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No.1ベストアンサー
- 回答日時:
そもそもの定義に基づいて考えればわかるはずなんですけどね。
pKaは酸の強さに関わる値です。pKaの定義を考えれば明らかなように、pKaの値が小さいほど強酸です。
塩基性に関してはpKbを議論するのが本質とは言えますが、習慣的にpKaで議論することが多いです。
ただし、これが混乱の原因でしょうが、pKaで議論する時には塩基性を評価したいものの共役酸のpKaで議論します。共役酸というのは要するにそのものにH+をつけたものです。たとえば、OH-の塩基性を議論する時にはその共役酸であるH2OのpKa値を使いますし、NH3であればNH4+を使うと言った具合です。間違いやすいのがNH3のpKaで議論するのはNH2-の塩基性であると言うことですが、これも共役酸のpKaで議論するという原則を押さえておけば問題はないはずです。そして、「共役酸のpKaが大きいほど強塩基」です。つまり、その物質がH+を奪う力が強い場合に強塩基ということになり、奪う力が強いということは奪った状態(共役酸の状態)が安定でH+を話しにくいということにつながるからです。
まあ、ややこしいのでpKbのことはあまり意識しない方が良いですね。データが充実しているのはpKaの方であり、pKbはpKaから簡単に計算できますから。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/08/23 17:49
>その物質がH+を奪う力が強い場合に強塩基ということになり、奪う力が強いということは奪った状態(共役酸の状態)が安定でH+を話しにくいということにつながるからです。
ここの部分がよくわかりました。さらに自分でも調べてみたら、ウィキペディアに「酸解離定数」という項があり、一連の定義から始まってまとめられており、理解できました。ありがとうございました。
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