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とあるスプルースの単板が表甲のアコギを買おうと思い、いくつかの楽器屋を見て回ったところ、同じ型のものでも、かなり明るく白っぽいもの、黄色味の強いクリーム色のもの、シダーにせまるのではないかと言うくらい赤茶っぽいものまで色々とありました。

ここで気になったのは、同じ型の同じ木材のギターで何がこれほどの差を生んでいるのかと言うことです。木の上部下部、外側内側、乾燥にかけた時間、日焼け等々私なりに理由は考えてみましたが本当のところが知りたいです。

また、この色によって木材としての質の良し悪しがあるのであれば一般論としてどうなのでしょうか?
当方音楽にはかれこれ15年程度関わっているので最終的には音を聞いて一番良いと思ったものに決めますが、知識としての木材のことを知りたくなりました。
回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>最終的には音を聞いて一番良いと思ったものに


楽器の購入は、この一点ですね。

木材の事はGoogle で沢山ヒットしました。
その内の一つリンク貼ります、参考までに・・・

http://www.rurbanist.jp/craft/parts.html
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スチール弦のアコギで使われるスプルースは、だいたい下記のような種類だと思います。



○ジャーマンスプルース(その他のヨーロッパ産スプルース)
色は白っぽい。現在は量が少なく高価なため、トップクラスのモデルにしか使われないと思う。またジャーマンと言いながら、実はルーマニアなど他の産地の物を使う場合も多い。寒い地方なので木目幅がとても細かい。

○イングルマンスプルース
比較的ジャーマンに近く、シトカの次に使われることが多い。

○シトカスプルース
もっとも一般的に使われる。色は黄色みを帯びている。安価でバランスが良い。木目幅は広いものから細かいものまで様々。

○アディロンダックスプルース
色は若干赤みを帯びる。戦前のマーチンなどは標準的に使用されたが、現在では数が少なく高価なため、限られたモデルにしか使われない。


これらの中でも木目の幅も色も個体差があります。良く、目が細かくて直線の木目が良いなどと言われますが、個人的に数十年の経験からするとあまりあてにならないです。(曲がった木目や広い木目でもものすごい音のギターはいくらでも存在する)。もちろん木取りや完成後の環境による焼け方で色の違いが出ることもあります。

どのクラスの楽器なのかによりますが、職人が作る場合は1枚1枚タッピングして音を確かめながら板厚やブレーシングを調整します。量産品に置いては産地(種類)がどうというよりその時安く手に入った木材を使用することもあるかもしれませんが、同じ年代の同じモデルでそれほど種類が異なるのはあまり聞いたことはありません。


なお、単純な楽器用木材としての値段で比較すると、
ジャーマン>アディロンダック>イングルマン>シトカ
となります。
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