![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?e8efa67)
ヒトの細胞を用いて、ある刺激により、ある遺伝子のmRNAの発現誘導がprimary responseかsecondary responseであるかを、翻訳阻害剤であるシクロヘキシミドを用いて評価できないかどうか検討しております。
予備実験でヒトの細胞をある条件で刺激した時にシクロヘキシミドを濃度を振って(0, 0.5, 1, 5 μg/ml)添加し、Annexin-V/PI染色を行ったところ、低濃度のシクロヘキシミドでもapoptosisが明らかに上昇してしまいました。
このような場合、シクロヘキシミド自体による細胞毒性が認められため、最初に記載したようなprimary responseかsecondary responseかを評価するのには不適切だと思うのですが、いかがでしょうか。
A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
私もまったく同じことで悩んでいまして、こちらを拝見しました。
回答者様の説明が研究初心者のため、理解するのが難しく、
改めて質問をさせていただきたいのですが、コントロールはどのようなものを
おいたらいいのか、短時間というのはどれくらいなのでしょうか?
私の場合はsecondary responseを証明したいのですが、
他に証明する手技はどんなものがあるのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
結局はケースバイケースと、その実験を全体のなかでどのような位置づけで用いるかが重要だったりする気もします。
シクロヘキシミドで新生タンパク質の合成を阻害したことによってアポトーシスが起きるといっても、要するにそれがその刺激による現象を見る上で問題とならなければよいわけですよね。比較的短時間ならあまり問題にならないような気もしますし、きちんとコントロールをおいて、気になるならその刺激依存的に上がると知られる因子がきちんと動いているという条件でやればそれほどアポトーシスが起こるかどうかが問題ともいえない気がします。
シクロヘキシミドで抑制がかからないならprimary response(タンパク質の合成を介さない)可能性が”高い”と言えるでしょうが、仮に上がらなかったからsecondary responseと単純に結論づけるのは個人的には少し抵抗ありますが。サイクルが早い転写因子とか、そういうのが関与している場合そもそもシクロヘキシミドだけで抑制がかかりそうな気もしますし。いずれにせよ目指すレベルにも夜と思いますが、関与している因子が直接的なターゲットでimmediate early responseな上昇が期待されるようなときには確認してみる実験はcellクラスの論文でも見たことありますし、いずれにせよprimary responseを示すならその刺激依存的な結合サイトによる転写活性とかで直接示す必要があると思うので、その前段階としてやるならいいと思いますけどね。
ラボのミーティングレベルで議論するなら、それほど大変でもないですからやってみて結果とともに「アポトーシスがかなり起きる」という前提で議論すればいいのでは?
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 医学 発がん性物質のエビデンスなのですが、①と②の違いを教えて下さい。 ①雌雄のラットに本物質を2年間混餌 1 2022/04/04 21:35
- 呼吸器・消化器・循環器の病気 お酒の弱い人は心臓も弱いという仮説の信憑性はどれくらい信用できますか? 4 2022/08/16 17:57
- その他(悩み相談・人生相談) ポルノ画像を見た時の脳内の反応は男女間でほとんど差がない。男性の方が性欲が強い・・は嘘だった? 1 2022/08/22 19:28
- がん・心臓病・脳卒中 ハスミワクチンによるがん治療について 11 2022/08/07 13:41
- 英語 While in peri-implantitis tissue, the regulation o 4 2022/06/09 00:57
- PHP preg_matchで Warning: Undefined variableが出ます 1 2022/11/15 17:06
- 生物学 NHK10時のニュースで 1 2023/05/03 10:38
- 生物学 細胞死について 細胞内の組織の分解が、その同じ組織の構築と修復と同様に能動的な生体現象であるのなら、 1 2023/04/01 20:03
- 生物学 疑問に思ったことがあるんですけど。 人間の細胞と、他の生物の細胞を持つ事って可能ですか?性行ではなく 2 2022/10/16 12:33
- 化学 酸化グラフェン: 毒性試験 の論文でお聞きしたいことがあります 1 2023/07/18 05:50
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
精液について
-
電気泳動 SDSの熱処理について
-
酵素 分子活性Kcatの算出方法
-
卵白アルブミン=オボアルブミ...
-
遺伝子の分野で「コード」って...
-
電気泳動前のサンプル処理での...
-
たんぱく質の吸光係数(紫外線...
-
タンパク質
-
タンパク質は大きく分けて膜タ...
-
「カルノア液」について教えて...
-
電子レンジでタンパク質が毒に...
-
タンパク質の凝固
-
タンパク質ってボルテックスし...
-
SDS-PAGEで濃縮ゲルがタンパク...
-
DNAの抽出実験のトリプシンにつ...
-
同じタンパク質なのに分子量が...
-
吸光度比
-
mRNAレベルとタンパク質レベル...
-
GST結合タンパク質が精製できま...
-
タンパク質をボルテックスできるか
おすすめ情報