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福島第一原発の事故について
時々「最悪のシナリオ」という言葉を耳にしますが
肝心のその内容が、あまり語られておらず不安に思っています。

原子炉そのものがどうなるのか、のみならず
もう少し広い視点での「最悪のシナリオ」について
ご存知の方、居られましたら、ぜひ教えてください。

A 回答 (7件)

ネットの情報やら、雑誌やら色々と読みました。

確実に自信を持っていえることは(以前からネットじゃいわれていたけど)新聞やテレビは核心には絶対触れないということです。

現在の様子から、どうやら少なくとも2号機については核燃料は溶け出して圧力容器を抜けている可能性が高そうです。原子炉にはその外側に「最後の砦」ともいうべき厚いコンクリートに覆われた格納容器があり、そこを突き破る可能性は低そうであるのは間違いないようです。
幸か不幸か燃料が溶け出して底を抜けたとなると、水には浸かっているということになり、それなら水蒸気爆発は起きないことになります。制御棒は入れて核分裂は止めているので再臨界は起きずに済んでいるようです。
核分裂が起きていることで発生するプルトニウムが現場から採取されて、あんだけの爆発を起こしても「安全です」とのたまった原子力保安院のヅラおじさんが「率直にいって深刻な事態」といったのは、ないはずの再臨界の可能性があったからです。もしそうなれば「全員、逃げろ~」しかなくなっていたようです。
今後起きる可能性があるのは、水素爆発だそうです。「たいしたことないっス」とのたまった水素爆発ですが、実は3号機(4号機だったかも)は使用済み核燃料がプールごと吹っ飛んだそうです。だから、一時期ガイガーカウンターの針が吹っ飛ぶほどの放射能が出たのです。まったく、それでつじつまが合いましたよ。

それで、現状での最悪のシナリオは収束つまり核燃料を閉じ込めた水のサイクルで安定的に冷やして冷温状態にするということができずにダラダラと汚染水やら放射能やらがダダ漏れし続けるというもので、現状がまさにそれです。つまりある意味今は最悪のシナリオにあるということです。無理やり前向きな発言をすれば、これ以上悪くなることはあんまりないよということです。水素爆発については、可能性はあるけどちゃんと落ち着いてやっていればたぶんそういうことは起こらないで済むでしょうというレベルのようですね。まあ、以前のように監視員が持ち場を離れてその間に燃料切れで空焚きになるみたいなお間抜けなことをすりゃあ話は別ですけどね。


あともう少し広い視点に立った最悪のシナリオですが、実は今、福井県の高速増殖炉もんじゅが昨夏に事故を起こし、そっちも収束ができない状態にあります。なんでも今まで24回ミッションを行いすべて失敗しているそうです。もんじゅは今必死に冷却している状態ですが、なにせ原子炉の中にモノを落として引っかかって取れないって事故。温度にムラができているのは当然のことで、これがどうなるか予想はできません。もんじゅ様は液化ナトリウムを使っているのですが、これが空気に触れるとボカン、水に触れるとドカン、だそうでして、しかもこの冷やし作業、あと何年も続けなきゃいけないんですって。
もんじゅ様の事故では事故の事実を公表すると周囲に公言していた技術者が謎の死、復旧作業の責任者が自殺と既に2名ほどの死亡者を出しているのも見逃せません。
もんじゅ様が本気モードでドカンとやると、周囲300キロがやばいそうで、これには京都、大阪、名古屋がすっぽり入ります。つまり東海道が通れなくなるわけで、陸路で東日本と西日本が行き来できなくなるという、ま、たったそれだけのことですよ・笑。
福井県周辺で地震が発生すると、ラオウがスーパーサイヤ人になる可能性があるっつうことですね。

ついでに海外のサイトから入れた情報なんですが、青森県の六ヶ所村の再処理工場からヤバいやつが1%漏れると、「急性で影響が出る範囲」に東京もすっぽり入ります。青森県に至っては「まあ生物は全滅でしょうね」というレベルです。ウィキの六ヶ所村の情報を見るだけでも、33京ベクレルとか、1京8000兆ベクレルとか、わけのわからない素晴らしい数字が出てきます・笑。
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この回答へのお礼

いろいろ調べていただいて感謝します。
No.8さんの浜岡原発に次いで、福井県のもんじゅも
あるんですね。
福井・浜岡・青森と続くと・・・九州くらいしか
暮らせるところがなくなってしまうかもしれませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/19 13:50

