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「宗教」というカテゴリがないので、こちらで質問致します。

今、日本の神様や神道に漠然と興味があり、勉強したいと思っています。

そこで、神道の世界観や考えかた、日本の神様たちの役割や性格、逸話などについて
解説、紹介している初歩的な導入本のようなものがあれば、オススメ頂きたいです。

よろしくお願い致します。

A 回答 (7件)

日本神道というやつは、想像以上にややこしいものなので、学研から出ている「神道の本」をお薦めします。



ひとつ事前に申し上げておきたいのですが、(日本)神道というのは宗教ではありません。いや、こういうと誤解があるのですが、元々はそれぞれの各地で祭られていた土着の神様たちでした。それを明治維新後に天皇家を中心とした近代国家にふさわしい近代宗教を作ろうということで、無理やり各地の神様を天皇家を中心において一つの宗教ぽくしちゃったのです。だから、明治以降の神道(これを国家神道といいます)を中心に考えると、訳がわからなくなります。
明治以降に勝手に神様が変えられてしまっている神社もあります。その代表が神田明神で、元々ここで祀られていたのは平将門です。しかし、逆賊が皇居の目と鼻の先で祀られるのも問題があるので、明治時代にアマテラス神が祀られるようになりました。

また、古事記と日本書紀ですが、こやつらは時の権力者によって相当にねつ造と歪曲が入っているので、矛盾と謎だらけです。少なくとも入門書とはいえません。

大まかな掴み方としては、神道はそもそも日本各地に存在した土着の神様を信仰する多神教であること、そして古代国家では当然のことですが宗教と国家は密接な関係を持っていて、大和政権による日本統一の過程でそれぞれに属する神々が取り入れられていったということになるかと思います。

参考URL:http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdis …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
神道が宗教じゃないというのは、私もそういう認識でいます。
(質問カテゴリでいえば「宗教」なのかな、と)
「明治以降の神道」というよりも、昔からのあり方や考え方みたいなものに関心があります。
オススメということで、「神道の本」も読んでみたいです。

お礼日時:2010/06/29 23:36

著名人でも個人の書いたものは、その人の思考に基づいているので考えが偏るかもしれません。


要するに「単に情報を集めただけ」という方がいいかもしれませんね。

逆に神社本庁から出ているものも、基礎ではありますが、一方的過ぎる気がします。
なぜなら、神社庁など神社を束ねる組織は明治以降に出来ているので、今ある風習の多くも明治以降のものだからです。それ以前には神社ごとに違っていたのかもしれません。

情報収集ということでは
小学館「神社の見方」があります。コレがコンパクトで持ち歩けるから便利です。
私は閑な時にPHP出版の「日本の神様」おもしろ小辞典を読んでいます。これは知識というより娯楽としていいと思います。

神社に関する本の殆どは神社本庁から出ている情報を基にしているので、何冊買っても重なる部分が多いですから、不足分は図書館などで見たほうがいいかもしれません。
一応私の手元には、「わかりやすい神道の歴史」と日本史小百科「神社」、白馬出版「神道入門」などもあります。学研からも赤い表紙のシリーズであったと思います。

サイトでは神社が大好きな人や神職さんの集まっている所(要登録)もあるので、探してみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
現代と江戸・明治以前で神道の雰囲気が全然違うことで、神道について知ることを難しくしていそうですね。

お礼日時:2010/07/19 14:52

初歩的にということであれば、



 「日本の神様」がよくわかる本 PHP文庫

 たけみつ教授の日本神話と神々の謎 リイド社

などがよろしいかと思いますが、ほんとうに初歩ですが^^;

ただ、そこからどこへ進むかは大問題ですね。神道をエセ宗教に堕落させたのは江戸期であり、グロテスクな化け物に育てたのは近代の国家神道ですが、本質はそんなものではない日本人のルーツであり、地域の歴史なのですが、神道の側面から入ると森に迷うでしょう^^。

