プロが教えるわが家の防犯対策術!

24歳の男です。

先日、WAIS-IIIを受けました。

結果を見ながら説明していただいたのですが、
「言語性と動作性の差が大きい」
「理解できても実行するのが難しいことが多いですか?」
といったようなことをいわれたのを覚えていますが、メモをとっていなかったので、細かい内容は覚えていません。

検査結果からわかること、日常生活での心がけ、適職(現在は家業手伝いです)などどのようなことでもお教えいただけませんでしょうか?


下位検査:粗点、年齢群評価点、基準年齢評価点(参考用)
絵画完成:10、3、3
単語:35、13、13
符号:46、2、3
類似:27、14、14
積木模様:31、3、3
算数:19、12、12
行列推理:22、12、12
数唱18、9、9
知識:20、13、12
絵画配列:13、6、7
理解:18、11、10
記号探し:26、3、4
語音整列14、10、11
組合せ:30、6、7

評価点合計
言語性VIQ:72
動作性PIQ:26
全検査FIQ:98
言語理解VC:40
知覚統合PO:18
作動記憶WM:31
処理速度PS:5

IQ/群指数
言語性VIQ:113
動作性PIQ:68
全検査FIQ:92
言語理解VC:118
知覚統合PO:75
作動記憶WM:102
処理速度PS:57

パーセンタイル
言語性VIQ:81
動作性PIQ:2
全検査FIQ:30
言語理解VC:88
知覚統合PO:5
作動記憶WM:55
処理速度PS:0.2


このような結果でした。
必要であれば補足します。

ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

No.2です。



ご希望により、下位検査の得点パターンの分析から考えられることを追加させていただきます。

この方法は、プロフィール分析というものです。
プロフィール分析では、言語性、動作性それぞれの下位検査の評価点(これは、平均的な成績が10になるように換算されています)の平均値と、それぞれの下位検査の得点を比較し、得意・不得意のパターンを見ていくものです。

以下、このプロフィール分析の結果、考えられる質問者様の特徴を列挙します。
これらがすべて当てはまる、というものではなく、あくまでも検査の結果考えられる特徴ということですから、普段の生活の中や、学生時代の学業成績などでも思い当たるとか、当てはまるものがあれば、それは質問者様の特徴であるとお考えください。
そういう、いわば「証拠」が見当たらないものは、保留扱いにしてください。

1.得意なもの
・言語概念形成、言語的推理……ことばを多く知っており、ことばによる説明も得意;ことばを推理するようなクイズが得意、聞いたことや読んだことの理解がよい、分からない単語があっても前後関係から推理できる、書かれた情報を元に考えたり、予想したりすることができる
・習得知識、長期記憶……学校で習ったことや、一度習ったり、体験したりしたことなどをよく覚えている
・長い言語反応……ことばで説明することが得意で、話も流暢で分かりやすい
・非言語的推理……写真や映像について、一部分を見て全体がどうなっているか予想できる、機械などでなぜうまく動かないか、どこが故障しているか原因を見つけられる
・結晶性能力……知識、経験が豊富で、習ったことを応用したり、それを元に工夫したりできる、熟練した、あるいは慣れ親しんだ分野では能力を発揮できる

2.苦手なもの
・モデルの再構成……パズル、模型、日曜大工などについて、完成図を見ただけで作り上げられる、手本を模写する課題が苦手である
・注意集中……数字や、ことばの聞き間違いや、聞き漏らしが多い、PCなどで入力ミスが多い、読み間違いが少なくない
・情報の符号化……暗記が苦手であるとともに、覚え方に工夫がない、語呂合わせが苦手
・継次処理、体系化……順番に処理することが苦手、見聞きした手順を飛ばしてしまったり、順番を間違えたりすることがよくある、漢字などの書き順が覚えられない、道案内では、道順を聞いても分からない
・短期記憶……指示や用事をすぐに忘れる、何かを覚えることが苦手で、覚えるまでに時間がかかる、話しているうちに前の話題を忘れてしまう
・視覚記憶……位置、場所、場面などの記憶が苦手、人の名前や顔を覚えるのが得意でない、一度見ただけでは忘れてしまう
・数を扱う能力……算数、計算などが苦手、数え間違いや見込み違いをよくやる、電話番号や金額など数字を覚えるのが苦手

