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さしでがましい質問をお許しください。日本社会の現状を考えるうちに浮かんできた質問です。

私はパン屋ですが、職人としての直観で「木造住宅百年計画」は正しいと思っています。
さてそこで、直観を裏付けるための質問です。

木造住宅を百年使えるようにするために必要な事柄(構造、工法、技術など)を教えて下さい。
例えば基礎は、コンクリートでは耐用年数60年くらいだと思いますが、だとするとどのようにするのでしょう
部材の接合には、金具ではなく、伝統的な継ぎ手が必要不可欠でしょうか?
また、昨今のハウスメーカーの作る30年使用のインスタントな家と、どのように違うのか?もしくは違わなくてもメンテナンス次第なのか?
などです。
本職の方でなくても、「~だと思うんだけど」くらい緩い回答でも、いただければ嬉しいです。
また文化論的観点からの示唆も、ありがたくいただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

A 回答 (16件中11~16件)

Mokuzo100nennを語るってんじゃ、黙っているわけにはまいりませんね。



木材は比強度といって単位重量あたりの強度が鉄よりも強い材料ですので水分(湿気)に注意すれば木造家屋は丈夫で長持ちします。しかし、日本は湿潤温暖な国です。雨や地面からの湿度で木が腐りますので、昔の家は水分対策を中心にして建てました。

材木は縦に使えと言います。石場建てと言って、地面に置いた大きな石に柱を直接立てるのです。法隆寺などの1000年建築はもとより、築200年以上の民家などはこの石場建てです。複数の石をならべて、その上面の地上高さ(GLと言います)を均一にすることは難しいので、柱の方を一本一本長さ調整しなけらばなりません。この手間が大変なので、戦国時代に短時間で建築するために土台というものを考えだしたと言われています。材木(土台)を横に渡すことで基礎石の上下不揃いを吸収して水平面をつくりだし、その上に同じ長さの柱を建てるので、生産性が向上しました。

しかし、横に渡した材木(土台)は縦の柱よりもはるかに水分に弱く、腐りやすくなってしまいました。現在でも、土台を使わない石場建てをする工務店があります。しかし、なんと建築基準法で土台を使え、基礎と土台を緊結せよ、と定められているために、建築確認申請で苦労するそうです。

基礎石は数百年の風雪に耐えますので、現在でも御影石を基礎にする工法があります。しかし、100年程度の耐久性であれば、基礎石にこだわる必要はなく、高耐久コンクリートの基礎でも十分です。基礎のコンクリートには引っ張り強度を確保するために鉄筋を入れますが、この鉄筋が錆びるのでコンクリートが酸化し、強度・耐久性を落とします。そこで、耐久性を重視する棟梁はエポキシ樹脂被膜をした鉄筋を使います。裸の鉄筋よりも多少値段が高いですが、一軒3000万円の家を考えたらその差は多寡が1%です。1%のコスト増で100年耐久が確保できるのに、樹脂被膜鉄筋を使わない建築家が多いは困ったことです。

土台よりも上にある柱や梁は、雨漏りや壁体内結露による水分さえうまく避ければ100年は問題なく持ちます。ですから、壁に通気性を持たせることと、屋根の形状を単純化して雨漏りを避けることが耐久性の基本要件となります。

昔の日本家屋は真壁づくりといって、柱の一部が室内や屋外に露出した建て方をしました。こうすることで、柱の水分が空気中に発散されるので、柱は乾燥状態を維持しやすく、耐久性が確保できたのです。近年は、洋間が増えたこともあり、壁を厚くして、その中に断熱材を充填する大壁づくりが中心になりました。この大壁づくりでは柱は壁に隠されて空気に露出しません。そのため、柱は見栄えの悪い集成材を使う事ができるのですが、柱の呼吸は苦しくなり、雨漏りや壁体内結露が生じると、腐ります。築20年で腐ってしまう住宅などは、たいがい大壁づくりで施工技術も低い(水分対策が弱い)住宅です。

