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酸化還元滴定の実験をこの前やりました。過マンガン酸カリウム(硫酸酸性)と過酸化水素水の反応がありますよね。その化学反応式(2KMnO4+3H2SO4+5H2O2→2MnSO4+8H2O+5O2+K2SO4)は分かるのですが、反応後に、滴定を行った後のコニカルビーカーを放っておいたら茶色になりました。原因は二酸化マンガンが生成されたからなのですが、何故二酸化マンガンが生成されたのですか?教えてください。

実験の方法は、希釈したオキシドールと希硫酸をコニカルビーカーに入れた後、ビュレットからカマンガン酸カリウム水溶液を滴下する、といったものです。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

滴定により生じた Mn^2+ と過剰量の MnO4^- が次のように反応して MnO2 を生じた可能性があるかも知れません。



3Mn^2+ + 2MnO4^- + 2H2O → 5MnO2(固) + 4H^+

この反応は遅いため、滴定の終点で MnO2 が生じる事はまずありません。


また加熱した場合には次の分解反応が起こり、O2 と MnO2 を生じる場合もあります。

4MnO4^- + 4H^+ → 4MnO2(固) + 3O2↑ + 2H2O
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この回答へのお礼

早々に回答して頂いて、ありがとうございます。丁寧な説明でとても良く分かりました。これで疑問が解決しました。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/12/04 23:08

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