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今回の総選挙は総理大臣の衆議院解散権行使によるものですが、なぜ今、解散・総選挙なのでしょうか。

小泉総理にどういう意図があるのでしょうか。

今、総選挙に打って出るのは、さらなる地盤強化のためなのでしょうか。
民主党が少なからず、勢力を増しつつある中での総選挙は小泉総理にとってリスクではないのでしょうか。

A 回答 (5件)

 以前として支持率が高い小泉首相と、今大人気の安倍晋三幹事長。

この小泉・安倍人気政権を批判しながら選挙で戦うのは、少し勢力が増したくらいの民主党にとってはとても大変なことだと思います。
 なぜ今まで解散しなかったか。それは自民党総裁選挙で再選されるまで待っていたのもあるでしょうし、そもそも解散は衆議院議員が全員くびを切られて無職になってしまうわけですから、そう簡単には首相周辺も望まないでしょう。
 ではなぜこの秋なのか。それは小泉・安倍の高い支持率、人気を生かす絶好のチャンスだからです。「別に来年でも」と悠長なことは言ってはいられないと思います。
 早ければ年内にも自衛隊がイラクに行くとみられていますが、今も毎日のように米兵が攻撃されて死んでますし、現地の国連を狙った大規模テロもおきました。このイラクの現状では自衛隊にも必ず死者が出ると思います。小泉首相はそれを一番恐れているのではないでしょうか。
 死者が何人も出たら支持率が一気に落ちるでしょうし、民主党に有力な材料を与えてしまいます。さらに来年にもなってイラクで大量破壊兵器が見つからなければ(おそらく首相自身ももはや見つからないと思っているのでは)、「あの戦争を支持したのは正しかったのか」となってしまいます。そうなってから選挙に打って出るよりも、イラクに自衛隊を送り出す前に、小泉・安倍人気の高いこの秋のうちに選挙をするのが首相にとってもっとも有利だと思います。
 ちなみに、この秋に選挙で大勝してしまえば、例え死者が何人出ようとも、大量破壊兵器が見つからなくても、小泉首相は「戦争もイラク派兵も、選挙で国民の信を得た(国民がそれを選んだ)」と言い訳ができます。
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この回答へのお礼

大変、よくわかりました。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/07 05:35

これはあくまで理由のひとつに過ぎませんが・・・


来年の6月に参議院選挙があります。小泉首相が任期一杯まで勤めると、総選挙と時期が重なり、衆参同日選挙ということになります。
これは一般論ですが、衆参同日選挙の場合、候補者も多く、マスコミも大々的に報道するため、選挙の認知度が上がり、投票率がアップします。
そうすると、組織票に頼りがちな自民党・公明党は不利になります。今回の解散についてはそういった政党の思惑もからんでいる、ということです。

蛇足ですが、総理大臣は国会の解散権を有していません。今回の解散は天皇の国事行為による解散だと思います(いわゆる7条解散)。総理大臣が国会を解散できるのは内閣不信任決議が可決されたときだけです。
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この回答へのお礼

なるほど、いろんな事情があるのですね。
皆様を含めて貴重な意見・情報をいただき、本当に勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/07 05:39

2000年7月、森前首相によって前回の総選挙がおこなわれました。

本来でしたら小泉氏が首相となって早い時期に、総選挙をおこなうことで自民党を1本にまとめたかったのでしょう。なぜそれをしなかったのかは不明です。

早々に小泉改革賛同者を募る形で、総選挙をおこなえば守旧派などに口を挟まれることもなかったわけです。

幹事長職を身内にしたのは小選挙区という事情では大きい。古賀だの亀井だのに向かって、「構造改革に協力できなければ公認しない。無所属で出馬せよ」と、いえたなら、多くの代議士ならびに新人候補者は踏み絵を踏まされるのと同じことになるでしょう。

それができるかどうかでしょうね。藤井総裁関係でごたごたしています。何だか、小泉氏の目論見が少しずつずれてきていないだろうか。
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この回答へのお礼

よくわかりました。
ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/12/07 05:38

 過去に似た質問が出ています。



質問:衆議院の解散について
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=660405

 安倍氏は過去に核武装容認発言をしたこともある人物で、タカ派などという次元ではなく嫌う人は嫌います。また、日本国内でも核武装容認論者は少数派ですので、現在は北朝鮮問題で人気を誇っていますが後々まで続く保障など全くありません。
 更に、私の見たところ安倍氏はディベートが下手のようです。数年前、ニュースステーションに出演した折、久米氏から突っ込まれて上手に切り返せなかった場面を見た事があります。テレビ討論会などで野党の論客と一騎打ちになった場合、十中八九負けてしまうのではないでしょうか。
 事の是非はさておき、今はテレビでどれだけ目立てるか、格好つけて人気を取れるかが政治家として成功する鍵の一つになっています。ですので、ディベートが苦手であることは致命傷になりますね。
 安倍氏の人気が急落するのが先か、選挙による自民党圧勝が先か。こればかりは蓋を開けてみないとわからないですね。
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この回答へのお礼

似た質問も見てみました。
調べ不足ですみません。でも、それ以上にここで皆さんに意見をいただき、勉強になりました。
阿部氏の事情もよくわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/07 05:37

 しかし、小泉内閣を引き摺り下ろす可能性はあります。

たとえば、日経平均株価は現在10000円台をうろうろしていますが、総選挙前に12000円まで回復できればさらに自民勝利が確信できますが、再び10000円割れになれば、経済政策に赤信号がともります。
 次に、来年は参院選があります。ずっと10000円台のままだと不安が広がり、参院選敗北⇒小泉・青木退陣となります。もちろん、そこにイラク戦争も絡んできますし、またアメリカ大統領選挙gふぁあります。ブッシュ政権が再選を目指して、対日政策が強硬な態度にでるでしょう。
 「アメリカ追従でよいのか?」という世論が日本で起きれば、小泉政権は窮地に立たされるでしょう。
 小選挙区制導入・連立の時代になって、国政選挙の結果による内閣退陣は、衆議院選挙による敗北ではなく、参議院選挙の敗北で退陣した。橋本しかり、宇野しかり。
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この回答へのお礼

経済と外圧のお話、勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/07 05:36

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