さて、実は、日本の住宅が消耗品になってしまった理由は、建築材料や建築工法の問題よりも、むしろ社会的、デザイン的な原因が大きいと考えなければなりません。すなわち、家の間取りです。昔の日本家屋は、主構造を「田の字型」にして、その周辺、南側、北側には縁側を、東側には台所、西側には便所を配置していました。厠は別建ても多かったです。これは、主構造を100年以上持たせるようにして、水や火を使う部分は安い材料を(細い柱)などを使って下屋の形式で付け足し、この部分は30年~50年で作りかえるという発想だったのです。台所や便所はどうしても水を使いますので、長年の間に床下などの湿気から土台や柱の下部が腐ります。その場合でも主構造の田の字型は影響がないよう工夫されていたのです。主構造の田の字型ではみな同じような和室ですから、家族構成が変わっても応用が利きますし、冠婚葬祭で人が集まるときには大広間に変身できたのです。

現在では、キッチンや風呂、トイレを主構造の中に設計するばかりか、居室もリビングだとか主寝室、子供部屋など用途別の最適化設計をするがゆえに、家族構成の変化に対応しにくく、社会的耐久性が下がってしまったのです。巨額のテレビ広告をして家を消費財として大量供給する企業が繁栄するためには、家族構成が変化するたびに家をぶち壊して建てなおしてもらうのが一番ですね。

木造100年、200年の住宅に興味がある方はには、下記の本をお勧めします。

「こうすればできる100年住宅」宮下正次著 リベルタ出版 1800円
営林署勤めだった木の専門家が足掛け5年かけて、じっくりと材木選びから本格的な木造住宅をたてるドキュメンタリーです。大きな家ですが、○○○ハウスの住宅の建設費と大して違わない総建築費に収まったそうです。

しかし、なんで哲学のカテの質問なんでしょうかね。
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この回答へのお礼

お答えいただけないのかと思っていましたが、嬉しいです。

他の回答のお礼でもぼちぼち触れていますが、私は、理想やイデアといった観念が文化を生むのではないと考えています。生活様式が人の心のあり方を規定し、その心が文化を生み出すのだと考えています。直観ですが。

なぜ今、これこれほどまでに文化が荒廃したのかと考える時、理想だイデアだ、思想の潮流がどうとかで寄せ木細工がどうの、などと頓珍漢なことを考えるのではなく、素直に生活様式が乱れたからだと捉えてしまうのです。

テレビが普及して、緻密な言葉遣いは人の耳に届かなくなりました。
アミノ酸の普及で、世界に誇る日本の料理人の世界は年々失われています。
そして、
インスタントな家の普及で、日本の職人の代表格である大工の世界は失われつつあるのではないですか?
職人が身近にいることで、日本人は物の心に触れ、豊かな精神を育んでこれたのだと思っています。
西欧人はこうしたことを良く解っていて、自分たちの古い生活様式を堅持しているのだと思います。

今回の質問は、どの程度の家を目標にしたら、昔ながらの職人の腕が必要とされるのか、を探るための質問です。百年の家が、マニュアルで建ってしまうほどのものなのか、腕の良い大工を必要とするものなのか、が最終的に知りたいことです。

お答えの内容からすると、少し工夫をして、腕の良い大工が在来工法できちっと建てれば、百年は持つということかと思います。
さらには独立基礎が望ましいとのことかと思いますが、独立基礎(石場建て?)だと、つまりは古民家と同じ造りかと思われます。この場合は二百年くらいの耐久性になるのでしょうか。
いずれにしても大工の技量が求められると思います。他回答にもあったように、この技量の本質とは「一本一本の木の癖を知り、適所に使う」ということでよろしいでしょうか?
これはつまり
「もののこころを知る」と言うことかと思います。パン屋であれば「生地の気持ちを理解しろ」ということです。こうした、ものづくりとともにある「もののこころを知る」「もののあわれを知る」という高い精神性が、今の日本の社会から失われていった一番大きなものだろうと思います。

こういうことは、哲学ではありませんか?
なにやらケッタイな観念をこねくり回すだけが、哲学ですか?

