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ココヤシを買ったのですが、お洒落な鉢に植え替えたいと思っています。

ヤシノ実から1メートルほど木が出ている状態で、室内で育てたいと思っています。

やしの実と植木鉢の直径が同じくらいなのですが、植え替える時も大きな鉢に植えない方がよいですか?
あと、鉢から抜くには、やしの実の部分をひっぱっても良いのでしょうか?

A 回答 (1件)

ココヤシはヤシ科ココヤシ属の熱帯および亜熱帯植物です。


熱帯植物ですから、暑さには強いのですが寒さには極端に弱いのが特徴
です。置き場所は室内を希望されていますが、環境に適応しないと状態
を悪くさせて枯れる事もあるので、次に書く事を守られる事です。

まず置き場所ですが、春から秋までは屋外の直射日光が十分に当たる場
所が良く、明るい日陰(室内の比較的に明るい場所)や光線が全く当た
らない場所では上手く育ちません。室内でインテリアとして置くのであ
れば、それは止められた方が無難です。
冬場は必ず室内に取り込み、他の観葉植物が5~7℃以上で越冬するの
に対し、ココヤシは最低でも15℃以上は必要です。日中は15℃以上
をキープ出来ても、就寝時には15℃以下になりますから、室内であっ
ても防寒対策は必ず必要です。状態を良くして生育させるなら、室温は
20℃前後にするようにします。
住んでいる地域は分かりませんが、冬場に暖房器具で加温している部屋
も、就寝時に暖房を止めてしまうと室温は急激に下がり、朝方には0℃
近くまで下がっている事もあります。ココヤシの場合は寒さに弱いです
から、冬場をどう乗り切るのかが最大の焦点となります。

水遣りは年間を通して鉢土の表面が乾いたら与えます。夏場と冬場には
どうしても空気が乾燥し湿度不足になりますから。このような時は葉水
(葉の裏表に霧吹きで水を噴霧する作業)をして湿度を高めます。

肥料は4~11月までは1ヶ月に1回で、緩効性化成肥料(マグァンプ
K等)を鉢土の上に置き肥します。

植替えは5~9月の間なら行えます。土は市販の観葉植物の土か、又は
市販の培養土を購入時のまま何も混ぜないで使います。どうしても土が
軽過ぎてココヤシが倒れそうな時は、観葉植物の土か培養土に園芸用の
川砂を2割程混ぜて下さい。自分でブレンドをする方法もありますが、
素人では上手く適応しない事があるので、当面は市販の既製品を使用す
る方が無難で確実だと思います。
植替えは必ず2年毎に行い、長くても3年までです。それ以上になると
鉢内で根が一杯になり、根詰まりを起こしたり鉢から抜けなくなる事も
あります。状態を維持するなら、2年毎の植替えがベストです。
植替え時の抜き方ですが、鉢を横倒しにして拳で鉢の回りを叩けば外れ
ます。それでも外れない時は、鉢を鉢底の方向に棒で叩けば抜けます。
間違っても実や茎を持って無理に引き抜く事は厳禁です。茎を持ち引く
と実から茎が抜けたり、実を持って引くと根が切れてしまいます。
あなたの髪の毛を無理に引っ張ると同じと考えて下さい。

病害虫ですが、湿度不足の室内ではハダニが発生します。アブラムシや
コナカイガラムシも発生しますので、年間を通して風通しを良くして、
湿度不足にならないように環境改善が必要です。
発生したら薬剤散布をし、早めに駆除しないと手遅れになります。

鉢のサイズですが、実の部分と鉢との隙間が、約3cmは必要ですね。
鉢は必ず深鉢(鉢には底の深い深鉢と、深鉢より浅い平鉢がある)を使
用します。デザイン的ならテラコッタ鉢がいいと思います。
それと必ず鉢底穴が開いている事を確認して下さい。底穴が開いていな
いと根腐れを起こし枯れます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。

黒土の焼き物の素焼きっぽい深鉢があるので、それに植えようと思っています。

置き場所がこんなに難しい植物とは思っていなくて、観葉植物感覚で買って来てしまいました。
越冬も厳しそうです。

お礼日時:2011/07/01 22:54

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