
ルアー釣りに使うルアーを自分で作りたいと思っています。
そこで、流体力学でルアー(疑似餌)がどう動くのかを解析、予測出来る様になりたいと考えています。
例えば、「スピナーベイト」と呼ばれるブラックバス用のルアーには、ブレードと呼ばれるラグビーボールを半分に切ったような形状の金属板で出来た、回転するパーツが付いているのですが、どの様な形状、表面加工(凹凸など)にすれば回転レスポンスを上げることが出来るか、浮力、モーメントがどこにどうかかるのか、水流などを全て把握したいと思っています。
また、「クランクベイト」と呼ばれるルアーは、左右にお尻を振る動きをするのですが、「リップ」(抵抗板)の形状、ボディーの形状によってどういう動きになるのか、も全く分かりません。
何を学べば分かるようになるのでしょうか。お勧めサイト、参考文献なども教えて戴きたいです。よろしくお願いします!!(※大学初級程度の流体力学の知識はあります)
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
ずばりお答えしましょう。
動きを予想するのは、無理です。実験して、経験則を積み重ねるしかありません。
理由は、時間的にも空間的にも一様でない状態(定常解ではない)で、開放系ですから運動量/角運動量/エネルギーなどが保存しないのです。また、流体力学のなかでも特に乱流や剥離流に属する問題で、非線形性が大きく、表面形状に強く依存するなど自由度も大きすぎるということも理由にあげられます。未解決の問題が多すぎるのです。したがって、真面目に理論を考えるより、実証したほうが早いし正確といえます。
ただし、計算が不可能かといえばそうでもなくて、ナビエストークス方程式の直接数値解析か有限要素法で扱えるはず。とてつもない時間を要しますので、おすすめしません(というか、一般人が持つPC程度では無理です)。数値流体力学(東京大学出版会 保原他)で感じだけはつかめるでしょう。
ちなみに、ルアーの腰の振り方はカルマン渦列に起因するものと思われます。典型的な非線形現象で、原理だけは流体力学を勉強すればわかります。スピナベのブレードの回転はおそらくベルヌーイの定理に起因するのでしょう。いずれも流体力学の重要項目ですが、これらが理解できたからといって、設計に生かせるだけの情報が得られるわけではありません。
瀬戸内海ジガーより
ご回答ありがとうございます!キーワードが多く、とても参考になります!!
私はだめ学生でして、一応大学では流体力学を学んだのですが、その先までは全く分からない、応用の利かない状態で卒業してしまい、今になってルアー設計を行いたく、学ぶ意欲が出てきました。。。
おそらく、有限要素法は母校のPCを利用すればある程度は計算が可能かと思います。(一応国立ですし…)
まずはご紹介いただいた書籍を読んでみたいと思います。ありがとうございます。
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