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中学1年ですが、最近古典文学に興味を持ち始めました。
早速書店に行って何か買ってみようと思い、迷った末に「平家物語」を買って今読んでいる最中です。
原文の言葉づかいが古く(当然ですが)、とても読み応えがあるし、この言葉を現代語に置きかえるとどうなるんだろうと考えるのがクイズみたいで面白い!と思って興味を持ち始めた感じです。結構楽しんでます(笑)。

平家物語は上巻、下巻に分かれていて昨日買い、なんとか上巻の中間あたりまで読んであります。
これを読み終わったら「徒然草」を読んでみたいと思っているのですが、他に何かおすすめの古典文学が無いかなと思い質問させていただきました。
なにかおすすめの物があれば是非教えて頂きたいです。
それと、日本古典しかあまり知識は無いのですが、中国古典の「韓非子」と「論語」に少し興味をそそられています。なので、読了済みの方がいれば軽い感想とおすすめ度も回答してくださると嬉しいです。あ、もちろん中国古典でおすすめの本があれば是非是非教えて頂きたいです(というか中国の方の文学が少し気になり始めているので中国古典の本を一冊でも紹介して下さると参考になります)。
さらに条件を付け加えますと、なるべく文庫本として売られて本でお願いします(ハードカバーやサイズが大きい本ですとバッグの中の荷物とかさばってしまうので…)。

回答お待ちしています。

A 回答 (3件)

 丁寧なコメントありがとうこざいます。


『平家物語』に関してですが、この作品が記された背景には「末法思想」が色濃く影を落としているために「少しアブナイかな?」と感じた次第です。冒頭に記されている「祇園精舎」には滅びの思想が反映され、また同時に平家一門の栄華と没落の過程を扱ってはいますが、それらが全て仏教の教えとは違う行為の結果として記されている点に危惧を感じこのようなコメントをさせていただきました。
 歴史の流れからいえば「平氏の没落」はそれ以前の「藤原氏の没落」と重なる部分(政治史あるいは社会経済史的研究の成果とはいささか異なりますが)があり、それを「仏教」という一つのフィルターによって眺められている点に問題はあります。
 『韓非子』ですが、こちらは図書館にいけば「新訳漢文体系」に収められています。日本では時によってビジネス本などの俗書に勘違いされて採り上げられる傾向が強く、韓非が本来述べている事とも異なり「我田引水」的に引用されて「戦略的経営とは何か」などのキャッチコピーが先行しがちです。もし諸子百家の物の考え方を知る目的ならば孔子の『論語』やその弟子である孟子の『孟子』などが良いかもしれません。
 また今では「耳から聴く古典」などとしてCDに録音された作品も多数あり、こちらは図書館での貸し出しも行われているケースが増えています。CDには同時にブックレットが収められていますので、耳で聞きながら目で追うことで楽しみ方も増えます。そして地域によっては図書館や教育委員会、ボランティアグループが主催する「古典講読会」なども開かれていますので、そうした機会を利用することも良いでしょう。こちらには漢詩に親しんだ世代の方々も参加されるなどの特色があり「古典を通じての人生のエッセンスを学び取る」こともできますよ。古典の持つ魅力を楽しんでくださいね!。
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この回答へのお礼

また回答を下さってありがとうございます!

平家物語は一旦、読むのを止めます。まだ古典に関しては素人なので思想とかよく分かりませんが…。

やはり中国古典は論語や孟子ですね。まあでも韓非子も結構有名ですよね(『矛盾』とかの話で)。師匠(孔子)→弟子(孟子)という流れで読んでいきましょうか(笑)。
論語はなかなか読みがいがありそうなので今度読んでみます。

古典講読会、なかなか楽しそうです。色んな世代の方々と古典を嗜むことができるというのも悪くないですね。時間があれば今度行ってみようかと迷ってます。というか私と同世代の人っているんでしょうか(汗)。

古典文学って結構面白いですね。今まで源氏物語だの平家物語だの読んでおいた方が良いとしつこく言われていてそんなに面白くないでしょうと思っていて、そして時間が経ちたまたま古典文学に触れる機会が出来、少し興味を持ったので読み始めたら…すごい面白いです!最近はずっと古い言葉遣い(歴史的仮名遣いと言うんでしょうか)がされている本を専ら読んでます。「坊っちゃん」や「こころ」、「羅生門」とかも読んでますが…こんなきっかけでハマりだすなんて思ってませんでした(笑)。

回答ありがとうございました!

