
濁点と半濁点について
日本語の濁点は濁る音を表すと小学校で習いましたよね。そして、濁る音というのは無声子音に対応する有声子音ということですよね。例えば 言うまでもないと思いますが、か→が では kの音がgの音に変りますよね。しかし、この対応に当てはまらない音があります。は行(h)の音です。hは確かに有声子音になりますが、これに対応する無声子音はありませんよね。そして、ぱ行(p)と ば行(b)が有声子音と無声子音の対をなしています。ですから、音韻の法則で考えれば、ぱ行(p)は半濁音ではなく 清音で、は行(h)は ぱ行(p)と ば行(b)のペアとは全然違う音のはずです。
そこで質問です。は行(h)、ぱ行(p)、ば行(b)の音の関係は歴史的に辿ると、どのような経緯があるんでしょうか?
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
>>>そして、ぱ行(p)と ば行(b)が有声子音と無声子音の対をなしています。ですから、音韻の法則で考えれば、ぱ行(p)は半濁音ではなく 清音で、は行(h)は ぱ行(p)と ば行(b)のペアとは全然違う音のはずです。
まさしく、そのとおりだと思います。
ちょっと調べてみましたが、
半濁点を使い始めたのはポルトガル人で、16世紀のことだそうです。
しかし、小さいマル自体を使い始めたのは日本人で、それは「半分濁りますよ」ではなく「濁りませんよ」(清音ですよ)という意味の記号だったそうです。
ですから、小さいマルは「半濁点」ではなく「不濁点」だったそうです。
http://homepage3.nifty.com/park/juku/omosiro2.htm
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=com.mic …
No.2
- 回答日時:
古代、日本語のハ行はp音でした。
そして、カ・サ・タ行と同様にハ(p)行濁音としてのバ(b)が生まれました。
しかし時代が下るとハ行の発音がpからhに変化します。
ここで、hの濁音がbという不整合が発生しました。
その後復活したp音を表すために、No1さんの言うように、"濁音でない"印を転用したわけです。
回答ありがとうございます。
>しかし時代が下るとハ行の発音がpからhに変化します。
#1さんの張ったリンクのページによると、pの音はФの音に変わり、さらにこれがhに変わったようです。私は最初、は行はfの音で ば行はvの音だったのが、fがh、vがbに変わり、pの音を表すために 半濁点が出来たんではないかと言う仮説を立てていました。
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