プロが教えるわが家の防犯対策術!

プロの写真家のカメラの設定
映画、戦場カメラマンや、ロンドンでの暴動の映像を見ていて疑問が湧きました。

映画では戦場でシャッターを
切り続けるシーンがあったのですが、露出の設定を変えていなかったように思います。

スタジオで撮影したり、最初から構図からライティングから全て決めてから撮影できるような写真でなく、街角スナップや、もっと言えば戦場カメラマンや、テレビ番組や映画のスチールカメラマン、災害の報道カメラマンは、基本的にどのモードで、どのような設定にして写真を撮っているのでしょうか?

A 回答 (7件)

フルマニュアル一眼でも経験豊富なら目で見た状況から露出を決めることができます。



昔のマニュアル一眼レフカメラだとシャッター速度や絞りを決める操作部分はピントリングとほぼ同じ所にあったりするので、露出設定を変更している風に見えなかったりします。とくに、今のフルオート一眼レフしか知らない人にとっては・・・
露出補正機能なんて無いカメラでしたからね・・・


現場の一瞬が勝負のカメラマンは現場に出る前にカメラについての基本性能を体に覚えさせていたりします。
ある報道カメラマンは、備品であるデジタル一眼レフが更新された時(新機種に入れ替え)、設定を色々変えて1万回以上シャッターを切って設定を決めるそうです。
当然、安い入門機だとテストだけでシャッターユニットの寿命を迎える勢い(笑)

そういう感じで、道具を自分の体の一部として使えるよう努力している結果です。
だから、プロカメラマンがどういう設定を使用しているか聞いたとしても真似できるようなもんでもありません。
ある意味職人技ですからね。職人技には理論が通じないケースもありますから・・・

それと、映画やテレビ番組では事前準備に類するところはほぼ全てカットします。そういう目的のドキュメンタリーならその限りではありません。
ついでに、フィルムなら現像とプリントの時にある程度露出をいじることもできます。現像の時の薬液に浸す時間で増感したり、プリント時に覆い焼きなどのテクニックで今で言うHDRに似たようなことも可能。
カメラの撮影モードとか設定が全てではないということです。

撮影から最終出力までの一連の作業まで考えるのが「プロ」なのかもしれません。
そこまで考えることが出来れば「初心者」から卒業できるかもしれませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
カメラのテストで1万回ですか!!
すごいですね。
確かに渡辺陽一を見ていても、他のカメラマンを見ていても、体の一部のように操っていますよね。

心構えのようなものがわかった点で、ベストアンサーに選ばせて頂きました。

お礼日時:2011/08/12 01:41

>やはりある程度勘でマニュアル設定できるようになるべきなのでしょうか?



ん~、別に~。
とりあえず露光補正の概念だけ理解出来てればコト足りるんじゃね?

>そうなるためにはどうしたらよいのでしょうか?

強いてなるべき必要も無いケド、己の趣味としてマスターしたいなら基準露光時間を頭に叩き込んであとはひたすら実践あるのみ。
それ以外の都合の良い方法があったらむしろ俺が教えて欲しいぞ(笑)

参考までに基準露光時間の例↓
http://www.cmehappy.jp/articles/exposure.html

ま、基本的には誰でも出来るぜ?その気さえあればね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

多分私が言いたかったのが基準露光時間でした。
勉強します!!

お礼日時:2011/08/12 01:42

>私は写真を始めてから1年4ヶ月ほどたつのですが、未だに大体の露出の感覚がわかりません。



ですから「プロ」カメラマンだったんですよ。大昔は本当に「職人」でしたからね。昔のCanonの傑作CM、「YOU天才ね、クニへおかえりになったら」っていうような徒弟制度的な雰囲気は、結構最近まで残っていたんですよ。

>やはりある程度勘でマニュアル設定できるようになるべきなのでしょうか?

とりあえず、私のように40年くらいやっていると、プロじゃなくても大体の露出は分かるようになりますよ。1/3絞り周囲が暗くなったりすれば、何となくわかりますし。もっとも先輩の中には「露出計より正確な露出が分かる人」が居たりしますからね。念のため空シャッターを切ってヒストグラムをチェックしている私なんぞマダマダです。

>フィルムカメラは露出計に頼り、デジイチは絞りかSS優先でやってます。

別にそれでいいんじゃないですか? 問題は「測光範囲を考えて如何に露出補正をするか」ですから。自分のカメラの癖をチェックして、こういう構図でこういう撮り方をする場合、自動露出から何段補正ってのが分かっていれば、露出計を使った手動撮影とまったく同じことができてるわけですものね。

>そうなるためにはどうしたらよいのでしょうか?

そのためにも写真を撮ることですが、この露出でやった時にこういう状況だったという、撮影後の確認作業の方がずっと大切です。そういうデータの積み重ねが、露出を読む訓練になりますから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!!

