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 アメリカの対イラク戦争は「大量破壊兵器が無かった」という点から、アメリカは同時多発テロの恨みを中東の各国に八つ当たりと、戦争すれば儲かるという独りよがりの考えから、多くの民間人を犠牲にしたという解釈がメディアの報じ方としてあるなぁと、ワタシは受け取っています
 
 しかし
 この戦争でフセイン政権を倒すことができたことは、世界においての収穫にならないのでしょうか?
 アメリカの「すべての国はアメリカをモデルとした、民主国家になるべき。その国家思想を広めるための正義の戦争」という言葉を鵜呑みにするわけではありません。
 
 でも、
 フセイン政権下において、独裁者からの圧力に苦しんでいた人が沢山いたのではないでしょうか? 前にドキュメント番組でフセインjrの元側近達が恨みつらみを述べていたのを見て、「この政権が倒れたのはざまあみろだなぁ」と思いました

 そういったこの戦争がおきた有意義さというのはまったく無いのでしょうか?

A 回答 (6件)

そういえば、公明党の冬柴が「戦争に反対するのは利敵行為だ」としてイラク攻撃を容認していたのを思い出します。



イラク攻撃は国連安保理でも大変反対意見が続出し、審議不十分なままアメリカが強行したものです。
攻撃の大義名分も、コロコロ変化していったイラク攻撃です。
その後押しをしたのが日本政府でしたね(特に公明党)。

そもそもフセイン政権が強権になったのもアメリカの力によるものです。
自分で強くしておいて気に入らないから攻撃する・・・そんな話のどこが正義でしょうか。
そして壊しておいて復興支援というのも税金の無駄遣いもいいとこです。
また、この攻撃は恐ろしい先例となったと思います。
つまり、その国の政権が気にいらないのなら外国が政権を倒すために軍隊を派遣しても良いという先例となってしまったことです。
これでは国連の存在価値がありませんよね。

>この戦争がおきた有意義さというのはまったく無いのでしょうか?

有意義にしようとするなら、大いなる反省が必要でしょう。
劣化ウラン弾を使用してまで他の国の政権を倒す・・・・こんな馬鹿馬鹿しい話が許されてはたまりません。
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アメリカのイラク攻撃が可、なら、ウイグル族の独立運動を「テロ」と断定している中国は、ウイグル族の独立運動の組織があるアメリカを攻撃してもいいことになります。


アメリカのイラク攻撃は、国際法上、大変問題があります。
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同様の有意義なこととして、アメリカの北朝鮮攻撃が望まれます。


北朝鮮国民の悲惨な現状は、あの体制を倒すしか、救う方法がありません。
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フセイン大統領の息子が、気に入った女性を自分のものにしようとした話なんかを聞いたことがありますが、その目を付けられた女性やその家族にとってはフセイン一族の没落は歓迎するべきことでしょうし、毒ガスまで使われて弾圧されたシーア派の人々にとっては歓迎することでしょうが、しかし今のように無差別テロで毎日のように罪のない一般市民が死んでいる様子を見るとなんともいたたまれない気持ちになりますね。



フセインの圧政から逃れてアメリカに亡命していたイラク人のドキュメンタリーを見たことがあるのですが、9.11のテロが起きたとき、彼は「これがフセインを倒すチャンスだ」と前向きにとらえたんですね。ところが、彼はアメリカでタクシーの運転手をしていたそうですが、テロによってアラブ系にいわれのない差別が起きるようになって、自分がアラブ系と分かると乗車を拒否されたり、あるときはいきなり殴られたこともあったそうです。周囲のアメリカ人の自分を見る目が明らかに敵対視であることに彼は戸惑いを覚え、それでもフセインが倒されると彼はようやくイラクの地に再び帰ることができ、彼は意気揚々と故郷に帰るのですが、しかし故郷の人たちは戦争で平和な日常が奪われてしまった。「アメリカの手先」である彼を故郷は歓迎しなかったんですね。アメリカでは「テロリスト」と見られ、イラクでは「アメリカの手先」と見られる。彼はアメリカに戻り「これからはアメリカ人として生きていく」と決意するところで番組は終わっていました。

イラクの人々にとっては会社が潰れて嫌な社長と顔を合わせる必要もなくなったが、会社がなくなったから失業したみたいなものなんじゃないでしょうか。もう嫌な社長と会わなくていいんですよといわれてもビミョーですよね。
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このイラク戦争の影響で、


反欧米としてイラクの独裁者フセインと双璧であった、
アラブの狂犬と呼ばれたリビアの独裁者カダフィが
大量破壊兵器の開発を止め、国連の査察を受け入れ、
今まで敵対していた欧米諸国と和解し、
欧米諸国に対する今までのテロの犠牲者に賠償金を支払った。
イラク戦争以前、リビアが欧米諸国に対して様々なテロをやったので、
その報復として、米国は、80年代のレーガン政権下、
カダフィ殺害を目的にリビアへ空爆しました。
イラク戦争で同じようなフセイン政権が打倒された後、
カダフィは大人しくなって、ヨーロッパと仲直りし、
次に、米国と国交正常化しました。
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この戦争に有意義な点がないわけではないでしょうが、あまりに失われたものが多すぎたせいでかすんでしまっているのが実情みたいです。



強いて挙げるなら、ご指摘の通り、フセイン政権の圧政に苦しんでいた一部イラク国民の解放や、少なくともイラク国内での大量破壊兵器開発阻止したことなどがあるでしょう。

ただ、ご周知の通り、結果的に当時のイラクには米国が期待したような大量破壊兵器は存在せず、フセイン政権に苦しめられていたのも反体制派やシーア派住民、クルド人などであり、全国民を弾圧していたわけではありません。
むしろフセインの強権政治によって宗派対立が抑えられ、治安は今よりずっと良かったのも事実です。

アフガンはともかく、イラク戦争は大国アメリカによる先制攻撃であること、大量破壊兵器が無かったのに全土攻略という大規模作戦となったこと、これらによって他の独裁国家に、核兵器を持たないとイラクの二の舞になるという誤ったメッセージを与えてしまいました。

総じて言うなら、イラク戦争は百害あって一利ありといったところでしょうか。
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