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会社合併時の仕訳について(簿記2級レベル)について質問があります。

株式会社が株式を発行した場合、一般的に

(1)株式発行(100円×10株)
(2)出資者から合計1,000円の払い込み
(3)その払い込み額を資本として計上

という流れですが、合併時は被合併会社からの払い込みがないにもかかわらず
なぜ株式発行額を資本金として計上するのでしょうか。

基本的なことでたいへんお恥ずかしいのですが、ご教授願います。

A 回答 (1件)

甲社が乙社を吸収合併したケースです。



合併とは、乙社のすべての資産・負債を甲社に引継ぐものです。
乙社の諸資産3,000、諸負債2,000として、甲社の合併による仕訳は次のようになります。

 借方 諸資産 3,000 / 貸方 諸負債 2,000
               / 貸方 資本金 1,000    

この場合、諸資産、諸負債は時価で評価されます。資本金は乙社の株主に交付された、甲社の株式の時価を表します。(乙社は合併により消滅するので乙社の株主は株主のとしての権利を失いますが、代わりに甲社の株式を受け取る訳です。)

なお、上記の例では、貸借が一致していますが、実際には以下のように差異が発生します。

・借方に差異が発生するケース

  借方 諸資産 3,000 / 貸方 諸負債 2,000
  借方 のれん  200  / 貸方 資本金  1,200  

この場合は、借方に「のれん」として計上します。

・貸方に差異が発生するケース

  借方 諸資産 3,000 / 貸方 諸負債 2,000
                 / 貸方 資本金  900 
                / 貸方 合併差益 100
この場合の「合併差益」は 、実務では「負ののれん」として当期の利益として処理されますが、2級の受験簿記では「合併差益」として処理されているようです。

以上のように合併の場合、被合併会社からの払い込みはありませんが、被合併会社の株主から現物による払いこみがあったと見做されます。これに対して合併会社の株式を発行し、その発行額を資本金として計上するのです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、たいへん申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/17 01:08

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