なるほど。他のカメラと使い比べたことがあまりないので、クセを意識したことがないのですが、これからはこの写真はよく撮れた(撮れなかった)、だけでなく、数値で見てわかるように意識します

お礼日時:2011/08/12 01:43

ネガカラーフィルムであれば相当いいかげんでもある程度は綺麗に写りますよ


400を100のままの設定で撮っても変わりなく写りますからね
すべてマニュアルのカメラでも一度設定しておけば同じ場面ならそう換えるひつようもないだろうし、ピントも絞り目盛りでどのていどピントが合うか目盛りがあるので、手動ピントでも微調整だけですみます

プロがネガカラーを使っているかどうかは解りませんが、フィルムの紙箱にかいてある目安の設定で写ります
逆に言うと3分の一補正とかはまったく意味がありません、私は逆光補正とかは2段補正してましたね、ネガカラーでサービスサイズだと紙焼きで自動で補正してしまうので少しぐらいの補正だと元にもどしているような感じです

絞り優先でもSS優先でも絞りとシャッター速度は何になるかは確認しますし、意図に合わないとおもったら撮影の前に設定と変えるでしょう


 デジタルカメラはフィルムカメラよりも簡単だと思っている人が多いようですが、ネガカラーフィルムのほうが失敗は少ないです、
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!!
400と100で現像や印刷次第でそんなにも同じように写せるんですね。

知りませんでした。

確かに、補正して撮ったハズの写真が印刷からあがってくると普通になってたりしたこともありました。

お礼日時:2011/08/12 01:46

とりあえず、東京オリンピック以前のプロカメだ、という前提でお話しすると・・・ですね。



その時期のカメラには、AFや自動露出はおろか、露出計も内蔵されていませんでした。ファインダー内に表示されるのは映る範囲だけで、レンジファインダーだとそれもあまり正確ではない、というのが普通でした。

ですので、カメラマンは

1.露出計で露出を測定して
2.距離計や目測でだいたいの距離を決め
3.シャッター速度・絞り・距離を決めておいて
4.想定した撮影位置まで移動して
5.念のためファインダーを覗いて中心をチェック
6.シャッター切る

という動きをしていました。要は「撮影位置に行くまでに、露出などの設定は"想定した撮影位置ですべて適正になるうように"すべて事前に設定しておく」んです。実際、当時報道写真家が多く使っていた「スピードグラフィック」というカメラは、そういう使い方を想定していたカメラだったんですけどね。
http://www.cosmonet.org/camera/spgr.htm

まあ、今のカメラは露出やピントが自動で決まるので、報道カメラマンは結構カメラまかせだったりするらしいんですけどね。昔はそうだった、ということで。当然、最近のAF/AE全盛になるまでのプロカメは、そういう先輩の「雰囲気」を引きずっていた面はありますから・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど。
カメラマンてすごいんですね。
私は写真を始めてから1年4ヶ月ほどたつのですが、未だに大体の露出の感覚がわかりません。
フィルムカメラは露出計に頼り、デジイチは絞りかSS優先でやってます。
やはりある程度勘でマニュアル設定できるようになるべきなのでしょうか?
そうなるためにはどうしたらよいのでしょうか?

お礼日時:2011/08/11 01:42

一応プロのはしくれです。



撮影対象と状況により設定は替えます。
とにかく、写る事が重要な場面ではプログラムAEを使う事もあります。
ただし、フルオートや中級機以下に搭載されているような絵文字モードは使いません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

やはりいずれにせよフルマニュアルかAvかTvかPでやってらっしゃるってことですね。

お礼日時:2011/08/10 23:52

>映画では戦場でシャッターを切り続けるシーンがあったのですが、露出の設定を変えていなかったように思います。



どの時代の設定の映画か分かりませんが、自動露出のない時代のカメラでも、ネガフィルムであればラチチュードが広いため、一度露出を決めてしまえば、シャッターを切り続けるような同じような状況のシーンでいちいち1枚1枚露出を確認などしません。
写ルンですが代表例ですよね。絞りもシャッタースピードも固定ですが、屋外であればきちんと写真になります。
それに映画なんてのは実際と違う作り物の世界ですから、そういう細かい部分は省いたりもします。

自動露出のカメラも、絞り優先やプログラムオートにしておけばいいですし、外部要因に引っ張られず安定した露出を得るためにマニュアル設定のまま撮り続けるケースもあります。
私は素人ですが、そういう状況では絞り優先かマニュアルです。

撮影状況とそのカメラマンの撮影スタイルでも変わってきますので、プロだからこういう設定だ、なんてのはありません。
結果がすべての世界ですから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
1988年の設定でした。ある程度オートになってる頃なんですかね?私はフィルムカメラは絞り優先とかSS優先の頃のカメラしか持っていないので、90年代のがわかりません。

ありがとうございました。参考になりました

お礼日時:2011/08/10 23:51

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!