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No.2
- 回答日時:
言語学者の方々がどのような理由を挙げているか把握していませんが、
私は、助詞の「の」が付いたときの振る舞いが違う点が指摘できると思います。
二拍以上の名詞で考えると、「が」「は」「を」など一般の助詞は平板型には高く付き、
尾高型には低く付きます。しかし、「の」だけは尾高型にも高く付き、下がり目が消えます。
「の」が下がり目を消去するのは、起伏型の中でも尾高型だけで、
頭高型や中高型に付いても下がり目は消えません。
そこで、一拍名詞について考えると、平板型と起伏型の2つの型があるわけですが、
起伏型の一拍名詞に「の」を付けても下がり目が消えません。
ここから、一拍名詞の起伏型を頭高型とみなすことができます。
一拍名詞
「柄」(高) 「柄が」(低高) 「柄の」(低高) ⇒平板型
「絵」(高) 「絵が」(高低) 「絵の」(高低) ⇒頭高型
二拍名詞
「端」(低高) 「端が」(低高高) 「端の」(低高高) ⇒平板型
「橋」(低高) 「橋が」(低高低) 「橋の」(低高高) ⇒尾高型
「箸」(高低) 「箸が」(高低低) 「箸の」(高低低) ⇒頭高型
三拍名詞
「体」(低高高) 「体が」(低高高高) 「体の」(低高高高) ⇒平板型
「頭」(低高高) 「頭が」(低高高低) 「頭の」(低高高高) ⇒尾高型
「卵」(低高低) 「卵が」(低高低低) 「卵の」(低高低低) ⇒中高型
「涙」(高低低) 「涙が」(高低低低) 「涙の」(高低低低) ⇒頭高型
gldfishさんのおっしゃるように、常に最初から高く始まるものが頭高型という理由もあるでしょう。
二拍以上では、頭高型だけが最初から高く始まり特殊であることがはっきりします。
一拍名詞の起伏型も同じ特徴を持つので、頭高型だとみなすことができます。
No.1
- 回答日時:
一拍語であっても、頭高型の頭と同じ高さの加減で発音するからではないでしょうか。
例えば
それは木です。
それは金貨です。(頭高型)
この2つの‘き’の高さは近い感じですが、
それは木です。
それは切手です。(平板型)
この文においての2つの‘き’は明らかに高さの加減が違います。後者の方が低い感じです。
例えば、名詞の一拍語でも、平板型と頭高型があるように思えます。いい例が思いつきました。
気が立っている。(‘気’は低い感じなので、平板型)
木が立っている。(‘木’は高い感じなので、頭高型)
一拍語もあえて分類しているのは、こういう理由もあるかもしれません。
・・・・以上、自分の見解です。
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