お礼日時:2011/12/09 21:40

 こんにちは。

原文と口語訳の両方が載っている書物としては小学館刊の『日本古典文学全集』があります。こちらには万葉集から江戸時代の読本まで様々なジャンルの作品が網羅されていますので、お好きなモノから読み始めては如何ですか?。
 『平家物語』から古典の世界に入ってしまったとの点では少しばかり危惧もあります(この作品自体がある種の宗教観に裏打ちされていますので、下手をするとマインドコントロールされかねません)。他の回答者様がお奨めになっている『今昔物語集』は日本の民話を集大成した作品であり、そのひな形が奈良時代の『日本霊異記』や平安時代の『三宝絵詞』そして今昔の影響を受けつつその他の作品も掲載したのが鎌倉時代の『宇治拾遺物語』や『十訓抄』などです。
 歴史書のジャンルならば鑑物と呼ばれる『大鏡』『今鑑』『水鑑』『増鑑』や鎌倉時代の慈円という僧が記した『愚管抄』や九条兼実(藤原兼実)が平安時代末から鎌倉時代にかけて記した日記である『玉葉』などがあります。
 『大鏡』は藤原道長の時代を中心にした記録文学ですので、比較的読みやすいものとされています。他にも古典としてスタンダードなところでは清少納言の『枕草子』や鴨長明の『方丈記』、井原西鶴の『世間胸算用』や『西鶴諸国噺』、次にチャレンジしてみたいと言われている『徒然草』ですが、正直なところ「まだ早すぎます」。その理由として、この作品が過去の文芸評論それも小林秀雄といった難解で意地悪な文章を書くことで知られる評論家が好んで題材として採り上げ「人生の蘊蓄」を語る材料としていることが、中学生である質問者様には理解出来るだけの力量があるかどうかが疑問ですので、お奨めできません。
 中国の古典ならば、手っ取り早い入門書として『十八史略』や『古文真宝』『戦国策』『史記』あたりをお奨めします。このうち『十八史略』は史書のダイジェスト版的な性質の書物ですので比較的読みやすいのが特色です。こちらは明治書院刊の「新訳漢文体系」からセレクトされた「新書漢文体系」があります。
 ハードカバーは避けたいとのことですが、古典文学はどうしても注釈や校注などが必要ですのでハードカバーが定番です。公共の図書館には架蔵されていますのでそうした場所で読むことも検討してみては如何ですか?。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

小学館の『日本古典文学全集』は一度友人が読んでいたようなので、貸してもらって読んでみたいと思います。
平家物語…有名どころだしと思って読み始めたのですが、おすすめできないようですね。今上巻読み終わっちゃったんですが、下巻はやめておこうかな…。

次に読む本、色々挙げて下さっていますが、「枕草子」にしようかなと思ってます。前から少し気になっていましたし。「方丈記」も親から勧められたため読んでみたいと思います。
「徒然草」、やっぱり難しいですか…一番気になっていたので少しショックかも(汗)。まあ、色んなものを読んでから読みたいと思います。
中国古典は「戦国策」、「史記」が候補です。韓非子も一応購入しようか迷ってます。

ハードカバーが定番ですか。まあ図書館なんかで読んでみてもいいと思うんですけど、他の人たちがいるとどうしても落ち着かないんですよね(笑)。一人になって読みたいんです…。


とても丁寧で詳しい回答、本当にありがとうございました。また何かあればお聞きするかもしれません。

お礼日時:2011/12/05 17:51

原文で読んでいるということですよね?


『今昔物語集』岩波文庫 全4巻
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4003001923.h …

あとは、そんなに古文ではないのですが、
上田秋成『雨月物語』角川ソフィア文庫
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4044011028.h …

この回答への補足

おっと、すみません…原文と現代語訳がセットになっているものを読んでいます。
少し誤解を与える文章ですみません。

補足日時:2011/12/01 18:30
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