
公務員の人員削減は本当に国益につながるのでしょうか?
財政難の打開策として、公務員の人員削減が進められていると認識しております。たしかに公務員の人員削減を行えば、その人件費の分財政は回復するとは思います。しかし、それは雇用機会の減少にも繋がると思います。私としては、公務員の人員はそのままで、給料のみを低下させればよいと思うのですが…
特に、地方で失業率が高まっている地域では、その分を保養できる様な公共の職(これは契約社員的な職で良いと考えております)を増やして雇用を確保し、かつ、その間職業訓練もできるようにしておいた方が、失業者対策や景気回復、治安の向上につながると考えております。(また、私見ですが、公共事業は従業員の定まった企業に対して仕事を委託するものなので、中小企業の財務体制回復に寄与しているとは思いますが、雇用の創出には寄与していないのではないかと考えております。)
余談ですが、昨今の官僚バッシングの風潮がどうも理解できず、またその枝葉として公務員の人員削減が『単なる象徴的な目玉政策』として挙げられているように思います。国益のために時間と気力(中には命を代償にする人もいるようですが…)を、一般の企業戦士並みに(またはそれ以上に)惜しみなく削っている優秀な官僚の方々がやりだまに挙げられているのが忍びないと考えております。
浅学な学生の戯言ですが、皆様のご意見を頂ければ幸いです。
また、なぜ公務員の給料カットではなく、人員削減により焦点が当てられているかも気になるので、その辺もわかる方は教えてください。宜しくお願い申し上げます。
No.3
- 回答日時:
回答じゃないですが…
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
ニュージーランドのは失敗例として名高いですね。
>>人員削減により焦点が当てられているか
一般企業でもそうですが、既得権者の権利剥奪というのは非常に厳しい。内部のモチベーションを大きく下げ、能力がガタ落ちします。かといって、何かを削らないと外部からの攻撃が厳しい。そうなると、手をつけられるのは新しく入ってくる人を削ることだけです。そうすると、総体として国力が下がる結果になるのですが、そのことを問題にする人がいないだけです。
公務員を削れといっている人の多くは、公務員がいなくても自分は生活していけると思っている人が大半です。実際は、そんなことは全然ないばかりか、全部民間化したら、ますます生きていくのにお金がかかり、社会の貧富の差が激しくなるのですが。
>>公務員の人員はそのままで、給料のみを低下させればよいと思うのですが…
公務員の給料は今や(というか昔から)相当低いですよ。
公務員になれるのは家持ちの人だけ、というのはよく言われる話です。
仕事内容から考えれば、不当に低いとも言えます。
(例えば、私は一般企業に勤める20代の男性ですが、大卒の50代の公務員の知人(役職持ち)と同程度の給料をもらっています。)
モチベーションは当然、あがらないですし、癒着を避けるための頻繁な部署移動のため、ノウハウは全くたまらず、数年に一回社長が入れ替わっては方針転換する。そのたびに仕事やり方ががらっと変わる。
システム自体が、ダメな企業の見本形ともいう形をしています。
ご回答ありがとうございます。
>一般企業でもそうですが、既得権者の権利剥奪というのは非常に厳しい・・・
なるほど。確かにそうですね。回答者様の仰る内容が、もっと議論されればなと思います。
激論クロスファイアあたりに陳情してみようかと思います。
余談で申し訳ありませんが、元官僚の政治家の方はその辺を理解されているのではないかと思います。鳥取2区の赤澤議員は、行政の実務について論旨の明確な答弁や質疑をなされてますが、私は氏の答弁を聞いて「官僚バッシングが日本の国力低下につながる」という思いを抱きました。
>公務員を削れといっている人の多くは、・・・
この辺については、私の社会へのコミットメント不足のためか、未だに公務員の仕事に支えられていると感じる場面は少ないことがあります。ただ、現行の仕事を通して、例えば大学事務の方々に陰で支えられていることを知りました。このように、社会生活や仕事をしてゆく中で、公務員の仕事は欠かせないのだろうという気はしております。
>公務員の給料は今や(というか昔から)相当低いですよ。・・・
そうなのですか!?確かに、大学院修士卒でも、地方公務員の初任給は18万円くらいだったと記憶しております。しかし、福利厚生で補われているのもだとばかり思ってました。
貴重なご意見、誠にありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
給料を下げられると、ものすごくやる気がなくなって
