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原発問題に興味を持ち、日本で原子力発電プラントを提供している日立、三菱、東芝の原子力分野の歴史や事業内容、各社の強みなどを知りたくなりました。
こちらについてどなたか教えて頂けないでしょうか?
若しくは、3社の相違について書かれているサイトなどがございましたら紹介して頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

興味深いテーマですので、中途半端になるかもしれませんが、試してみます。



まず、現在主流の原子力発電所の方式として、沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)の二種類があります。これは熱交換の方法の違いです。
沸騰水型は水を沸騰させて、それで発生した蒸気でタービンを回します。もともとゼネラルエレクトリックが開発したものを、東芝と日立がその技術を導入して、原発を建設していました。東電や中部電力、中国電力、北陸電力がBWRを使用しています。
三菱は、ウェスチングハウスの開発したPWRを導入しました。PWRでは高圧の水を循環させるので、水の温度が300度くらいになります。これで別の水を温めて蒸気を発生させ、タービンを回します。九州電力、四国電力、関西電力、北海道電力が使用しています。

BWRは原子炉で温めた水で直接タービンを回しますから、放射能を含んだ水が比較的広範囲に流れます。その代わり、比較的単純なシステムです。
PWRは、放射能を含んだ水は原子炉から出てきません。その代わりシステムが少し複雑になります。もともとPWRは原子力潜水艦などに使われている方式で、比較的コンパクトに設計できるといわれています。

事故の関係で言えば、福島はBWR、スリーマイルはPWRです。
ま、どっちが安全度高いといえるのか、私は知りません。東電の言い草ではありませんが、予想外のことが起これば何だって事故になりますしね。

原子力産業については、最近になって大きく構造が変わりました。
日立はゼネラルエレクトリックと原子力分野で合弁会社を作っています。これは従来の路線を踏襲しているといえます。しかし、東芝はウエスチングハウスを買収し、東芝-ウエスチングハウス連合を形成しました。重工はフランスのアレバと提携。現在、世界の原子力産業は、日立-GE、東芝-WH、重工-アレバの三強体制です・・・・・

と、そう簡単にはいかない。
最近になって、韓国の現在重工が原子力産業に殴りこんできました。アブダビ原発では、アレバ、日立・GEを抑えて見事受注。
熱い戦いはまだまだつづく。

その他、いろいろと詳しいことは、とりあえずはウィキペディアをご覧になるといいと思います。
手始めにここ↓かな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …
ここから、リンクをたどっていくと、いろいろなことが分かります。
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回答にはなっていませんが、福島第一原発は、



1号機:GE
2号機:GE・東芝
3号機:東芝
4号機:日立

です。東芝・日立は、無責任メーカーということでしょうね。
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