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証券外務員1種の模擬試験、オプション取引の解答について。

問題:権利行使価格1,550ポイントのTOPXコールオプションをプレミアム70ポイントで10単位買いたてるとともに、権利行使価格1,600ポイントのTOPIXコールオプションをプレミアム55ポイントで、10単位売りたてた。その後、転売を行わず最終決済日を迎え、SQが、1,550ポイントとなった場合と1,600ポイントとなった場合のそれぞれの取引全体での損益を出しなさい。

解答:SQが1,550のとき

コールの買い {(1,550-1,550)-70}×10,000×10=-7,000,000
コールの売り 55×10,000×10=5,500,000
合計:-1,500,000

SQが1,600のとき

コールの買い {(1,600-1,500)-70}×1,000×10=-2,000,000
コールの売り {55-(1,600-1,600)}×10,000×10=5,500,000
合計3,500,000

となっているのですが、

SQが1,500のときに関しての質問
・コールの買いにおいて、権利行使価格とSQが同じときは、イン・ザ・マネーの計算式を使うのでしょうか?

SQが1,600のときに関して質問
・コールの売りにおいて、なぜアウト・オブ・ザ・マネーの計算式を使うのでしょうか?


分かりづらい質問でお手数かけますが、試験日が近いのでよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

イン・ザ・マネーの計算式や、アウト・オブ・ザ・マネーの計算式を覚えて使うより、オプションの原則を理解すれば、さほど労せず利益、損失を計算できると思いますよ。



その原則とは、
(1)オプションを買う(ロング)のときは、プレミアム代金を払う。
(2)オプションを売る(ショート)のときは、プレミアム代金を受け取る。

(3)コールを買ったとき、SQで権利行使価格を上回ったら、上回った分だけ利益になる。
(4)コールを買ったとき、SQで権利行使価格以下であったら、損益ゼロ。

(5)コールを売ったとき、SQで権利行使価格を上回ったら、上回った分だけ損失になる。
(6)コールを売ったとき、SQで権利行使価格以下であったら、損益ゼロ。

(7)プットを買ったとき、SQで権利行使価格を下回ったら、下回った分だけ利益になる。
(8)プットを買ったとき、SQで権利行使価格以上であったら、損益ゼロ。

(9)プットを売ったとき、SQで権利行使価格を下回ったら、下回った分だけ損失になる。
(10)プットを売ったとき、SQで権利行使価格以上であったら、損益ゼロ。

ご質問のケースでは、
(1)より、1550ポイントのコールを買った時点で、単位当たり70ポイントの損失。
(2)より、1600ポイントのコールを売った時点で、同じく55ポイントの獲得。
この時点で-70×10 + 55×10 = -150と、150ポイントの損失です。

SQで1550ポイントになったときは、
(4)より、1550ポイントのコールは損益ゼロ。
(6)より、1600ポイントのコールは損益ゼロ。
結局、トータルで-70×10 + 55×10 + 0 + 0 = -150と、150ポイントの損失となります。

SQで1600ポイントになったときは、
(3)より、1550ポイントのコールは、1600-1550=50ポイントの利益。
(6)より、1600ポイントのコールは損益ゼロ。
結局、トータルで-70×10 + 55×10 + 50×10 + 0 = 350と、350ポイントの利益となります。

上に挙げたオプションの原則は、オプションを説明している書物ならどれも図を使って説明しているのではないかと思います。
原則を覚えなくても、コール/プット、ロング/ショートをしっかり理解して、頭の中で図をイメージできれば問題も解きやすくなると思います。
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