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昨今の少年犯罪で「少年法」がまた話題に上っています。

そもそも刑法とは何のために存在するのでしょうか。
犯罪者を罰する法なのか?
被害者が「合法的仇討ち」をする法なのか?
法による犯罪の抑止力が目的なのか?

犯罪者を罰する(または、罰により反省を促し、更生させる)ことが目的であれば、少年法の存在意義もあるというものです。つまり、低年齢者には罰は与えないが更生させるという理屈は通ります。刑法が最終的には「更生」を目的にしているという見方になるかと思われます。

「合法的仇討ち」が目的であれば、少年法は矛盾だらけです。仇討ちに相手の年齢や素性は無関係だからです。

犯罪抑止が目的であれば昨今の犯罪増加・凶悪化を見るまでもなく、無力な法律です。改正の必要があるというものです。これは少年法にとどまらず、刑法そのものの問題です。

みなさんは刑法の存在意義をどのようにお考えですか?
「少年法」ではなくて刑法そのものです。

A 回答 (2件)

最近では、応報罰としての形罰ではなくて、


教育刑としての意味合いが強くなってきているそうです。

ところで、刑法総論・各論を少し調べてみると分かり
ますが、実は、「刑法」とは、裁判官の為にあります。

「憲法」は、政府・国家権力の為に、あります。
つまり、刑法に違反できるのは、裁判官だけです。
憲法に違反できるのは、国家権力だけなんですね。

自由権を国家権力から奪い返すのに、人類がどれだけ
血を流してきたかを知れば、分かりますが、
刑法も、憲法も、皆、国家権力が、国民に対して、
不当な拘束力を持ち得ないように、監視するもの
なのです。

ですから、刑法は、人を殺してはいけないとは、
どこにも書かれていません。
人を殺した時に、何年まで懲役を科すことが出来るのか
だけ書かれているのです!分かりますか?
国家権力が、30年だとか、50年だとか、不当な
罰を加えることがないように、また、冤罪が起こり得
ないように、「疑わしきは、罰せず」の民主主義の
デュー・プロセスの大原則が、刑事訴訟法に
しっかり書かれているのです。
刑法より大事なのが、刑事訴訟法だというのですね。

日本人は、歴史的にそのような目に会ったことがないの
で、国家権力が如何に恐ろしいかということに鈍感です。
がしかし、歴史的事実は、人殺しよりも、何よりも
恐ろしいのが「国家権力」なのです。
フセインがクルド人(だっかな?)を何人殺したかを
考えれば分かりますよね。

つまり、刑法とは、人を殺してはいけないとか、
そういう「行為規範」ではなくて、「裁判規範」
なのです。私は、刑法が、何らかの抑止力を持つことを
決して否定はしませんが、刑法によって、
世の中を良くすることを期待するのは無理だと言うか、
お門違いなんですね。裁判官を戒めるために
刑法はあるのです!
不当な刑罰を与えないようです・・・
それが1番怖いことなのです。

主権在民でなくてはならない民主主義では、とても、
大事なことなんです。
だから、「刑法」は大事なんですね。

私が常々思っていることは、刑法で、十四歳未満は
刑罰に処ザズと社会政策上、国が決めた以上は、
十四歳までの間に、国家規範を教育して欲しいという
ことです。「人を殺しては成らない」ということが
当たり前のことだった時代から、今、大きく何かが
変わってしまっていく時代に、家庭教育では、
補い切れない何かを国が責任を持って行えないのか?
ということです。道徳の時間をもっと有意義なものに
出来ないのか?
「国家規範教育」を国が責任を持って行う義務が
あるのではないか?ということです。

「家庭の崩壊」と言われる昨今、国が、教育というもの
に対して、もっと深く入っていくべきではないかと・・・

「国」と「家」の2人3脚で、子供がもっと健やかに
普通に育って行ける環境を守り作るべきではないかと。
「国家」とは、家の上に国と書きますよね。
家庭を守れない国は滅びるのです・・・
昔のローマ帝国もまさにそうでした。
国が、家庭での情操教育を援護する形で、
規範教育の徹底を図って欲しいというんですね。

14歳を10歳に引き下げて線引きしても本末転倒です。

犯罪を憎み、悪を憎み、罪を憎む心を養い、
人の命を大切にできる情操教育が今願われているのです。
それは、決して、人間が偶然に産まれた単なる物質で
しかない。心とは脳の産物だ・・・などと言った、
日教組の戦後の今までの「唯物的な教育」では
絶対に無理です。

宗教教育の必要性をもっと訴えていかなければならない
のです。教育基本法第9条を調べてみてください。
宗教教育を日本国は決して否定していません。
むしろ尊重視しています。

私は、ある特定の宗教ではなくて、
一般的な「宗教」としての枠組みで、義務教育に
「宗教教育」が組み込まれることを、ずっと願って
きましたし、これからも、その為に自分が出来る何かを
考え実行して行きたいと思っています。

そして、親子の関係・男女の関係・夫婦の関係・兄弟関係
隣人との関係・・・
そのような「関係」を大事に出来る真の愛の理想世界が
実現されることを切に願う者でもあります。

以上、答えになっていないかも知れませんが、最近、
少年事件が低年齢化し頻発するこの同じ時代に
生きている者として、常日頃感じていることを書かせて
いただきました。それでは、失礼致します。
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刑法は犯罪の抑止と犯罪者の再教育を目的としています。

少年の場合は、知性や理性が十分に発達していませんので、より再教育の面に力点を置いているわけです。
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