3.知的能力の発揮に影響する要因
・不安、被転導性、注意の範囲、集中……緊張しやすく、緊張すると実力が発揮できない;気が散りやすい、落ち着きがない、よそ見をしていることが多い、周囲のことに気を取られやすい;熱心にやっても見落とし、聞き落としが多い、聞き直すこと、見直すことが多い、文章全体の大意を捉えることが苦手;ケアレスミスをよくやり、集中できないことが多い
・知的好奇心が強い、努力をする……知識欲が旺盛で、新聞や本もよく読む、知る喜びを楽しんでいる
・学校での学習成果がある……教育歴が長く、勉強好きでマジメ、学校での成績がよかった

以上が、質問者様のWAIS-IIIの下位検査の評価点のパターンを分析して得られる特徴と考えられるもの(仮説)です。

はじめに書きましたように、日常生活でも思い当たるところが本当の特徴であるとお考えください。

そして、これら証拠のあるもので、同時に、長所、得意なものを活かすことを第一に考えていただければ、日常生活もスムーズに送ることができるものと考えています。

お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、もうしわけありません。
とてもわかりやすく、参考になりました。
また、質問させていただくことがあるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/04 18:13

臨床心理士です。


心理アセスメントを専門にしています。

結果を拝見して、一通りの説明を以下に書かせていただきます。

IQと、群指数は、年齢群(質問者様の場合、20~24歳のグループに含まれます)の中で平均的な成績を取った場合、100になるよう設定されています。
また、これらは、90~109の間に、50%の人が含まれるように作られています。

1.知能の水準
FIQ=92ですので、全体としては、平均的な知能の高さをお持ちといえます。

ただし、No.1の方も書いていらっしゃるように、言語性IQ(VIQ)=113(平均の上)と、動作性IQ(PIQ)=68(低い)の差が、45とかなり大きいので、質問者様の知能水準をFIQで評価することは難しいといわざるを得ません。

IQという点からは、知的な能力のバランスの悪さが目立つといえます。

なお、最近の知能の理論的研究によれば、「言語性」と「動作性」という区別には、理論的、実証的根拠が少ないことが指摘されるようになり、次第にこの分類は使われなくなりつつあります。
次の群指数による見方を中心にしてください。

2.群指数
こちらについてもばらつきが大きく、知的能力のバランスが悪いことが分かります。
言語理解(VC)が、他の3つに比べ高くなっており、統計的にも意味のある差(有意差)が認められます。
したがって、質問者様の場合、言語による意味の理解や、思考・推論、言語的な表現がもっとも得意であると考えられます。

次いで、作動記憶が高く、注意や短期記憶(数秒~2、3分程度、情報を記憶しておく能力)が高いと思われます。
この作動記憶(WM)は、とくに聴覚的な刺激、情報について測定していますので、聴覚的な短期記憶の容量(一度に記憶できる情報量)が多いと思われます。
作動記憶も、知覚統合や処理速度に比べ、有意に高い能力となっています。

これらに対して、知覚統合(PQ)や、処理速度(PS)は、有意に低く、また、一般的な基準から見ても、低いといわざるを得ません。

知覚統合(PO)は、視覚的な情報をまとめて理解したり、非言語的な思考、空間的な情報の関係を理解するなどの能力を指します。
処理速度(PS)は、反応の速さ、視覚的な短期記憶、視覚と運動の協応(簡単にいえば、手先の器用さなど)を意味しています。

「理解できても実行するのが難しいことが多いですか?」ということを尋ねられたそうですが、それは、言語理解(VC)が高いのに対して、処理速度が有意に低いことから、それを確認されたものと考えられます。

3.結果のまとめと助言
1)まとめ
全体的な知能の高さは、平均並のものをお持ちですが、個別の能力を見ますと、かなりの得手・不得手の差が大きく、日常生活の中で、さまざまな困難、ご苦労がおありだろうと推察できます。

