やマイナス思考があるのは、
動物の進化の過程で必要だったとされる本能が、
今でも名残として残っているためなのでしょうか?

もう少し具体的な事例は、以下で述べることとします。

時々このような女性を見ます。
(わかりやすいようにわざと誇張して書きます。)

彼女らは、長身で高学歴の男性が好きと言います。
理由は、子供に男性の体質や知能が遺伝するからだそうです。

しかし、子供に遺伝するのは、男性が持つ先天的素質のみです。
男性の身長や学歴は、先天的素質ばかりではなく、
10代までの育った環境、親が与えた環境などの、
後天的影響も少なからずあります。
先天的素質に恵まれながら、大人になるまでの短い間、
後天的素質である環境に恵まれなかったため、
素質が開花せずに大人を迎えてしまった人もいます。

ところが、恐ろしいことに、この種の女性の中には一部、
このような(ある意味気の毒な)男性を見下して、
優越感に浸る者がいるのです。
ごくたまに、環境に恵まれなくても、生まれつき頭が良いのか、
塾にも通わず独学でエリート大学に合格する苦学生もいます。
「バカが子供に遺伝するのは嫌だ」と言いながらも、
恵まれた環境で育った低学歴の遊び人以上に、
このような貧乏苦学生を見下す女性がいるのです。

冒頭で挙げた例とは逆になりますが、不思議なことに、
経済面や愛情面などで恵まれた家庭で育ったはずの女性も、
次の二通りに分かれます。
(1)素直で純真な人間に育ち、どんな人にも愛情を持つ女性。
(2)家柄で人を見下し、恵まれない人を内心で見下す女性。
同じいわゆる「令嬢」でも、このように性格が割れます。
実際のところは、前者(1)のタイプが多いと感じていますが、
たまに後者(2)のような女性もいます。

自身の経験則を総合すると、どう考えても、
人間の性格は生育環境だけでは説明がつかない気がします。

やはり、男女を問わず生まれつき悪い人間はいるのでしょうか?
また、そのような悪人も、生物学的視点からは、
生物界全体の進化向上にとっては必要であるが故に存在する、
“必要悪”と考えられるのでしょうか?

A 回答 (3件)

>子供に遺伝するのは、男性が持つ先天的素質のみです。




違います。
遺伝は、双方の親からの染色体を半々に受け継いだものです。
男性だけから遺伝的素因を受け取るのであるなら、あなたはミトコンドリアイブをどう説明する気ですか?

この回答への補足

一つ目。

>男性だけから遺伝的素因を受け取るのであるなら、

いったい誰がどこでそんなこと言いましたか?


二つ目。
質問の「要旨」を理解いただいていますか?
文章(この質問を含む)というのは、
枝葉の説明ではなく、全体(の流れ)にその命があります。
そこを理解いただいているのでしょうか?

補足日時:2010/03/02 03:04
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生まれたときは皆等しく、純粋な子供だと思います。


生まれたばかりの双子を別々の環境で育てる実験をしたら、全く違う性格になりましたし(私の知っている双子たちは皆、マナカナみたいに似たような性格をしているのに)、やはり育った環境によって性格は変わるのでしょう。
では、育った環境というのは、親に与えられたものだけでしょうか。
きっと学校や社会での友人、付き合ってきた恋人などの人間関係も、本人の人間形成には大きく関わってきます。
(例えば、男性に遊ばれたり騙されたことのある女性は、男性の価値をお金で見出だそうとするようになります)
それと、お金持ち=環境がいいとは言い切れませんよね?
お金持ちの家のほうが、実は父親が愛人を囲っていたり、お金のせいで親戚とトラブルを起こしたり、家庭の中は穏やかではないことが多い場合があります。
既婚の年上男性と不倫をする独身女性は、小さい頃に父親の愛情を受けてこなかった、なんていう話もありますよね。

余談ですが、中学高校時代に陰湿なイジメを行う生徒(男女問わず)は、母親から愛情をたくさん注がれている人が多かったです。
そして、親の前では必ずいい子なんですよ。
ハタから見たら良い家庭でも、内情は分からないですね。
一概に「これが理想の家庭環境です」とは言えないのかもしれません。
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>他人の不幸を喜んで優越感に浸る人が男女問わずいます。


これは一体どういう心理的メカニズムによるのでしょうか?
動物としてのヒトが持つ生来的本能なのでしょうか?