奈良の郷土史家の書いた三輪山の物語は絶品でしたが、書名が思い出せない^^;ごめんなさい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですね、できればナマイキにも本質方面に進みたいのですが。
少しずつ勉強したいですね。

お礼日時:2010/07/19 14:46

『古事記 成長する神々:新しい日本神話の読み方』


http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/b …
『躍動する日本神話-神々の世界を拓く-』
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/b …
『日本の神話 : その諸様相』
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/b …

このあたりなら気軽に読めるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
読み物としても面白そうですね。
楽しみです。

お礼日時:2010/07/19 14:43

柳田國男の『先祖の話』が大変参考になります。

例えば『定本柳田國男集』第10巻、筑摩書房で読むことが出来ます。この全集自体は膨大な本ですが、『先祖の話』自身は手頃な長さの話です。図書館で手に入るはずです。

日本には10万とも20万とも言われる数多い村に、それぞれ名もない産土の神や氏神が居りました。ところが『古事記』や『延喜式』に出てくる神の数はせいぜい2千ぐらいです。そんな2千足らずの神が10万を越える各村の守り神になっていたと主張するのは、幾ら何でも無理ですね。事実、村々の神道の神を古事記や延喜式の神に統一し出したのは、江戸時代になってからです。例えば、平田篤胤の流れを汲む一派などのよそ者が各村に行って、あんたの拝んでいる神様は古事記や延喜式に載っている何とか神だなどと牽強付会名ことをやったらしいです。

それ以前は、日本の人々は自分たちの名もない先祖さまを神と崇めて、その神々に見守って頂いていたのです。ですから、いくら古事記を読んでも、日本人の心に深く根付いた神道は、その表面しか分からないと思います。柳田の『先祖の話』を読むと、日本の仏教と言えども、神道なしでは語れないことが良く分かります。

そう言えば、仏という字には訓読みの「ほとけ」という呼び方が在りますね。訓読みとは、外国からの輸入の概念ではなく、元から日本に在った概念と言うことですね。お盆も、位牌も、葬式後の何回忌も、お墓の卒塔婆も、皆もとは神道から来たのだそうです。鞍馬天狗シリーズの作家として有名な大佛次郎という方が居りましたが、なぜ大佛を「おさらぎ」と呼ぶか、これも神道に関係があります。西洋物に恍惚としている外国かぶれの横文字やカタカナ好きは今の学者さんたちのように、外国物を勉強した漢語好きな昔の坊さん達は商売が上手だったようで、自分たちの教義の売り込みに神道を上手に使わせてもらいながら、軒を借りて遂に母屋を取ってしまったようです。

私は数年前に東京の高尾山にある真言宗の薬王院で、たまたま黒染めのお坊さんがおにぎりを盆に乗せながら、お寺の中にあるお稲荷さんの前でお経を上げている場面を目の当たりに見て感激したことがあります。そう言えば、日本三大稲荷神社の一つ豊川稲荷は、禅寺の曹洞宗妙厳寺のことですね。

柳田國男の本は、現在の日本人も含めてどれだけ深く日本人は神道の影響を受けて来たかを教えてくれる、貴重な本だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
柳田國男ですか!
たしかに日本各地の土着のというか、人の暮らしに沿った日本の神様というか、日本人の信仰のあり方がわかりそうな気がしますね。
ちょっと敷居が高そうですが、トライしたいです。

お礼日時:2010/06/29 23:31

 この辺りからお入りになるのも一考かと。



 http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%A5%9E%E9% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
本を読みたいと思っていたので、まんま検索するというのは盲点でした!
すみません。
なんで気付かなかったんだろう。

お礼日時:2010/06/29 23:26

 まずは「古事記」をお読みください。


文庫本で現代語訳がついているものも安価で購入できます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど「古事記」や「日本書紀」は読み物としては基本でしたね。
前々から読んでみたいとは思っていたので、これを機に読んでみようと思います。

お礼日時:2010/06/29 23:22

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