お礼日時:2011/06/20 07:08

木造住宅を百年使えるようにするために必要な事柄(構造、工法、技術など)を教えて下さい。



○ 日本には宮大工という専門家がいます。駆け出しからトップの棟梁までいますが、上位の宮大工さんなら100年、300年、500年以上でも問題はないようですね。木造住宅は名前の通り、木造ですから土台さえしっかりしていれば、あとは木材次第ですよね。立派な宮大工は木材のくせを見抜いて家を建てるのですね。木材のくせの見方で10年から1000年までの開きが出るのですね。木材のくせを見抜いてくせを打ち消すように配置するだけで100年以上持つのですね。木材は生き物ですから反ったり、ねじれたり、ちじんだりするんですね。下手な大工さんが作った家は10年でガタガタですね。ちょっと大きな地震で簡単に倒壊しますね。30年以上たってもふすまや障子に1mmの狂いもなければ100年以上大丈夫ですね。つまり、木造住宅は木材次第で何年でも持つものなんですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですね。今では僅かになってしまった、木の心を知る職人が、身近にいた時代が日本にはあったのだと思います。

お礼日時:2011/06/20 02:10

木造百年住宅の根本的な問題、逆を言えば「どうして日本の建物は寿命が短いのか?」は建物の耐久性はとは違った意味があります。



もちろん、35年程度で壊れてしまうような素材で作ることはできず、大工もそれなりの腕と経験が必要になるとはいえます。
しかし、そもそもなぜ日本の個人住宅は30年程度の安普請になるのでしょうか。

一番大きな理由は「減価償却」が35年だからです。パン屋さんなら、業務用オーブンなどを利用されていると思いますが、毎年の会計に減価償却を入れていますよね。オーブンだったら10年ぐらいなのでしょうか。

個人住宅の場合は35年が減価償却期間になります。ですからローンも35年を越える設定は出来ないことになります。なぜなら減価償却期間が終了して価値が0になった建物を担保にしてお金を貸すことが出来ないからです。

日本の建物が何十年も持たないのは、35年で価値が0になるということが一番大きいのです。また一旦価値が0になってしまうと、改修工事をしても価値が戻らない仕組みなのが日本の税制などを含めた基準の大きな問題点です。
つまり、30年程度で改修工事をして長く持たせようとしても担保が無いのでローンで改修工事をすることが出来ない、その代り35年後にローンが終わったらその家を壊して新しい家を子供と共同でローンを組めば新築ぴかぴかの家を作る費用が借りられる、ということなのです。

こうなれば普通の人は、家を長く維持するより立て替えるほうを選ぶわけです。

この逆をやっているのが欧米のやり方です。ロンドンやローマなどの共同住宅だと「今近辺ではかなり新しい物件」と不動産屋が紹介しても18世紀に建てられた建物ということもよくあるのだそうです。建物の構造や基礎はそのままに、内装や配管などをリニューアルすることで建物の価値が上がるため、ローンも組めるしなにより不動産価格を上げることができるので、よほどのことがないかぎり新築よりも改修を選ぶのです。

またアメリカではDIYが盛んで自分で直す人がたくさんいますが、これも確定申告時に自宅の改修費を経費として減損処理することができるので、自分でやる人が多いのです(アメリカはすべての人が確定申告する法律になっています)
また、それによって少ない投資(自分たちでやるわけですから)で資産価値が上がり、古い住宅を購入して自分たちで直し、買った金額よりも高く売る(土地の価格変動を除く)ことも可能なので、みんな積極的にやるのです。
そして、結果として古い住宅が新品同様に流通し、新築と同様の(もしくはちょっと安い)価格で買われていくわけです。

日本の税制では個人の確定深刻の全村処理の幅はものすごく狭いですし、住宅投資の減損処理などは最初からありません。

こういう仕組みを変えるには時間がかかるため、まず建築物として100年住宅を提唱したのが現状だといえます。
そして「リニューアルしやすい」ということを前提に、建物の構造(梁や柱や基礎)は100年程度の減価償却ができるよう設定し、配管や壁などは従来どうり35年で原価償却することを目的としています。
そうすれば、最初に建てた人から次の人に移るときに新品同様でありながら安いということも可能だし、ローンも組めるということになるからです。

