一回も披露したことのない豆知識

運動量空間

運動量空間ではhごとに状態がある。運動量に等間隔で状態がある。
と講義で先生が言ってました。

意味が分りません。
式を使うか何かで分りやすく説明していただけませんか?

A 回答 (1件)

>運動量空間ではhごとに状態がある。



いい方が正確でないように思います。

・運動量空間で考えた場合
たとえば、一辺Lの立方体を考えます。
この中の粒子の波動関数が定常状態になっているとすると、波長λは
λ = L / n (n:自然数)
よって、運動量pは
p = h / λ = n h/L (h:プランク定数)
なので正確にはh/Lごとに状態がある、となります。

・hごとに・・・
これは位相空間(x-p空間)の話です。
上の例ですと、粒子の位置は長さLの範囲のどこかにあるので、
位相空間で考えれば、h/L * L = h ごとに1個状態があることになります。
一般に、不確定性原理によって位相空間中の面積(ΔxΔp)がhの中にある点は区別できません。
なので、位相空間の面積hあたり1個の状態がある、と数えます。
N個の粒子がある場合、3次元で考えると超体積h^3Nごとに1個になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/22 18:41

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