みなさん、結構それなりに最悪な事態を想定されていますが、さらに悪化するシナリオがあり得ます。



1.福島原発の放射能閉じ込めがうまく行かず、福島や宮城の人々が首都圏や関西、九州へ移住する。

2.そこへ、今度は浜岡原発直下で東海地震が起こり、首都圏や中部地方が居住不可能になる。今度は、急激に汚染が進むので、人々はパニックになり、空港から先を争って国外へ逃げようとしたり、鉄道や車で脱出しようとするが、それぞれ地震で道がふさがれていて、混乱するばかりになる。

3.それを見たそのほかの地方の人々が反原発運動を始めて北海道や九州などの原発も運転停止に追い込まれる。経済的に行き詰っているところへエネルギー危機が起こり日本は財政破綻に追い込まれる。

4.日本が持っている米国債を売りに出そうとするが、それを避けたいアメリカが日本国内で誰かに反政府運動を偽装して原発テロをやらせる。結果的に文字通り日本は壊滅状態になり、政府さえも崩壊して日本が持っていた米国債もチャラになる。

実を言うと、このシナリオは結構現実性があると思っています。

本当は、今すぐに原発廃止に踏み込んで地熱開発に切り替えるべきなのです。浜岡で事故が起こってしまえば、既に地熱開発をやる余力はなくなり、実質的に日本は破滅です。
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この回答へのお礼

確かに、東海地震が絶対起こらないとは限らないですね。
浜岡と福島に挟まれた首都圏は混乱。
アメリカのシナリオについては人によって考え方が違うかもしれませんが
私はあり得ないことではないな、と思いました。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/19 03:38

最悪のシナリオはメルトスルーがおきた場合でしょう。



まず現状です。福島原発は事故発生後、炉内で部分的炉心溶融がおきて核燃料がむき出しになっています。外部から水を流し込んでこの核燃料を冷やしています。冷やすためには大量の水を流し込みたいのですが、むき出しになった核燃料が水をひどく汚染し、その汚染水は納容器の破損部から流失して放射性物質を拡散させ回復作業と冷却作業を困難にします。このような炉が3つもあるのです。

この状態で炉内冷却がうまくいかなくなると事態は最悪のシナリオに向かい始めます。例えば余震や津波の再来で今の冷却機器が使えなくなったり、漏れが起きている箇所がいきなり大きく割れて、冷却水を炉内に留めることができなくなったり、水素爆発で格納容器が大きく破損したりすると、炉内の冷却はできなくなります。こうなると、核燃料は崩壊熱でいっきに熔融を始め、最悪の場合、再臨界、つまり無制御の状態で連鎖的核分裂反応が起きて大量の発熱が生じ原子炉本体を融かし格納容器を大きく破損させ、放射性物質の大量飛散が起きます。メルトスルーと呼ばれる事態です。

このような場合にはとんでもない量の放射線が放出され続けることになります。数分間で急性放射線症を引き起こすレベルに達するので、技術者も作業員も近づくことはできなくなります。

メルトスルーが起きると、チェルノブイリのように死を覚悟で事態収拾作業を行なうか撤退するかしか方策はなくなります。

チェルノブイリの事故処理で直接の死者は33名ですが、長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数十万人とも言われています。福島の規模はその数倍はあるので、とりあえず放射性物質の大量飛散を止めるだけでもたいへんな数の犠牲者が出るでしょう。

撤退することになると、チェルノブイリの数十倍の量の放射性物質が飛び散り続けることになります。今はヨウ素とセシウムが取り上げられていますが、ストロンチウムのような半減期が長く体内に滞留しやすい物質も飛び散り続けます。いったん撤退すると、福島東部には十年の単位(一年ではとうてい済まないだろうが百年はかからないだろう)で接近は困難になると思われます。

半径100キロを避難区域とせざるをえなくなるかもしれません。これは福島県のほぼ全域になるでしょう。半径30キロの避難区域でさえ、ここまでの混乱と経済損失が起きているのに、郡山、福島、二本松、いわきといった地方都市を含む地域から住人を避難させるとなると、事態は困窮するでしょう。

