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「~におけます」って、日本語として正しいですか?

「~における」という言い回しがありますよね。
(例:インターネットにおけるコミュニケーション、教えてgooにおける質問、など)

この「~における」を丁寧にするための
「~におけます」
という表現は日本語の文法上正しいのでしょうか?
(例:インターネットにおけますコミュニケーション、教えてgooにおけます質問、など)

日本語にお詳しい方いらっしゃいましたらどなたか回答ください!よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

ご質問の趣旨は文法上正しいかどうかということですので、


それに関しては既出の回答で述べられているとおり、
文法に適わない文の構成と言えるでしょう。

但し、文法上正しくないからといって日本語として正しくないかというと、
決してそうだとは言い切れません。
それはどういうことかと言いますと、そもそも人々の間に言語があって、
それを解明するために文法という解析方法が作られたからです。

多くの文例や用例の中から共通する用法を抽出し、
それを規則化したものが文法です。
つまり、文法は後からできたものであって、先ず文法ありきではありません。
それ故に、文法では説明できない用例などいくらでもあるのです。

ご質問の趣旨とはややそれた回答になりましたが、
質問者さんがご質問内容とは別に
「「この日本語って正しいのかな?」と思い・・・」(No.3の回答に対するお礼文より)
と仰っているので、ご参考までにと述べさせていただきます。
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#5 です。



「おけり」は、「已然形+り」のように見えますが、奈良以前は「おきあり」でした。すなわち「連用形+動詞『あり』」です。
これが音韻変化により、すなわち 「おきあり」の「きあ」が「け」に変化し、「おけり」になりました。
ですから、「り」を配置するために已然形にしたわけではありません。
上のような経緯で「おけり」ができたわけです。
そりゃそうです。已然形の意味はありません。
命令形だと言う人もいますが、これも形だけで命令の意味はありません。
ヘンチクリンでしょう。
文法、文法、已然形、已然形といっても、実際はこういうことです。

以下#5に同じ。
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3度目、お邪魔します。


わざわざ敗北宣言をしに参りました。

「於ける」は「置けり」の「り」を連体形にしたもの。
「置け」は「置く」の後ろに「り」を配置するために已然形にしたもの。
その後、「り」は廃れて「たり」に移行し、接続も已然形から連体形となって、「置けり」より「置きたり」がメジャーになっていきました。
「り」も「たり」も完了を表す助動詞。

つまり、
「おける」=「おきたる」

推測するに、
「誰かがそこに、ポンと置きました」⇒「おけり」⇒「そこにある」
ということなんでしょうね。

「置きたり」の「たり」を連体形にしたものは「置きたる」。
これは口語(現代の言葉)の「置いた」「置きました」に相当。
よって、「おける」と「おけます」は、文法云々以前に意味が違います。
私のような阿呆な人がかなりいるので、「おけます」が使われるようになったのでしょう。


>>>講演・プレゼン・演説の類や司会など、声に出して話す場合は確かにあまり違和感は感じないかもしれないと思いました。ただ、文面として見たときに私は違和感を感じて、「この日本語って正しいのかな?」と思い、質問させていただいておりました。

たとえば、顧客向けのビジネスレターであれば、なんら不自然ではありません。プレゼンの一種とも言えます。
そのほかにも、ですます体で書かれた文章であれば自然です。
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以下の回答に固執するものではありませんが、このような考え方もできるということでお話しいたします。



「~におけます」は、それなりに通用していますので、変な言い方とは言えないと思います。
通用しているということは、それを文法が追認することになりますので、文法上正しいということになります。

<「~における」はカ行四段活用「置く」の已然形に完了の助動詞「り」の連体形が附いたものに由来する>・・・と辞書に載っています。
しかし、それは、已然形の形と同形であるということであって、意味は已然形ではありません。
「り」という継続完了の助動詞は、完了体の動詞を継続体に変える働きをします。
本来は連用形につくのですが、文語四段動詞とサ変動詞については、音韻変化によって已然形についているように見えるのです。
そういうことで、「~における」という文語用法そのものが、文法に合っているとはいえません。
形は已然であっても実質は違うんです。
ですから、已然形だから「ます」がつくと変だという説は、理屈に合っているようですが、(本当は連用形なんだから)、已然形自体が変なわけですから、その変なものに乗っかって、理屈を立てるのも変だと言えます。
たしかに文語動詞「眠れる獅子」は「眠れます獅子」とは言えません。
しかし、「~における」と「眠れる(獅子)」とは、言葉が違います。
そして使われ方も違います。
「眠れる」は文語でしか使われませんが、「~における」は、現代語の「である調」の文章で普通に使われます。そして一つの単語となり、助動詞「り」は消えました。
そこから「~におけます」という「ますです調」の言い方ができたわけです。
文法というものは、実態の後追いです。
文語動詞の形だけ已然形というのが元々変と言えば変なのです。
しかし、それは文語の語法としていつの間にか確立されました。
「~におけます」も出自をたどれば変ですが、もう、普通に使われています。
御先祖の文語動詞と同じように、もう認めてやってよろしいと思います。
言語というものは、いつの時代でも文法破りをして変化していくものです。
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文法上完全な誤形です。


「ます」は口語動詞・動詞型活用の連用形に附きます。
「~における」は中国語の介詞や英語の前置詞に近いものになっているものですが、これをほぐして語源に溯って動詞に使うことはあり得ます。
「~を以て」の「もって」の語源は「持ちて」だと言えます。
実際は漢文の「以」を読み下すために「持ちて」を引っ張り出したのであって、日本に「~を持ちて」という言い回しが漢文以前にあったとは限らないのですが、いちおうこのように言えるでしょう。
そこで「これを以て」を丁寧に言おうとして、「これをもちまして」と言うわけですが、「これをもちます」という動詞句を丁寧にしたものではありません。
もともと「もって」は「持つ」に由来するから「もって」→「もちまして」と造語したのです。
この類はスピーチなどでは許容されてよいと思います。
「於て」は漢字「於」を読み下すために「置きて」の音便形「置いて」を引っ張り出したものです。
「一階ロビーにおきまして」は、「~に於て」の「おいて」は「置く」に由来するから、「おいて」→「おきまして」と言うわけです。
「ここにおきます」という動詞句を丁寧にしたものではありませんが、これも許容されるでしょう。

