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認知的錯覚とは、どういうことなのでしょうか?
わかりやすい例で教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは。


認知的錯覚といいますのは、要は「勘違い」や「思い違い」のことであり、「脳の認知過程で発生する事実との齟齬」ということになります。これに対しまして、感覚知覚処理過程において機能的限界や生理的特性なとによって作られるのが「知覚的錯覚」ですね。
認知過程といいますのは、脳内で知覚情報や記憶情報など複数の情報が比較されることです。ご存知ですよね。ここでは与えられた情報を基に自分の体験や理論などよる推測が行われます。では、それは勘違いや思い込みの類なのですから、論理的な組み立てを間違えるというよりは、どちらかと言いますならば不足した情報を常識で穴埋めするとか、余計な体験を付け足してしまうといったことが原因と考えて良いと思います。

最も単純な例を挙げますと、例えば空の雲が人の顔に見えてしまうといったものです。これは別に理屈を間違えているのではなく、我々の経験が知らぬ間に意識に反映されてしまうということです。また、暗い夜道で木の枝が人影に見えてしまいす。これは、怖いと思う心理が認知作業に余計な影響を及ぼしているんですね。生花か造花の区別が付かないのは知覚機能の生理的限界によるものです。ですが、見分けが付かなければほとんどのひとが認知的には生花と思い込んでしまうはずです。

二本の短い鉛筆を縦に真っ直ぐ置いて、その繋ぎ目を消しゴムで隠します。すると、誰が見てもそれは一本の長い鉛筆に見えてしまいます。これは、我々の脳は見えないもの、あるいは知り得ない情報をその常識や経験でもって勝手に補ってしまうからです。これを上手く利用したのが「親指のすっぽ抜ける手品」です。誰が見ても右手の親指は繋がっていなければなりません。ところが、手品師が見せているのは左手の親指なんですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2011/07/25 21:32

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