日本は国際的にも厳しい立場に追い込まれます。日本製品の輸出は事実上受け入れてもらえなくなりますし、海外の船舶や航空機も日本に物資を運んでくることをためらうようになりかねません。
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この回答へのお礼

制御不能→撤退、結果として日本の孤立となると
食料自給率の視点から考えても
国家を挙げての大ピンチになりますね。
国内生産の食品や水は汚染されているでしょうし。
このような事態はぜったいに避けたいことだと思いました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/18 19:31

1~3号機に共通して言えることですが、まだ炉心をしっかり冷やすことに成功していません。


”安定して冷やし始めることに成功するまで”あと3ヶ月以上かかると東電は昨日のたまいました。
その間にも炉心は溶融し続けるわけです。炉心の温度が今どうなのか、どんな状況なのか誰もはっきりしたことは知りません。それでここ3ヶ月の間に怒りうる最悪のことは、溶融の進展と集合、再臨界、そしてそれに続いて怒る炉全体の水蒸気爆発(チェルノブイリでおこったやつ)でしょう。ひとつ怒ればあとの二つも(もう第一全体が制御不能になりますので)続いてすぐ起こります。格納容器がしっかりしている1、3号機、特に圧力容器に穴があいていない1号機が爆裂では一番威力があるでしょうね。

これで放射能が周囲にたくさん飛び散ること(チェルノブイリの数倍?)、それによって起こる関東一円のパニックが起こしてはならない最悪のシナリオだと思います。日本の崩壊です
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この回答へのお礼

爆発の連鎖、ということがあり得るということですね。
そして圧力容器がしっかりしている1号機の威力がもっとも危険
ということは、全く想像していませんでしたが
確かにその通りだと思いました。
結果としての関東一円のパニック、日本の崩壊は
ほんとうに起こって欲しくないシナリオですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/18 19:25

最悪のシナリオ



1.作業中に、大規模な地震・津波が再来する。
2..この一連の問題により、このまま強引に管政権が継続してしまうこと。
3..地下設備への汚染水流出を止められない。
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この回答へのお礼

地震・津波、地下設備への汚染水流出
結果として海や地下水の汚染
それに対応できない政権
収拾のつかないことになりそうです。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/18 19:20

ざっくりすると


原子炉の水が一時的に送れたが、これが出来なかった場合
プールも同様に水が補充出来なかった場合
原子炉内部はとても高温ですし、プールに納めているのは200度とも言われる
燃料棒を徐々に冷やすためですが、それらの冷やすことが出来ない事

地震発生時に炉心に核分裂を押さえる 棒が うまく作動したが
これらがうまく動作しなかった場合

上記など制御出来ない場合

などなどあるみたい

まぁ↑のことが起きればメルトダウンにて 建物など爆破
チェルノブイリと同じようなことが起きる

こうなれば 福島一部だけではなく福島全域や他県も入るし海にもその影響がある
飛散がチェルノブイリ並ですると日本の半分になる可能性もある
それが1000年単位とかで人が住めないことになる
また、風によって他国に行く事もありえるし、風によりここは問題ない。ここは放射能が高いとかでる
風評被害により他国からの観光・ビジネスが来なくなるなど
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この回答へのお礼

観光やビジネスへ影響が出ると
直接的な放射能被害よりも、ものごとが複雑になりますね。
恐ろしいことだと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/18 19:18

あくまで素人考えですが。



まず、最悪の事態となっても、原発からの直接の放射能にやられるのは、20km圏内であると思います。問題は、広域にばら撒かれる放射性物質なので、濡れマスクや雨合羽、手袋・長靴などをそろえて、脱出準備しておく必要があると思います。

ただ、万一のことが起きたとき、パニックを防ぐために、すぐに事態を知ることができないと思われます。ですので、心配であれば、常時、あらかじめ防護しておくしか手立てがありません。

最悪のシナリオは、日本全域に、放射能物質が撒き散らされ、原発も、再臨界によって収拾不能になることだと思いますが、今のところ、その可能性は低いと思います。なぜなら、官房長官や副官房長官が、地震後1ヶ月以上も経って、ようやく福島に入りだしたからです。
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この回答へのお礼

確かに直接的な放射能よりも、撒き散らされる放射性物質の方が怖いですね。
また、パニックを防ぐために情報発信が遅らされる
もしくは隠蔽される、ということも「最悪」だと思いました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/18 19:16

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