しかし「~におけます」は絶対に不可です。
形式的に言ってもあり得ない語形です。
「~における」はカ行四段活用「置く」の已然形に完了の助動詞「り」の連体形が附いたものに由来します。
「眠れる獅子」「浮かべる城」「富める者」「持てる力」「為せる業」などと同じです。
これが口語では一部慣用句ぐらいしか存続していないため、分かりにくくなっているのです。
「浮かべる」を“浮かんでいる”ではなく“浮かばせる”意の他動詞(船を「浮かべる」)ととったり、「為せる」を“なした”ではなく“為すことができる”意の可能動詞にとったりする人たちが出てきました。

その一連の流れにあって、「~における」の「おけ」は動詞の已然形、「る」が助動詞ということが忘れられ、「隅に置けない」などの「おける」と(意味は異なるが)同形のカ行下一段活用の動詞と誤認してしまったのでしょう。
可能動詞の「置ける」なら連用形「置け」に「ます」を附けて「置けます」と言うことができます。
ですが、「於ける」の「おけ」は「置く」に由来していても、その已然形です。
これに「ます」が附くことは断じてあり得ません。
完了の助動詞が抹消されることも不当です。
「る」は「おける」という動詞の活用語尾などではありません。
いくら話し言葉で丁寧に言いたい場合で、「眠れる獅子」「持てる力」を「眠れます獅子」「持てます力」などとは言えないでしょう。
「~における」を「~におけます」と言うのはそれと同じです。
「~におきまして」「~におかれまして」「~におかせられまして」などは許容されます。
可能な限り丁寧な言葉を使って、失礼がないようにしたいという気持の表れです。
ただ「~におけます」は文法上、形式的にもあり得ない語形なので、許容することはできません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「~におけます」の表現が文法上正しくないということがよくわかりました。

これまでに頂いた4つの回答をまとめると、
「文法上は誤りであるが、口語表現として広く利用されている」
といったところでしょうか。

そう考えると、文書内では「~におけます」の表現は使用しないほうがよろしいですかね?

お礼日時:2010/08/26 15:07

No.1の回答者です。


ご質問の趣旨は、正しいか否かについてであって、アンケートではありませんよね。
ましてや、他人が手間をかけて調べた結果を、何の根拠もなく主観で一蹴してください、という趣旨でもないですよね。

<例文>

「今回当社から提案させていただきますこのシステムは、戦略的物流におけます最善のソリューションでございます。」

「高速道路の一部無料化の社会実験は、日本の道路政策におけます初めての試みでございまして・・・」

「我々が所属しております部署は、いわば、国の省庁におけます厚生労働省に相当するものでございます。」

たまにではありますが、こういう言い方は、私は何十年も前から何度も何度も聞いてきています。
講演・プレゼン・演説の類や司会など、特に丁寧な言い方が好まれる場合に使われることが多いです。
仮に、違和感の有無を問うご質問だとすれば、私には違和感はないと回答します。
(むしろ、上記の1つめの例文では、「における」より「におけます」のほうがしっくり来ませんか?)
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この回答へのお礼

補足回答ありがとうございます。

講演・プレゼン・演説の類や司会など、声に出して話す場合は確かにあまり違和感は感じないかもしれないと思いました。

ただ、文面として見たときに私は違和感を感じて、「この日本語って正しいのかな?」と思い、質問させていただいておりました。

お礼日時:2010/08/26 15:02

ここにご質問をされたということは、質問者さまが 「~におけます○○は・・・」 という言い方に違和感を覚えられたからではあるまいかと想像します。


私も同じく違和感を覚えます。
文部省の会議でどういう発言をした人がいようと、それは根拠にはならないと思います。
「・・・ます」 というのは、丁寧表現ですが、意味の上での文の末尾に来る気がします。「よろしくお願いいたします」 のごとく。
文の途中に入ることもありますが、そこで文を切ってもおかしくない部分に入らないでしょうか。「・・・ではございますが・・・」 は 「・・・でございます」 で意味の上では区切りになっていると思えます。
一方、「この議題におけます・・・」 という表現の場合、そこで区切ってしまうのは不自然な場合が多いように思います。
それが、私には違和感を覚えさせるのではあるまいかと思います。
多くの人が用いればそれが自然な用法として公認されてしまうのでしょうが、現在の時点では、この表現が市民権を得ているとは、私には思えません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

まさにおっしゃる通りで、この表現に違和感を覚えたため質問させていただきました。

日本語として正しいか正しくないかは別として、私以外にもこの表現に違和感を覚える方がいらっしゃるということがわかりました。

お礼日時:2010/08/26 14:59

こんにちは。


たまに聞く言い方ですね。
文法的には間違っていないですが、表現の使用として正しいか否かですね。

『日本語話し言葉コーパス』(CSJ)では、「におけます」は認定されているようです。
以下は文科省のサイトにある文書ですが、19ページの「表1」を参照されるとよいでしょう。
http://www.kokken.go.jp/katsudo/seika/corpus/pub …

こちらも文科省のサイトですが、文章例です。「におけます」が3ヶ所にあります。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chuky …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

話し言葉としては認められていて、国の機関の出す文書にも使われている表現だということですね。

お礼日時:2010/08/26 14:56

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