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遊廓では遊女が不始末をしでかすと折檻したり、時にはそのまま殺してしまうこともあったようですが、いくら江戸時代でもひどいですよね。たとえば警察に当たるところに通報する人がいたとして、楼主がちゃんとお咎めを受けるなんてことはあったんでしょうか。いくら借金のかたに働いているからって、雇い主がリンチしたり殺したりして、それで何のお咎めもないなんて、そんな感じだったんですか。

A 回答 (2件)

今の風俗と違う所ですが、江戸時代で、遊郭と言う世界は別世界と考えて、素人女性は当然入れませんし、遊郭から貰い受ける(遊郭から出し自分の嫁にする)にはかなりのお金が必要な世界です。

そこで、お店の主人が買った商品(女性)を売るか、捨てる(殺したり)公にもなりません。質問者様の例で言うと、ヤクザが警察的な位置にあるので、常連のお客様に失礼があって殴り殺しても、性病にかかって座敷牢に入れ、死なせても公になりません。遊郭以外の警察的立場の岡っ引きでさえ、捜査に入る事は考え難いですね。

あと、避妊の為に江戸時代までは青銅(せいどう:銅(どう)に錫(すず)や鉛(なまり)を加えたものだったので、鏡の裏を傷つけ飲んでたという話も聞いた事があると言う話も聞いた事がありますが、実際の所はわかりません。
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この回答へのお礼

江戸時代も素敵だけどやっぱり今の日本に生まれて良かったです。つくづく。

お礼日時:2011/03/08 01:05

聞きかじりの知識ですが・・・



吉原は事実上治外法権みたいな場所だったそうです。
だから、不始末をしでかした人は内部で始末する必要があり、
きわめて厳しい罰を与えることもあったわけです。

江戸時代の警察組織と言うと、
いわゆる奉行所で、同心と言われる役人が警察官なわけですが、
基本的に人員不足で、同心は自腹を切って、町人の手先を使っていて、
それが銭形平次みたいな、十手持ちの岡引、
さらに岡引は情報収集のための手下を雇っていたわけですが、
岡引自体は生活もできない程度の収入しかなく、
奥さんが商売でもして稼いでいない限りは、悪いことでもしないとやっていけなかったとのこと。

そういう時代なので、現代の警察のようにあらゆるところの治安を守るような組織にはなってないし、
立ち入りできないところもたくさんあったみたいです。
神社仏閣の境内とかは、町奉行ではなく寺社奉行の領分だったりしたわけですし。

吉原も吉原そのものが独立国みたいな状態なので、
処罰もリンチとはいえないかもしれません。
町奉行の裁きでだって、リンチと見まごうひどいものはたくさんありましたし。

吉原以外の遊郭のあった岡場所と言うところは今で言う違法営業なので、
非合法組織みたいなものです。
なので、そこは奉行所の範疇ではあったものの、元々犯罪組織だったわけで。

ちなみに、その違法営業の岡場所をそのものを取り締まるのは、
奉行所ではなく、吉原の組織の仕事だったというのも聞いたことがあります。

吉原を舞台にした時代小説などを読むと、江戸時代の遊郭などについて、
意外な知識を得ることができて楽しいですよ。

吉原御免状(隆慶一郎)などがお勧めです。
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この回答へのお礼

江戸時代の警察は人手不足ですか。まあ今の日本みたいに日本全国どこでも 110番すれば 10分位で警察が駆けつけてくれるなんてのは世界的に見ても、歴史的に見ても全然当たり前じゃないんですよね。お薦めの本も紹介して下さってありがとうございます。

お礼日時:2011/03/08 01:03

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