おっしゃるとおり「>生来的本能」が大いに関係しているでしょう。
ただ、「他人の不幸を喜ぶ」というのはひとつの形態にすぎないのであって、根本的には、相対的な価値観でしか自己基盤を確立できない憐れな(ある意味で健気な)人種と言えます。
いわゆるアイデンティティ無しには人は生きられないようですが、このアイデンティティを確立するには案外手間がかかります。
動物としての(無くてはならない)本能を適度に制御しつつ、精神の高みを目指すよう人はプログラムされているわけですが、本能を制御するということは中々難しいことです。
しかも自主的にそれを為すとなれば余計に難しいでしょう。

そこで、自らは努力せず、自分よりも弱い立場のものを見つけ、その者と比較することによって自らの優位性を確認しようとします。
これによって彼の存在意義は確立され(たと勘違いし)安心するわけです。
ところで、「弱い」と判断する基準が、二義的ではありますが問題になります。
一般的には「異質性」を以って弱いという判断が為されるのではないかという気がします。
こういった人々は「他人と違わないこと」に腐心することでしょう。
ゆえに、「他人の不幸を喜ぶ」というレベルから「他人の不幸を醸成する」段階へと足を踏み入れる者がいたとしても何の不思議もありません。
 
生来的とはいえ本能に操られつつという状態でしかアイデンティティを確立できないというのは、人間としては不幸な状況ということが言えます。
なぜ不幸かと言えば、(進化論を信じるとすればですが)動物が人間へと進化した、まさにそのほんのわずかの違いが、本能に対する制御が可能かどうか、という点だからです。
つまり、
「他人の不幸を喜んで優越感に浸る」ような人は、この違いをクリアしきれていない人種という結論が導かれることになります。

ところで、
「>動物としてのヒトが持つ生来的本能」と
「動物の本能」とは区分して考えるべきだろうと個人的には思います。
「>動物としてのヒトが持つ生来的本能(のひとつ)」とは、ここでは「アイデンティティの確立」を指すわけですが、この観点からすると、
「他人の不幸を喜んで優越感に浸る」ような人は、この確立方法を誤った人である、ということに気づかれると思います。
(時節柄なので)オリンピックに譬えれば、金メダル候補の失敗を願う(あるいは足を引っ張ろうと画策する)選手のようなものです。
何が誤りかと言えば、自らの(人間としての)可能性を貶めていることになる(しかも、そのことに気づけない)からです。

>やはり、男女を問わず生まれつき悪い人間はいるのでしょうか?

上で述べてきたような私見に基づけば、基本的には、【生まれつき】悪い人間というのは存在せず、あくまで「作られるもの」だと考えます。
なぜならば、「生来的本能」を制御していく超自我性というものは動物との違いとして人間に【芽として】備わってはいますが、それは育てていかなければ育たないものだからです。
いくら踏まれても芽を出すたくましいものもあるでしょうが、これは個体差があります。
ひねくれた方向に育ったり、あるいは途中で枯れてしまうものだってあるでしょう。
また過保護に育てすぎても正常な発達は望めません。
適度の栄養と適度の水分と適度の陽の光りを必要とする植物のようなものです。

無論、植物と違うのは、人間は成人ともなれば自己責任が伴うということです。
責任は負わなければなりません。
しかし、そうなった原因が全て本人だけにあるということとはまた別の問題です。
「>人間の性格は生育環境だけでは説明がつかない気がします。」
とおっしゃる点については、このような感想を述べるにとどめておきましょう。

>また、そのような悪人も、生物学的視点からは、
生物界全体の進化向上にとっては必要であるが故に存在する、
“必要悪”と考えられるのでしょうか?

「必要悪」というわけではなく、生物学的視点からは、
単に「そういったものだ」という確率論になるのではないか、という気がします。
総体としてどうなのか、ということは留意されても、個体ごとの評価をしようとするのは(生物学的には)おそらく無意味でしょう。

人という種族が仮に進化すべき方向に向かうならば、そういった個体(悪人)の出現する確率も次第に減ってくるだろう、ぐらいのことになるでしょうか。
さらに言えば、そうなった時点では「悪人」の概念もまたさらに進化?というか、他の要素が組み込まれている可能性はあるでしょう。

とりとめもない感想に終始してしまい失礼しました。
  

この回答への補足

>とりとめもない感想に終始してしまい失礼しました。

いいえ、とても素晴らしい分析だと思います。
ありがとうございます。
お礼はまだ済んでいませんが、
都合により質問を先に締め切ります。
(お礼の方は気長に待ってください。)
参考にさせていただきますね。

補足日時:2010/03/02 05:00
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