現在の技術からすれば、プレハブ工法(大工はほとんど要らない)でも100年持つ住宅ができるのです。
しかし、建物がいくら持ちがよくても、それを買う資金と維持する資金がなければ誰も買わないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。社会問題を政治課題として考える時、
・理念(大目的)
・政策
・制度
という風に考えるのだと、どこかで耳にしましたが、ズバリその「制度」の問題を答えていただき、嬉しく思います。お話をうかがって新たに浮かんできた疑問は
(1)アメリカね平均的木造建築の実質耐用年数はどれくらいで、法定耐用年数は何年なのでしょう?そしてそれはどんな理念と政策によるものなのでしょう?
(2)翻って日本の法定耐用年数は、いかなる理念と政策によるものなのでしょう?やはりハウスメーカーの売り上げ三倍増計画と金融売り上げ三倍増計画の後押しのためなのでしょうか?

西欧人は、生活様式が自分たちの精神を支えていることを良く理解しています。ローマ人の遺産が身近なことが、彼らがそうしたことを学ぶのに役にたったのかもしれません。

お礼日時:2011/06/20 02:05

大工の腕前について



職業柄お判りのことと思います
同じ素材を使用しても、素人に毛の生えた程度のと。腕の良い職人では出来上がり方がまるで違います。素材の生かし方も違います

今の自称大工で 大工と呼ぶにふさわしいものは 極僅かでしょう

2x4やプレハブはその歴史を見れば判る通り素人もどきでも建てられることが目的です、長期間の使用は目的ではありません

同じ木材でも、ひねり具合を判断し、十分に乾かし、材木の特性を生かして適材適所に使用すれば長持ちすることは間違いありません
また適切な補修を行っていくことも必須です

それらを考えると 3倍の費用をかければ5倍は持つ 程度でしょうか
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この回答へのお礼

図々しいお願いに応えてくださって、ありがとうございます。

>職業柄お判りのことと思います

私たちには当然のことが、学者先生らには、いくらいっても念仏にしか聞こえないらしいので、少々疲れていました。
彼ら「学究の徒」に言わせると、職人がマニュアルを作らないのは「粋」なんだそうです。「マニュアル」の意味さえ知らないで使えるアホが、助成金というかたちで税金を使っている大学に席があることに、ため息が出てしまいます。マニュアルが「対象は均質である」という架空の設定に依拠していることすら知らないのです。木を生かそうと思えば、当然一本一本性質が違うわけで、それを見極めるのが大工の腕の本質であり、その「直観」という高度な認識がマニュアルになるはずがないということが、学問馬鹿には判らないらしいのです。

ともあれ、
私は、大工の質が落ちてしまったのは、大工のせいではなく、産業構造が大工の腕を必要としなくなってしまったからだ、と考えていたのです。お話を伺ってその確信が高まりました。
日本のためにも、腕の良い大工や職人を必要とする住宅業界であって欲しいと思います。そしてその先に、木の心、物の心、物の本質と身近に暮らしてきた、日本人の豊かな精神の復活を願って止みません。

お礼日時:2011/06/19 23:00

コンクリートはほぼ石ですので、2~300年は持ちます。


ただし、鉄筋コンクリートになると、アルカリ性のコンクリートが
表面から(二酸化炭素による酸性雨と同じ効果で)中性化し、
鉄筋まで届くと錆びて膨張し、コンクリートがはがれたり、
ヘアクラックからの浸水で溶け出したりします(明治の鉄筋
コンクリート造を解体したら、鉄筋の場所が空洞になっていた
例がある)。
しかし、たとえば壁厚18cmの壁式鉄筋コンクリートで、今まで
のW配筋(両側から3cmの所に二重に鉄筋を入れる)ではなく、
センター配筋にすると、8cmの壁厚で400年前後持ちます
(ヘアクラックがなければ)。
実際、日本最古のコンクリート造である小樽港の防波堤は、
塩水と波浪という最悪の条件において、100年近くを経て今も
補修せずに健在です。
即ち、コンクリートの基礎は、設計と施工が良ければ、楽に
100年持ちます。

