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ミトコンドリアは女性のものが受けつがれていく、という事についてわかりやすく教えて下さい。生物は高校文系生物までしか(それも記憶とともに、、、うすらいで、、)知りません、、。無理を承知で、、お願いします。産院できいた話です。「男性はY遺伝子がずっと受け継がれていくけど、女性だって(遺伝子ではないけれど)ミトコンドリアは母方のものがずっと受け継がれるんだよ」と同室の方が教えてくれました(彼女も私も素人、、)。産後1年、、ずっとこのことが気になっていました。第一子で娘なのですが、なんだか少しうれしいような(「私のミトコンドリア?」)。

ミトコンドリアってそもそもどこに?何を、、、?という低レベルな話で申し訳ないのですが、、、教えて下さい。(呼吸に関係するのでした?ATP?とかいう文字が記憶にあるんですが、、)。自分でも調べましたが、他の方の質問が高度すぎて、私にはさっぱりなので、、。カテゴリが敷居が高かったのですが、どなたか無知な私に教えて下さい。加えて、ミトコンドリアの基本知識と、私と娘のミトコンドリアが同じ、ということは具体的にどういうことなのでしょうか?それも教えて下さい。(どれか一つでもかまいません)

(減数分裂くらいは理解できます。精子のしっぽの部分に男性ミトコンドリアがある、ことまでは理解できました。受精時になぜ男性ミトコンドリアが破壊されるか、も調べてわかりました)

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ミトコンドリアとは細胞質中に存在する細胞小器官で、その主な役割は、ATPの合成(細胞内呼吸)です。


外呼吸(一般的な意味での呼吸)で取り入れた酸素を使って、有機物を穏やかに酸化させることにより、ATP合成に必要なエネルギーを取り出します。

ATPは電池のようなものと考えてください。
生命現象の多くはATPからエネルギーを取り出すことによって駆動します。
ATPはエネルギーを取り出されると、ADP(空の電池)となり、再びエネルギーを貯蔵できるようになります。

よく言われる比喩ですが、ミトコンドリアはまさに「発電所」です。

ミトコンドリアの由来とDNAの話に移ります。
ミトコンドリアは名実ともに細胞の「一部」ですが、本来は独立した別の生物だったと考えられています。
(細胞内共生説を参照のこと。寄生虫と似たような概念です)
ですので、ミトコンドリアの内部には核DNAとは別にミトコンドリアDNAというものが存在します。
(ただし、ミトコンドリアは自身の機能を核DNAにも頼っているので独立はもはや不可能です)

卵子の中には約25万のミトコンドリアDNAが含まれているといわれています。
これがお子さんのミトコンドリアを作る基になります。

つまり、母のミトコンドリアと子のミトコンドリアは、ミトコンドリアDNAを介して繋がっているわけです。
残念ながら父由来のミトコンドリアは破壊されてしまうことがほとんどですが、ごくごく稀に、父のミトコンドリアDNAを受け継ぐ例もあるようです。


このことズバリを描いた小説もあります。
「パラサイト・イブ」(瀬名秀明)
映画化もされているので興味があればどうそ。
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この回答へのお礼

大変ご丁寧な回答ありがとうございます。体中の細胞全てにミトコンドリアはあるのでしょうか?細かいことすみません、、。

お礼日時:2010/05/09 13:21

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