しまうんですよね。
人員カットの方がその点では優れていると思います。
あなたがおっしゃる通り、まじめに、民間並に働いている
公務員もいます。特に、キャリアーはすごいです。
しかし、ノンキャリの多くは、民間に比較すると
ひどいですよ。
私の狭い範囲の経験ですが、それはもうめちゃくちゃです。
読売新聞によると、公務員の効率は、民間の1/4ぐらい
だといいます。
私の経験でもそのくらいですね。
何しろ、仕事が無いんですから。やらないのではなく
無いんです。だから一日中新聞を読んだり、コンタクトを
入れ替えしたり、将棋を指したり・・民間では考えられません。
組合が強くて、少しでも仕事を増やそうものなら
強制労働だ、と騒ぐからしょうがないんだ、という説明でした。
そういう訳で、公務員削減なんて民主党ができるとは
思えません。
ただ、これでも、諸外国に較べると、
公務員の数は、まだ少ないんだそうです。
その点が救いです。
ご回答ありがとうございます。
>給料を下げられると、ものすごくやる気がなくなってしまうんですよね。
>人員カットの方がその点では優れていると思います。
なるほど。確かにそうですね。
学生であっても、外部予算を獲得して色々企画したりする経験を積んで、若干ですが「仕事」なるものの様相が昔より把握できた気になっている私です。その経験からすると、組織およびその構成員の「士気」は、給料であれ研究成果であれ、何らかの高い目標が必要ですものね。
>しかし、ノンキャリの多くは、
>民間に比較するとひどいですよ。
確かにそうかもしれません。
以前、地方公務員の職場をいくつか見学させて頂いたことがあります。上司の方の覇気が強い部署は、全体の士気も高く、皆さん良い目をして働いてらっしゃったことを記憶しております。しかし、全体がどんよりとして、のらりくらり仕事をしている職場も見ました。部署による差が激しいように私は思います。
>ただ、これでも、諸外国に較べると、
>公務員の数は、まだ少ないんだそうです。
>その点が救いです。
私もこれについては聞いたことがあります。先ほど、No.1さんに対する回答でも述べましたが、確か0.2%程度だったかと。あと、Web上にも情報がありました。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5190.html
余談ですが、ヨーロッパ諸国の公務員比率が日本に比べて高いのは、公共サービスの質の高さにも繋がっている気がします。日本でも、公共サービスはもっと良くできると思うので、公務員の方には頑張って頂きたいと考えております。
給料削減の(公務員の)士気に対する影響については、全く考えておりませんでした。
貴重なご意見、誠にありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
ニュージーランドが財政難になった時、
公務員の人員を1/20までカットしました。
これは20人の内19人辞めさせたということです。
そして出来ることは全て民間のサービスに回しました。
結果、最初は混乱が続きましたが、
一切の無駄が省け上手く回りだしました。
つまり、できるんです。それをやらない。
公務員の待遇は国を滅ぼしかねないんです。
ギリシアがそうであったように。
また、優秀な官僚は辞めさせられません。
優秀でないのが辞めさせられるんです。
この回答への補足
先ほど、「お礼」の欄にてニュージーランドでの公務員削減の時期と、現在の公務員比率を伺いましたが、解決致しました。失礼致しました。
補足日時:2010/09/05 16:54ご回答ありがとうございます。
確かに、ギリシャはひどいですよね。日本よりひどい!!日本の公務員も多いのかもしれませんが、総人口の約9%が公務員だなんて…日本ですら0.2%程度だったと思いましたが…
ニュージーランドでもそんな削減劇があったんですね!!勉強になります。ちなみに、そのニュージーランドでの公務員削減はいつ頃実施されたのでしょうか?また、もし現在のニュージーランドの公務員数の総人口比率をご存知でしたらお教えください。宜しくお願い申し上げます。
昔、国民人口に対する公務員数比率を比較すると、日本は米国に比べても(また世界の中でも)低いという話を聞きました。単に他国と比較して、他国に倣えばいいということではないと思いますが、目安としてどんなものだったのかと思いまして…
現在の日本の現状および現在の公共サービスの維持も踏まえて、総人口比でどのくらいが良いのでしょうか?こちらもご意見いただけますと嬉しいです。
最後に重ねて、ご回答誠にありがとうございました。
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