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平家物語 橋合戦について、教えて下さい(>_<)

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。

堂衆のなかに、筒井の浄妙明秀は、褐の直垂に黒皮縅の鎧着て、五枚の甲の緒をしめ、黒漆の 太刀をはき、二十四差いたる黒ぼろの矢負ひ、
塗籠藤の弓に、このむ白柄の大長刀とりそへて、橋の上に進んだる。大音声をあげて名のりけるのは、「日ごろは音にも聞きつらん、今は目にも見給へ。三井寺にはその隠れなし。堂衆のなかに筒井の浄妙明秀とうふ一人当千の兵ぞや。われと思はん人々は寄り合へや。見参せん。」
とて、二十四差いたる矢を、差しつめ引きつめさんざんに射る。やにはに十二人射殺して、十一人に手負ほせたれば、箙に一つぞ残つたる。
弓をばからと投げ捨て、箙も解いて捨ててんげり。貫脱いではだしになり、橋のゆきげたを、さらさらさらと走り渡る。人は恐れて渡らねども、浄妙房が心地には、一条、二条の大路とこそふるまうたれ。長刀で向かふかたき五人なぎふせ、六人にあたるかたきに合うて、長刀中よりうち折つて捨ててんげり。その後太刀を抜いて戦ふに、かたきは大勢なら、くもで、かくなわ、十文字、とんばうがへり、水車、八方すかさず切つたりけり。やにはに八人切りふせ、九人にあたるかたきが甲の鉢に、あまりに強う打ちあてて、目貫のもとよりちやうど折れ、くつと抜けて、川へざんぶと入りにけり。頼むところは腰刀、ひとへに死なんとぞ狂ひける。

(1)本文中に使われている擬態語及び擬音(声)語は、全部で何箇所あるか。 その数を漢数字で答えなさい。
(2)本文中では、語り物の特色である音便が数多く使われている。それらの音便が含まれている文節をそれぞれ二箇所ずつ抜き出しなさい。
(同じ語は一つとする。)
イ音便 ウ音便 促音便 撥音便

(3)文中では数詞が効果的に使われているが、明秀の闘いの場面では、
(1)何を数詞によって表しているのか答えなさい。
(2)また、それはどのような効果をあげているか、説明しなさい。

教えて下さい(>_<) お願いします(>人<;)


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A 回答 (1件)

どなたも回答しないようなので、遅くなりましたがわかる範囲で。

なお、擬態語・擬声語・音便は該当の文を抜き出しておく形式にしました。漏れはないとは思いますが、確認してください。

(1)本文中に使われている擬態語及び擬音(声)語は、全部で何箇所あるか。 その数を漢数字で答えなさい。
擬態語
差しつめ引きつめさんざんに射る。 さらさらさらと走り渡る。 目貫のもとよりちやうど折れ、

擬音(声)語
弓をばからと投げ捨て  くつと抜けて、 川へざんぶと入りにけり。

(2)本文中では、語り物の特色である音便が数多く使われている。それらの音便が含まれている文節をそれぞれ二箇所ずつ抜き出しなさい。
(同じ語は一つとする。)
イ音便
二十四差いたる矢を  その後太刀を抜いて戦ふに、 箙も解いて捨ててんげり 貫脱いではだしになり、

ウ音便
あまりに強う打ちあてて 大路とこそふるまうたれ。 六人にあたるかたきに合うて、 

促音便
箙に一つぞ残つたる。  長刀中よりうち折つて捨ててんげり 八方すかさず切つたりけり。


撥音便
橋の上に(ぞ)進んだる 
*この文章の中で撥音便は1つしかありません。高校や予備校の授業では、「箙も解いて捨ててんげり」と「長刀中よりうち折つて捨ててんげり」の「てん」も撥音便とすることがあるかとは思いますが、この2つは撥音であっても撥音便ではありません。文中の他の語句の「われと思はん人々は」「ひとへに死なんとぞ狂ひける。」などと同じように、「ん」はもともと推量の助動詞の「む」で、「む」と表記されても発音は「ん」となります。表記も「む」から「ん」と変化してきたものです。歴史的仮名遣いの読みの時に習ったと思います。

(3)文中では数詞が効果的に使われているが、明秀の闘いの場面では、
(1)何を数詞によって表しているのか答えなさい。
矢の数。または、射殺・手負いの数を上げることにより、筒井の浄妙明秀が射た矢の数。
(2)また、それはどのような効果をあげているか、説明しなさい。
24本の矢を持っていたが、その内23本を射て、12本は敵を射殺し、11本は敵に傷を負わせ、残りが1本ということで、
(1)具体的な数字をあげることにより、具象的に表現する。
(2)1本の無駄もなく敵に矢を当てた筒井の浄妙明秀の猛者ぶりを印象深く表現する。
(3)1本残っている矢を捨てて、接近戦を選ぶ筒井の浄妙明秀の余裕を表現する。
*文章で数字をあげる場合の表現上の効果は、「具象的(具体的)」や「印象深く」がキーワードとなります。
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