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DPPCのπ‐A曲線を作成されたことがある方がおりましたらお願いします。

私はこの実験に関して初心者ですので、できるだけ既報の方法をまねて、かつ簡便な方法でDPPC単分子膜を作成したいと考えています。
そこでいろいろ論文を調べ、トラフ中の下層液に水やTris緩衝液のいずれを用いた場合も、ほぼ同様のπ‐A曲線を示すことを見つけました。(トラフ中の温度は20℃ほどです)
現在Trisがないので、まず、常温(23.5℃)の下層液に蒸留水を用いて実験しました。
しかしながら、得られたπ‐A曲線は論文でみつけたものと再現性がとれませんでした。
具体的には、論文の曲線はいずれも分子占有面積が50(A2/molecule)ほどで表面圧の急な上昇がみられます。私が得た曲線は、表面圧の急激な上昇は得られません。

何かが間違っているんだと思いますが、温度、展開量、など様々に条件を検討しましたが、
理由がわかりません。

実験条件、また、DPPCの単分子膜の作製での注意点など、お気づきの点がありましたらお願いします。

A 回答 (1件)

もう20年以上前の経験なので,あんまりあてにならないかもしれませんが...


だいたい,単分子膜の実験がうまくいかないとか再現性がないというのは,つまるところ水面の掃除ができていないことが多かったですね.
どんなトラフを使ってるのかわかりませんが,トラフの汚れや外界から入る,あるいはサブフェーズの水自体の不純物等のコンタミは,水面に濃縮してきます.なので,できたての超純水をあふれさせる,表面を掃く,これを何度も繰り返して,トラフからぎりぎりまで水面が持ち上がるようにしてから展開します.まあ,単分子膜展開すると表面張力が下がるので,あんまり盛り上げると展開時や圧縮時に溢れるので,その辺の見計らいはいるのですが.
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
超純水を使用することについては、少し気になって
いたのですが、蒸留水を使用したままでした。
不純物等が水面に濃縮されている可能性
は十分に考えられます。
参考にさせていただきます☆
ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/14 10:46

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