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未上場企業なのに株式会社を名乗ってもいいのでしょうか?
銘柄検索しても出てこない会社が株式会社を名乗っているのを見かけるのですが、その場合株はどこにあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

>未上場企業なのに株式会社を名乗ってもいいのでしょうか?



もちろんです。
若干古いデータですが、平成19年11月末の概数で、
株式会社(特例有限会社を除く)は135万2000社存在し、
そのうち上場会社は3940社です。

したがって、株式会社のうち上場会社は全体の約3%以下ということになります。

株取引をしている人から見ると、“株式会社”というのは上場会社をイメージするのかもしれませんが、
日本に存在する株式会社のほとんどは中小企業であり、実際的に見て(また大抵の場合制度的に見ても)、
上場できるような会社ではありません。
ですから、上場していなくとも、株式会社というのはザラにある訳です。


>その場合株はどこにあるのでしょうか?

貴方が言う“株”とは、“株式”を指すのか、“株券”を指すのかは解りませんが、
両者の違いはご存知でしょうか。

株式とは、会社の構成員としての(割合的)地位(資格)のことをいいます。
“地位(資格)”ですから、目に見えるものではありません。
したがって、「株はどこにある」という問いに対する答えは、
その持ち主に帰属している、としか言いようがありません。
そして、株式をもっているとは、株主であるという意味です。

とは言え、目に見えない訳ですから、「俺は株式をもっている(株主だ)!」と言う人が現れたとき、
本当にその人が株主なのかどうか、外から眺めていたって解りませんよね?
そこで、会社は株主名簿というのを作成しなければならないとされています。
その名簿に記載されていれば株主であると解るわけです。

もっとも、名簿に記載されているから株主なのではなく、
株主だから名簿に記載されているのです。
だから、実際には株主ではないのに名簿に記載されていたり、
株主であるにもかかわらず、名簿に記載されていなかったりということもあります。

こうした株主名簿のシステムは、目に見えない株式という地位の所在を、
その株式を発行している「会社に対して」解りやすくするための制度です(法的には本当は違いますが、こう理解しておいてもらえばいいです)。

これに対して、その会社の株式を売り買いしようとする当人たちにとっては、
“株券”が手がかりとなり得ます。
株式は目に見えない地位なので、株式を買おうとする人から見て、
売り手が本当に株主かどうかは解りません。
ですから、この目に見えない地位を証明するものとして、従来“株券”というものが用いられてきました。
株券は、株主としての地位の証明書みたいなものだと思って下さい(これも法的には本当は違いますが、こう理解しておいてもらえばいいです)。

この株券の制度も、やはり株主名簿と同様に、
株券をもっているから株主なのではなく、
株主だから株券をもっているのです。
だから、実際には株主ではないのに株券をもっていたり、
株主であるにもかかわらず、株券をもっていなかったりということもあります。
※なお、現在は“株券”の発行は義務化されていません。

以上が、「株はどこにある?」という問に対して「個人に目に見えない形で帰属している」という答えの説明です。
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株式会社だからといって、株を上場したり公開したりしているとは限りません。


株式会社として登記しているなら、当然株式会社と名乗っていいです。
サントリーのような大企業だって上場してませんから。
上場していなければ、株券そのものがどこにあるかは分かりませんが、保有者は創業者(一族)や創業時に出資した知人などが多くなるでしょう。
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