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とある参考書には「ジャガイモの食べている所は茎です。その為太陽に当てると緑色になります。」と書かれてありました。
だけど、食べている所が茎だからといって日光を浴びて緑色になるとも思えないのですが、どうして茎だったら緑色になるのでしょうか?

A 回答 (3件)

植物細胞には、原色素体(プラスミド)と呼ばれる小胞があります。

これは元は独立した別な生物だったのですが共生して植物が出来ました。この原色素体が(1)葉緑体(クロロプラスト)(2)有色体(クロモプラス)(3)エチオプラストや白色体(ロイコプラスト)(4)アミロプラスト(でん粉を貯蔵)などに形を変えて植物細胞に存在しています。

ここでこれらの色素体の内(1)~(3)の葉緑体(クロロプラスト)・有色体(クロモプラス)・エチオプラストや白色体(ロイコプラスト)は細胞の置かれた環境で葉緑体⇔有色体・葉緑体⇔エチオプラストや白色体へと相互に変換できます。しかし、アミロプラストだけは一度原色素体がアミロプラストに分化しますと他の色素体に変換することは出来なくなります。

葉や草本の茎表層では一般に葉緑体になっています。ピーマンの果皮、ニンジンの根などでは有色体です。ジャガイモやもやしなど光の当たらない茎や葉はエチオプラストです。貯蔵器官に分化した根、茎、地下茎などではアミロプラストになっています。

ご質問のジャガイモはエチオプラストですから光の下に放置しておきますとエチオプラストが葉緑体に変化しまして緑色になります。この際にエチオプラストが保存していました糖を消費しますからジャガイモの保存には光は厳禁です。光を長期間当てますと葉緑体に変化し、美味しくなくなります。一方サツマイモは根でしてアミロプラストで光が当たっても葉緑体が出来ることはありません。ですから食べる前にサツマイモは光を当てて日光浴をさせるのですね。

おもしろいものにダイコンがあります。大根は茎と根が合体したものです。ですから光を当て続けますと茎である上だけエチオプラストが葉緑体に変化して青くなります。下は根ですからアミロプラストで葉緑体に変化することはありません。青首大根は茎の部分に光を当てて葉緑体にし青くしたものです。
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この回答へのお礼

今回初めて色素体について知りました。葉緑体も色素体の一つだったんですね。
なるほど、場所によって色素体が違って、エチオプラストのある所が日光で緑色に変化するのですね。

回答有難うございました。

お礼日時:2011/05/04 06:57

>茎は太陽に当たると緑色になるの?



     ↓

難しい専門用語や色素・波長の問題による理論は別として、ジャガイモに太陽光を当てると光合成が起こる為です。

※光合成:太陽光と空気中の二酸化炭素から、酸素と葉緑体に葉緑素が合成される。

◇ご参考
http://www.kagaku.info/faq/photosynthesis000403/ …
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この回答へのお礼

光合成ですか。サイトを見ましたが難しいですね。
前半部分はなんとか理解出来ましたが、後半部分は???という感じでした。
光合成って相当仕組みが複雑なんですね。
だけど葉緑素に光が当たって炭水化物を作り出すのは分かったが、葉緑素自体を作り出す仕組みの記述はどこかにあったっけ?
それとも自分が見落としただけ?

回答有難うございました。

お礼日時:2011/05/04 06:15

葉緑素が出来るからです、数日で緑になるから試してごらん。


不味くなるから一個だけね。
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この回答へのお礼

葉緑素が出来るからですか。だけど何で茎だったら葉緑素が出来るんだろう?
回答有難うございました。

お礼日時:2011/05/04 01:36

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