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単純なRCのローパスフィルタのCに抵抗を直列接続した場合の,周波数特性のイメージが湧きません。

RCフィルタでは高周波になるにつれゲインが下がるのに対して,そのCに直列にRをつなぐことでゲイン低下の制限していると思う。でもRをつなぐことで,より低域からゲインが落ち始め,カットオフ周波数は下がる?
 位相の変化が関係してそうですが,どうもイメージできません。誰か教えて下さい。

A 回答 (4件)

 


 
   ── 10k───┐
             │
            1μF
             │
   ───────┘

 遮断周波数は16Hzである。


    ──10k──10k─┐
               │
              1μF
               │
    ────────┘

 8Hzに低下。
 抵抗が大きくなったゆえ低下して当然。



          ┌────出力
          │
    ──10k─┴─10k─┐
                │
                1μF
                │
    ─────────┘

>
>例えばある周波数でのCの抵抗成分をAとすれば
>RC型(1μFの所)では『2R』とAの抵抗分割。
>リードラグ型(出力の所)ではRとRとAの抵抗分割
>になるから,どの周波数帯でもリード・ラグ型の
>ほうがゲインは大きくて…

この図で見る限りまったく異義なしです。

謎解きはボード線図も併用するのがよろしいかと。一刻も早くゲダツされる事を祈ります。
 
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 分かりやすく表現したつもりで「伝達関数の分子はHPFだ」と書いたが気が咎めるので補足します。



 伝達関数
  Y = (1+jkW)/(1+jW) 
 これを分子の各項ごとの分数にわける。
   = 1/(1+jW) + jkW/(1+jW)
 これをお手持ちのラプラス表などに照らし合わせて欲しいのだが、最初の分数は単純なLPFである。第二の分数は係数 kが掛かってるがそれを除けば単純なHPFである。係数kは 1より小さいので減衰器(アッテネータ)である。Yの式を回路図で表す。

V1─┬───LPF─┬── V2
   │         │
   │         │
   └─ k ─HPF─┘

 LPF出力とHPF出力が加算されて出力となる。kで減衰されるぶんHPF側の信号は小さい。 LPFを通る信号は周波数が高くなるにつれて減少するが、いっぽうHPFからの信号が大きくなる。ただしその大きさは元の信号よりKだけ小さい。
 位相特性は、HPFは遮断周波数以上になると位相遅れが0であるゆえ、位相が0に戻る理由がはっきり見える。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
おかげさまでLPFとHPFが加算されているという,
新たな見方がわかりました。
ただ,やっぱり,はっきりしないのがリード・ラグ型にすることで遮断周波数が落ちるというところです。伝達関数を解けば答えはそうなるのですが。。。
例えばある周波数でのCの抵抗成分をAとすれば,RC型ではRとAの抵抗分割。リード・ラグ型では,RとRとAの抵抗分割になるから,どの周波数帯でもリード・ラグ型のほうがゲインは大きくて,遮断周波数も伸びるのではと,最初に考えたものですから。
 なにか根本的に考えが間違っていますでしょうか?
お時間ありましたら,ご意見いただければ幸いです。
今回はどうもありがとうございました。もう少し考えてみます。

お礼日時:2003/10/03 01:02

 それはリード・ラグ フィルタです。


 下図でZ1=R1、Z2=R2+1/(jωC)

 ──Z1─┬──
V1     Z2   V2
 ────┴──

伝達関数
  Y = V2/V1
   = Z2/(Z1+Z2)
   = (1+jωCR2)/(1+jω(CR1+CR2))
であるがここで
k=R2/(R1+R2)、ωo=1/(CR1+CR2)、W=ω/ωo
と置き換えて(*)
  Y = (1+jkW)/(1+jW)
と表す。
 一般に、伝達関数では分母はLPFで分子はHPFである。
各々の遮断周波数は実部=虚部になる所である。よって
分母LPFではω=ωo=1/C(R1+R2)である。R2も参加するのだ。
分子HPFの遮断周波数は分母のk倍であることが丸見えである。
すなわちk倍の所から上はLPFとHPFが打ち消しあって平坦な特性に戻る。
 ちなみにYの式でωを十分大きくするとY≒k=R2/(R1+R2)になる。つまり抵抗だけの分割になる。高周波ではCのインピーダンスが小さくなるのだから当然である。

 なお位相の周波数特性は
  tanφ=-(1-k)/(ωo/ω+ω/ωo)
である。ちなみに
ω≒0では分母第1項が大きいゆえtanφ=0である。
ω>>ωoでは分母第2項が大きいゆえtanφ=0である。
すなわち位相は0度から始まって、LPFとしての-90度に向かって進む(Lead)が、
HPFが効き始めるに従って停滞(Lag)し、十分高域では0度に戻る。
以上。

 式変形などを知りたければ要求してください。

(*)こうする理由は、下記のNo3(拙書)の冒頭を参考に。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=656982
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RC(R1,C1)で構成されたLPFにC1に直列な抵抗R2を追加するとPoleとZeroが出来ます。



PoleとはLPFのf0のことで、Zeroによりロールオフの特性が出ます。
ご指摘のR2によるf0のズレですが、R=R1+R2となり3dB落ちの周波数が低い方向に移動します。
しかし、R1>>R2の場合はR2の影響は少なく、場合によっては無視する事もできます。
位相はLPFの場合、充分に高い周波数では-90度となりますが、R2を入れると0度に戻ります。

_________
     \
      \
       \
        \
         \_____________R2を追加した場合
          \ 途中からフラットになる
           \
            \
           R2が無い場合、理論的には
             限りなく減衰して行く

_____           ________R2あり
   \        / 0度
    \  Phase /
     \     /
      \_______/
       \
        \     
         \_______________ -90度
             R2なし

ラプラス変換しボード線図を書けば簡単に解けます。

このHPは半角スペースを無視するので図を描くには不適当ですね。また、日本語の環境ではバックスラッシュ(&h1B)が\マークになるので読み替えて下さい。
このHPは図形による技術的な質問回答をするには不適切ですね(笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
その遮断周波数が下がってくるのは,
PoleとZeroという概念を理解する必要があるようですね?
まだまだ知識不足です^^;
もう少し考えてみます。
今回はどうもありがとうございました。

お礼日時:2003/10/03 01:09

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