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ある器具を装着する上での不快感に関する看護研究を行うに関し、質問させてください。

こういった物事によって不快感の感じ方に差がでる、ということがあれば、それを知りたいと思っています。
精神物理学などで、感覚刺激の域値に影響する因子というものがないか、文献などを探しています。

文献に限らず、何でも良いのでアドバイスをください。

A 回答 (1件)

「痛み」や「痒み」のような感覚であっても,受容器が受けとめる刺激の量だけで閾や強度が規定されるわけではなく,刺激の時間的空間的文脈や認知主体の側の要因を考慮する必要があります。

これが「不快感」となると,より複合的で文脈依存的な性質を持っていることが予想されます。

たとえば気象の分野で用いられる「不快指数」という指標があります。乾球温度と相対湿度から求められる一種の精神物理(心理物理)変数ですが,これを御質問にあるような器具装着の不快感の指標として使うことはできません。不快感の普遍的尺度を求めるには困難があるため,個別の状況に即して不快感を官能評価してもらい,それに影響する要因をひとつひとつ探っていくしかないように思います。

御質問にある器具がどのようなものかはわかりませんが,つねに身体に接触しているものなら,大きさ,重さ,接触面の材質や接触面積はもとより,見た目や匂い,身体の動きへの追随性や自由度,維持管理のしやすさなども不快感に影響するかもしれません。

御質問にある器具のメーカーに協力を求めることができれば一番良いのですが,それが叶わないとしても,たとえば眼鏡やコンタクトレンズ,義歯や義肢,下着や生理用品など,身体に接触する製品からある程度類推はできそうですね。そのような製品の開発者やメーカーには研究のノウハウやデータが蓄積されているはずですし,一部は論文や学会発表で公開されているかもしれません。探してみる価値はありそうです。

もっとも,そのようなものを参考するにせよ,看護研究ということならば,実験室で測定されたデータをいじって云々するよりも,ユーザーが実際に使用する状況に焦点を当て,ユーザー自身の声に耳を傾けるほうが実のあるものになるような気がします。以上,専門外の分野なのであまり参考にならないかもしれませんが,かつて看護研究を手伝った経験を思い出しながら書きました。健闘を祈ります。
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