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ZCTを通過している線(3相3線)は、相のどれかが地絡して平衡しなくならない限り、2次側を開放しても焼損することは無いのでしょうか?

ZCTを通過している線に通電すると同時に、ZCTの2次側を運用しないといけないとすれば、一度に全てを構築(工事)しなければなりませんね。後から2次側を工事するというやり方はできないものでしょうか?

地絡することはほとんど無いので、次の工事までしばらく2次側を開放しておくというのは、いけないことでしょうか?

A 回答 (3件)

大手重電メーカに勤務しているものです。


このようなケースたまにありますね。
我々の場合は,お客様の操業中の改造作業規定等に反しなければ可能です。

質問者様の質問を6.6KVのZCTと勝手に解釈して述べます。

次回停電を伴わずZCT2次側を施工する方法として
ZCT2次側を後日ゆっくり施工できるように端子台やテスト端子等まで
配線を済ませておきます。(次回,高圧に近接せずに作業できる所まで。)
ZCT2次はもちろん短絡状態にします。
(停電作業時に端子台などで短絡しておきます。
(1KΩと言われている方いますがなぜ?)短絡でOKです。
将来接続しようとする機器も数Ω以下だと思います。)
場合によっては抵抗を入れるとその両端に電圧が発生することがあります。

後日,送電状態においてZCTを使用可能に変更工事の場合は
2次側の配線をジャンパしたまま(ZCTを開放させないように確実な措置で)
2次側工事を進めます。

ZCTの1次側電圧が高圧以上なら2次線の接地を忘れずに。

※ZCTもCTも多くは鉄心にコイルという単純な構造なので1次側に電流が流れると
2次側には磁束を打ち消す方向の起電力が発生します。
なので1次側の負荷電流ベクトル和がゼロであれば2次側開放でもOKですが
貫通された高圧ケーブル以降,各相の対地間の静電容量バランス等すべて同じではないので
完全にゼロとは言えません。通常ジャンパ線は入れます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

短絡で良いのですね。安心しました。
停電の必要性、電圧6.6kVなどを質問でしっかりと明示しておくべきでした。

ZCTとCTの構造もやっと理解できてきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/25 15:13

系統がはっきりしないので、各論では申し上げられませんが、問題が2つあります。



高圧受電設備前提として

1. 接地事故保護のため、接地継電器は取り付ける事が前提になっています。

質問様はどの様な立場ですか?  
継電器を外す権限は、主任技術者にあります。 もし、事故が発生した場合の法的責任が主任技術に来ますので、質問様が主任技術者でしたら、自分の責任で判断すれば宜しいかと。
また、単なる工事業者ですと、お宅様が判断する事では無いです。 主任技術者に判断を仰ぐことです、事故が発生した場合多くの人に迷惑がかかります。


2. ”ZCTを通過している線(3相3線)は、相のどれかが地絡して平衡しなくならない限り、2次側を開放しても焼損することは無いのでしょうか?”

 質問様、変流器(CT)と勘違いしていませんか? ZCTは地絡電流(2~4A)程度でCTと構造が違いますので、2時側に大きな電圧は発生しません、解放でも大丈夫です。 心配なら2次側に1kΩ程度の抵抗を入れて下さい。 (CT)は、だめですよ(短絡させおきます)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
CTとは違うのですね。よく理解できていませんでした。

立場は施主に近い形になります。
既存の施設にZCTを入れる時に停電にする必要があると思い、停電できる時に先に入れておいてから、後で2次側を工事できないものか検討していました。いずれにしても計画段階の勉強中です。

そうですね、主任技術者に聞くという手がありました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/20 09:43

済みませんが、どういった状態を仰っているのかが分かりませんので、勝手に条件を想定して述べさせていただきます。



・ZCTを通過する高圧、若しくは動力線の2次側という話の場合
ZCTとは、対地間に流れてしまう電流を、コイルが感知するものです。
三相が不平衡でも地絡が無ければ、行って帰ってくる電流値は同じなので、相殺されて
0(A)となります。
通常はこの状態なので、受電だけの状態であろうが負荷使用状態であろうが、動作する事はありません。
相殺されない状態の地絡が起きた時、初めて動作します。

・ZCTの2次側の話の場合
こちらは、何の為にZCTを取り付けたのかという根本的な問題です。
地絡時に、高圧では遮断機が動作しない、低圧ではブレーカーが焼損してしまう事で、他の電気設備にまで影響します。
低圧の場合は取り付け義務は無いので自己責任ですが、特に高圧の場合は電気設備技術基準に反するだけでなく、事業用電気工作物にまで波及してしまうので大問題となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ZCTの原理を理解できていなかったようです。
勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2011/05/20 09:45

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