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カメラ内部の反射を抑える、技術について教えてください。

また反射を抑えると、画質はどのような傾向になりますか(その逆も)

A 回答 (3件)

「カメラ内部の反射を抑える技術」というのは、いわゆるミラーボックスやレンズ


鏡胴の内面処理についてのご質問でしょうか。一般にレンズも反射防止コーティング
が施されており、この技術も含まれると考えて良いのでしょうか。

ミラーボックスやレンズ鏡胴の内面には反射防止として、黒色塗装処理やネジ切り、
植毛処理などが施されています。

黒色塗装は一般的な反射防止塗料が使われる例が多いのですが、焼き付け塗装などの
特殊な塗装も存在します。レンズなどもコバ塗りといって、厚みのあるサイドの部分
も黒色塗装が行われます。以下は使用されている塗料の例です。
# http://www.prince-boueki.co.jp/gt.htm

また入射角が大きいと反射光が大きくなる性質があるため、これを防ぐべく、ネジ切り
処理が施されている場合もあります。レンズフードなどでよく見られます。

植毛処理は乱反射を増やし、光のトラップ効果を用いることで吸収量を多くしよう
という技術で、これもフードを初めよく使われている技術です。

レンズの反射防止コーティングは、フッ化マグネシウム等のレンズ材の平方根の屈折
率を持つ素材をターゲットとする光の波長の逆数の厚みで蒸着することにより、反射
光を半波長ずらし、波と見立てたときの光の山と谷を互いに打ち消しています。

実際には多層にコーティングすることにより、一波長だけでなく、複数の波長で
反射光を減らすような工夫が施されています。
# http://web.canon.jp/technology/s_labo/light/003/ …

この他にも上記サイトで少し触れているキヤノンの「SWC」やニコンの「ナノクリス
タルコート」などの技術が有名です。
# http://www.nikon.co.jp/profile/technology/life/i …

こうした内面反射を抑えることで、フレアやゴーストといった画質に妨げのある要素
を排除することが可能です。逆に内面反射を抑えなければ、コントラストの低下や
不要な光などが写り込んでしまいます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答有難う御座いました

WEBカメラのレンズ部分を取り替えてみましたが、画質は最悪になりました。
(解像感がなくなる、色が薄くなるなど)

レンズはそれなりにいいものなので、いかに反射対策が重要か分かりました。

お礼日時:2011/07/24 00:59

技術なんて大袈裟なものでは有りません。


ノコギリ型の段差を付ける。つや消し塗装を施す。植毛のフェルト処理を施すが代表的。言わばローテクですよ。
要は、どこまで、手間暇コストを掛けるかですね。

内面の乱反射があると、結像面に本来ない光が届きます。これが、コントラストを下げ、ファレアっぽい画像になります。
ですから、内面反射を抑える事で、ヌケの良い画像が得られるようになります。
勿論、カメラ内部だけではなく、レンズのコティングやレンズ鏡胴内部の処理も関係します。

取り分け、カメラ・レンズの内面反射防止処理は、逆光や光源が画角内に入る厳しい条件下で、コストの掛けたカメラ・レンズとそうでないものの真価が判ります。
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この回答へのお礼

カタログに載らない、ものに真面目に取り組んでいる会社はやっぱりいい会社だと思います。
鏡筒の反射の度合いを任意に設定できれば、表現に幅ができると思いますが
そんなレンズって有るのでしょうか(
あったら面白いかな)
自分は、はっきりくっきりが好みです。

お礼日時:2011/07/24 01:06

マットブラック(つや消し黒)の塗料を吹きつけ塗装してあります、フィルムカメラの時代なら交換時に確認できます。

廉価なカメラだと、つや消しをしていない黒いプラスチックということもあります。デジカメでは裏蓋が開かないので確認できませんが、この程度の手間は惜しまずにやっているはずです。

これがないと変な映り込みなどが出ます。
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この回答へのお礼

レンズ内の鏡筒を眺めたとき、同じ黒でも明らかに違う黒だな

と思うものも有ります、そういえば昔は鮮やかな黒を売りにした、映像機器もあったような・・・

お礼日時:2011/07/22 02:36

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