上屋の木造については、昨今の国交省の「200年住宅認定」
の評価基準の1つが「更新性」である事から分かるように、
メンテナンスフリーで100年持たせる事は不可能です。
よく「寺社建築は何百年も持つ」と言われますが、実際に
持っているのは柱・梁など極太の一部の骨組みだけで、
垂木や根太などは定期的に「更新」されており、本質的に
「何百年も持つ」とは言えないものです。
まして、住宅レベルの細い木材と通気性の悪い新建材を
錆びやすい金物でくっつけただけの代物では、「日本の住宅
の平均耐用年数は35年=住宅ローンと同じ期間で日本人は
永遠にローン奴隷」というのもむべなるかな、です。

宮大工の頼んで30cm角の大黒柱のような柱だけで建てれば、
神社並みに骨組みだけは百年以上持つでしょうが、メンテナンス
費用は次第に増大していくし、何より火災に対しては無力です。
そんなコストをかけるなら、今回の大震災で実証されたように、
耐震性・耐火性・耐津波性(?)に優れた壁式コンクリート造で
建てれば十分です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。鉄筋コンクリートの話よくわかりました。古い建物で基礎がボロボロになっているのは、そういうことなんですね。
国交省の認定はよんでおきます(携帯しかないんで観られないファイルも多いのですが)
更新性は大事だと思います。それだけ多くの職人集団が必要ということですものね。
psytexさんには聞いてみたいことがあります。白州次郎は省力化と面積の効率利用のために畦のコンクリート化を提唱してましたけれど、私なんかは「シュレーゲルアオガエルの産卵場所がなくなっちゃうなぁ」とか思ってしまいます。
飽くなき効率化を求めて、そうしたコンクリート作りの家や街に住んで、私たち日本人が最大充足を得ることができるのでしょうか?
「草木や虫の一匹に、私たちの神は宿る(引用曖昧/ナウシカ)」
と言いうる、私たち日本人が。

お礼日時:2011/06/19 03:47

コンクリートも金具も百年以上持ちます



いま 住宅の寿命が短いのは、(費用が主ですが)間取り等に余裕が無さ過ぎることです
使わなくても済む部屋が一部屋あれば、内装の手直しだけでかなりの対応ができます

私の前の家は明治の建築です 梁にはわざわざ曲がった木が使われておりました
柱は主要部分が8寸 些細なところも6寸でした
普段は使わない部屋が3部屋ありました
親父が変な増築をしたため床下の湿気が抜けなくなり根太がぼろぼろになり改築をあきらめましたが
適切に使用していれば まだ百年以上持たせられたと思っています

床下高さを十分にとり、少し太めの柱を使い、軒出を3尺、当面使わなくて済む部屋を2部屋準備できれば、百年は簡単です

ぎりぎりのスペースしか無いから、すぐに行き詰る訳です、余分なスペースがあれば、かなりの変化にも対応できます、それが住宅の寿命を延ばすことに直結します

ただ これを実現するには 敷地等を含め 費用が5割近くは増加するでしょう(百年持てば安いものですが、当面の支出に対応できないのが現状でしょう)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほど頼りになる回答とはこういうものかと、過去の自分の回答を反省するに至ってしまいました。
図々しいお願いですが、よろしければもう少し頼りにさせていただきたいと思います。
今の作り方に+αで大丈夫とのお答と理解していますが、それは例えば2×4のようなものや、雑な造りのものでも大丈夫ということなのでしょうか?柱を太くとのことなので、在来工法で腕の良い大工さんがきちっと作って、とのことなのでしょうか?
というのも、「工法と耐用年数が規定されれば、自ずと必要となる大工の腕前が決まる」という仮説の検証をしたかったのです。
以前のお宅は、いわゆる古民家かと思いますが、そうしたものを、電動工具で2×4しか作ったことの無いような大工が、マニュアルさえあれば作れるようになるのでしょうか?おそらく無理だろうという仮説です。百年保つ家には腕の良い大工が、三百年保つ家にはかなり腕の良い大工が必要なのではないかと思うのです。そして宮大工の世界があって、その頂点に法隆寺などを再建した西岡常一棟梁 のような人がいるのだと、直観しているのですが、どうなのでしょう?

お礼日時:2011/06/19 00:35

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