

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
そもそもの定義に基づいて考えればわかるはずなんですけどね。
pKaは酸の強さに関わる値です。pKaの定義を考えれば明らかなように、pKaの値が小さいほど強酸です。
塩基性に関してはpKbを議論するのが本質とは言えますが、習慣的にpKaで議論することが多いです。
ただし、これが混乱の原因でしょうが、pKaで議論する時には塩基性を評価したいものの共役酸のpKaで議論します。共役酸というのは要するにそのものにH+をつけたものです。たとえば、OH-の塩基性を議論する時にはその共役酸であるH2OのpKa値を使いますし、NH3であればNH4+を使うと言った具合です。間違いやすいのがNH3のpKaで議論するのはNH2-の塩基性であると言うことですが、これも共役酸のpKaで議論するという原則を押さえておけば問題はないはずです。そして、「共役酸のpKaが大きいほど強塩基」です。つまり、その物質がH+を奪う力が強い場合に強塩基ということになり、奪う力が強いということは奪った状態(共役酸の状態)が安定でH+を話しにくいということにつながるからです。
まあ、ややこしいのでpKbのことはあまり意識しない方が良いですね。データが充実しているのはpKaの方であり、pKbはpKaから簡単に計算できますから。
>その物質がH+を奪う力が強い場合に強塩基ということになり、奪う力が強いということは奪った状態(共役酸の状態)が安定でH+を話しにくいということにつながるからです。
ここの部分がよくわかりました。さらに自分でも調べてみたら、ウィキペディアに「酸解離定数」という項があり、一連の定義から始まってまとめられており、理解できました。ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
「当量」“eq”の解釈について
-
当量点と中和点の違い
-
炭酸ナトリウム(Na2Co3)が強塩...
-
フェノールフタレイン液
-
酸化還元反応と中和反応の違い
-
示差曲線の求め方
-
生物基礎 写真の問題が1から全...
-
アセトニトリルの物性(pH)
-
仮に、王水の海や湖が実現した...
-
酸化アルミニウムと希硫酸を混...
-
アルカリ度のCaCO3換算について...
-
一番強いアルカリ物質って何?
-
N(ノルマル?)とM(モル)の違い
-
中学校理科の廃液について
-
水酸化マグネシウム
-
規定って?
-
酸性酸化物か塩基性酸化物かの...
-
イミダゾール
-
Fe2O3+6H+→2Fe3++3H2Oの Fe...
-
次の酸と塩基の中和を化学反応...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
「当量」“eq”の解釈について
-
化学 酸と塩基
-
化学基礎の塩の問題で、 Ca(NO3...
-
無機塩と有機塩の違いは何ですか?
-
N(ノルマル?)とM(モル)の違い
-
化学基礎の質問です。 H2SO4(硫...
-
アセトニトリルの物性(pH)
-
酸化還元反応と中和反応の違い
-
塩化カルシウムのPH
-
アンモニア水の緩衝溶液に酸(...
-
炭酸ナトリウム(Na2Co3)が強塩...
-
AgNO3(硝酸銀)水溶液の液性
-
KHSO4の水溶液の液性
-
中学校理科の廃液について
-
一番強いアルカリ物質って何?
-
当量点と中和点の違い
-
so42マイナス って酸性 かアル...
-
無機化学はなにを暗記すればい...
-
酸化アルミニウムと希硫酸を混...
-
過マンガン酸カリウムの価数
おすすめ情報