具体的なことを群指数の成績のパターンから考えますと、聴覚的な情報処理、ことばの理解、言語による思考や推論、言語表現は得意でいらっしゃるのに対して、視覚的な情報処理、図や絵の理解、非言語的な思考は苦手であり、また、手先の不器用さもおありかもしれないと思われます。

具体例を挙げれば、地図を読むことは苦手でいらっしゃるかもしれませんが、道順を聞いてどこかへ行くことは得意であるのではないかと思われます。
これが当てはまるようでしたら、上記の解釈でほぼ間違いはないと考えられます。

2)対応の基本方針
苦手なところを訓練やトレーニングで克服することは、相当の苦労をともないますし、また、効果も上がりにくいため、継続してこれに取り組むことは難しいかと思います。
むしろ、質問者様の得意な部分、つまり、長所をうまく活かして新しい知識やスキルを獲得すること、日常生活がスムーズに行く方法を工夫する方がよろしいと考えます。

苦手な部分については、それをカバーすることをお考えください。

得意なところ、長所は、やはり、言語的な能力であり、またおそらく、いくつかのことを同時に行うよりも、1つずつ順番に処理、解決していくことがよろしいかと思います。

3)適職
具体的に、ずばりこれがよいという助言は難しいのですが、やはり、得意でいらっしゃる言語能力を活かすことをお考えになるとよろしいかと思います。

WAIS-IIIを受験されたということは、何か発達上の困難がおありか、発達障害を疑ってのことかと思いますが、今回のWAIS-IIIの結果をお持ちになって、発達障害者支援センターなどで、具体的な職業選択についてご相談になった方がよろしいかと思います。

以上、群指数によって考えられることを書かせていただきました。

なお、まだ、下位検査の評価点のパターンを分析して、もう少し詳しく(細かく)、質問者様の能力について分析することも可能です。
ご希望でしたら、補足していただければと思います。

この回答への補足

> なお、まだ、下位検査の評価点のパターンを分析して、もう少し詳しく(細かく)、質問者様の能力について分析することも可能です。

よろしければ是非お願い致します。

補足日時:2011/11/15 22:45
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

発達障害者支援センターと障害者職業センターに相談に行ってこようと思います。

お礼日時:2011/11/15 22:46

うわ! こんな個人情報載せてしまってはいけませんよ。

^^;

削除される前に回答。

VIQとPIQとの差が大きいので、FIQの値はそのままとは判断できません。

VIQから言葉や話を理解する力は同年齢の者より「高い」といえます。

PIQからは視覚的な情報や非言語性の情報を受け取りにくいとなります。

POとPSは、どう判定されていますか?

VIQ>PIQでPO≒PSならば「視覚認知能力全般」がしんどいですし、
PO>PSならば「視覚的短期記憶」の問題が考えられます。

下位検査の結果も「視覚的な問題」があることを示しています。

>検査結果からわかること、日常生活での心がけ、適職(現在は家業手伝いです)などどのようなことでもお教えいただけませんでしょうか?

WAIS-IIIを実施した心理士からは何もなかったのでしょうか?
数値からだけでは、上記のようなあまり有用でない助言しか出来ません。

何かの職につかれるにしても、因果関係の言語での噛み砕いた説明や全体に対する見通しの言語化をサポートしてもらう必要があるとは思えます。

もし心理士から具体的な支援策などが示されないのであれば、WAIS-IIIの結果を持って「発達障害支援センター」で相談されてはいかがでしょうか?

この回答への補足

検査を受けたのは、障害者職業センターです。

元々、発達障害を疑い発達障害者支援センターに相談しました。
支援センターの相談員の紹介で県立精神科病院を受診し、県立病院の医師のすすめで障害者職業センターへ相談に行きました。

県立病院の医師や障害者職業センターの相談員からも、発達障害者支援センターに相談に行くことをすすめられていますので、支援センターに相談に行ってみます。

補足日時:2011/11/15 22:43
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

結果を見ながら説明してもらったのですが、メモをとり忘れておりました。
一度、発達障害者支援センターと障害者職業センターで詳しく聞いてみようと思います。

お礼日時:2011/11/15 22:43

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