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自宅の改築を検討しています。
この自宅は、茅葺きにトタンをかぶせた急勾配の屋根(寄棟)で、
改築にあたりまずはこの屋根をどうするかが問題となっています。

この屋根のおかげで夏は多少涼しいような気はしますし
昔ながらの農家のたたずまいは残したほうが・・・という考えも少しあります。
しかし屋根の面積が大きすぎて、塗装の塗りなおしや葺き替えの費用がかさむため
いま初期投資をしてでも小屋組みを撤去して勾配のゆるい屋根に作り直すほうが
維持費という点では良いのかなとも思っています。


この「茅葺き+トタン」の屋根を維持していくことのメリット・デメリットは
上記に挙げたことのほかにどんなものがありますでしょうか?
そもそも、この「茅」が屋根の内側に存在したままでどのくらいもつのでしょうか。

住まいのことに詳しい方にご意見いただければ幸いです。

A 回答 (4件)

NO3で回答したものです。


>>これを、色や素材の変更(リフォーム)で 多少なりとも昔の景観に近づけるような方法はありますでしょうか。

建築時の景観を残すのであれば、茅葺きを葺き直すのが最良ですが、ハードルが高いですので、ご質問のようにトタンの色ということでしたら今の色でも決して悪くはないと思います。

よく見られるのは赤はもちろん青や茶、深緑、銀色等、結構カラフルで、見ていてとても楽しいです。
景観に溶け込ませたいようでしたら茶や深緑なども良いとは思います。
豪壮さをだしたいようでしたら銀色、遊び心でというのであれば原色系でも楽しいと思います。

その家の方がご自分の趣味で選んだ結果ですので、色々な屋根を見てきた私にはすべて微笑ましく感じますし、景観を壊しているようには見えません。その家が存在しているだけで、歴史や住んでいた方の思いなどが想像できて楽しいです。

家は人間が生活する場なので、ある程度は手を入れていかなければならないですが、土台となる部分はあまりいじらずに表面的には趣味的要素を加えてリフォームしていくのが、こういった歴史ある建物を所有される楽しみだと思いますよ。
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この回答へのお礼

再度ご回答ありがとうございます。
このまま維持するという選択について、もう一度検討してみたいと思います。
メンテナンスの問題、費用の問題などなど色々ありますので
リフォームをお願いする建築士さんともよく話し合います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/26 15:21

茅葺き関係の専門家です。



中の茅自体が水分に触れなければ半永久的に持ちます。
場所によりますがトタンが裂けたりして中に水が入り込んでくる状態になると早ければ3年から10年程度で茅が腐ってきますので、その際には部分修繕する必要が出てきます。範囲が小さければご自分でもできると思います。

・メリットについて
(1)涼しいです。
ご自分でもおっしゃっていますが、高さがありなおかつ茅の上にトタンを張っているとはいえ、中の茅が外からの温度をかなり吸収しております。屋組を変えて屋根を低くするとこの利点が失われて、熱くなり逆にエアコンなどの光熱費がかかります。
(2)静かです。
雨音を茅が吸収しますので、大雨の際にとても静かです。
日本では認識が低いですが欧州では高級住宅地に茅が使われているぐらいなので、値段分の価値が茅葺きにはあると評価されています。

・デメリットについて
(1)費用はかかります
費用と言っても茅葺きを吹き替える場合の費用は普通の屋根の数倍かかりますが、トタンを塗りなおしたりする程度ならそれほどでもないはずです。
(2)軒先に近い部分が傷みやすいです
豪雪地の場合ですと急勾配だと軒先が傷みやすいですが、雪のない地域ではさほど問題にはならないでしょう。

最後にお願いしたいことは、できるだけ現状維持される方向を選択して欲しいです。
日本の古き良き景観が失われ続けているのを食い止めたいからです。
昔の職人さんの仕事は見事な物が多いですし、材料も良いものを使っています。
日本では貧乏の象徴のように扱われやすい茅葺きも海外では高い評価を得ていますし、維持費についても、失われるメリットを考えれば改築してしまうことによってむしろ損をされると思います。

いつか茅葺きに戻されることもあるかもしれませんし、そういうかたが物件をお探しになっているかもしれません。壊してしまえば終わりになってしまいますので、値段でお決めになるのではなくお金には変えられない無形の価値があるんだと認識していただければと思います。

この回答への補足

専門家の方からのご意見、大変参考になりました。ありがとうございます。


では、たとえば、現在の屋根を残すとした場合、
日本らしい景観を残すという意味では
現在のペンキ塗り(赤色)のトタンはあまり風情が無いような気がします。
(現状の屋根をそのまま使うことに踏み切れないのは
 この「古さ」「懐かしさ」が中途半端であることが原因のひとつでもあります)

これを、色や素材の変更(リフォーム)で
多少なりとも昔の景観に近づけるような方法はありますでしょうか。

重ねての質問で申し訳ありませんがお時間あればご回答いただければ幸いです。

補足日時:2011/08/25 15:24
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>百年以上このままでも大丈夫なら現状維持でも良いかなとは思うのですが…



質問者が住めるのは長くても後数十年でしょう、その頃にはまた改築等を考えるようになるでしょう
何もせずに100年は行かないでしょうし、子孫の考えもあるでしょうから、100年後をにらみながらも、10年20年の対応をするのがよろしいのでは
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この回答へのお礼

はい、もちろん私より後の代でどうするかはその都度決めれば良いことですが、
いつか区切りをつけるならば、私の代で今やったほうが・・・と思った次第です。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/25 15:11

あとどのくらいの期間、その家を利用したいのかによるでしょう



2・3十年ならば現状維持で良いのでは
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
住まいはメンテナンスしながらできる限り住み続けたいので
変えるなら今かなと思っています。
百年以上このままでも大丈夫なら現状維持でも良いかなとは思うのですが…

お礼日時:2011/08/17 10:05

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