1つだけ過去を変えられるとしたら?

初めて特許について考えているのですが、特許にならないかと思う対象があるのですが、特許となるよう検討してもらう土俵に上がるまでに、一番良いやり方はどういったものがあるのでしょうか。
この時押さえておくべきは、自身のつくったものが本当に既出でないものかどうかを正確に調べる事と、賢く申請する方法を会得しておくという事の二点と考えておりますが、もし違っていましたらこの辺りもご教授願えればと思います。
また、上記のお答えでわかるかも知れませんが、かかる費用についても知りたいです。勿論特許申請物は自前で費用をかけないとならないとは思っておりますが。

最後に「特許」と「「実用新案」との違いは何でしょうか。

素人の質問でお手間を取らせるとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。

A 回答 (7件)

自分で特許出願をする方法としては、明細書等を書いて特許庁に提出すれば大丈夫です。


明細書の書き方の本もある程度市販されていますので、書店などで手に取ってみると良いです。
出願費用は、発明が1つ(請求項といいます)の単純な場合を考えますと...
特許出願料 21000円
出願審査請求料 86300円
特許料 14100円(登録された後)
かかります。

しかし、#1さんも書かれているように、明細書の書き方一つで権利範囲がしっかりしたり、ざるのようになったりします。せっかくお金をかけて、登録されても明細書等の書き方が悪いと、逃げ道を多くつくってしまい、結局意味のない特許となります。
従って、特許事務所に依頼されることをおすすめします。

ちなみに、手数料ですが、事務所によって異なります。弁理士会の発表している平均手数料ですが、
特許出願は約30万円となっています。これは出願までです。また、登録となった場合は謝金が必要となります。こちらは平均12万円程度です。
あくまで平均なので、事務所の見積もりを取ってみて下さい。

なお、発明協会、弁理士会等で無料相談会も開催しています。特許事務所に相談する前に、無料相談会で質問するのも一つの手です。

参考URL:http://www.jpaa.or.jp/
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この回答へのお礼

素人の質問に対し、詳しくまた解り易く有難う御座いました。
確かに費用が安いものではないですね。それに対し、数ある逃げ道を考慮した明細書の書き方をしていないのでは、費用をかけた意味さえもなくなる訳なのですね。
また、弁理士の相場まで挙げて頂いて大変参考になります。無料相談会の存在もわかり、まずはここからと思いました。
どうも有難う御座いました。

お礼日時:2003/12/03 14:07

余計なお世話で、みたび登場です。



実施例を沢山、長く書く必要性について、ちゃんと書いていませんでしたね。
あとで請求範囲を修正するとき、明細書の中に書かれていない言葉をつかうのがNGだからです。

ところで、技術の分野を限定できれば、具体的な有力特許の登録番号を紹介できる可能性がありますけど、商売のかかった話ですから、分野は秘密ですか?
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この回答へのお礼

三度有難う御座います ( 笑 )。
修正時、明細書にもともと入れていなかった言葉は入れられないのですか! 非常に面倒ですね。なるほどそれであるから最初に膨大なほどねじ込む ( 笑 ) 訳ですか。

あと、分野の紹介の件ですが、やはり商売がかかっておりますので。有力特許の登録番号を自身で探す事は無理なのでしょうか・・・。皆さんのご回答を纏めると、やはり地道に特許庁のサイトで検索するしか無いのでしょうね。

お礼日時:2003/12/04 13:16

#2です。


特許庁で先行技術文献を調べる場合は、公開公報と特許公報の両方を調べる必要はなく、通常は片方だけで十分です。最初の内は、出願の要約が記載されている公開方法の方が楽だと思います。
完全な先行技術調査は、個人レベル(事務所でもそうですが)では極めて難しいと思いますので、勉強の気持ちで読まれると良いと思います。

追伸
#4さんが疑問にされている「公開のほうからは登録番号の検索できなさそうですね。何かやり方あるんでしょうか...」ですが、特許庁の電子図書館内に「特許・実用新案文献番号索引照会」というページがあります。ここで、公開番号を入力すると、登録番号を調べることができます。
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この回答へのお礼

たびたびご足労頂きました。
公開公報のみでよろしいのですか。少し安堵感が ( 笑 )。
完全な先行技術調査となると、かなり難しいのですか。そうなると申請しようとされる方はある程度ヤマカンの部分を知った上でトライしているということなのでしょうね。
難しい世界なのですね。仕方ないのでしょうけども無性に開かれていないような気がしてしまいます。

お礼日時:2003/12/04 13:08

質問のタイトルのように「一番賢い」方法に参考になれば幸いです。

既に、申請や費用については幾つかの回答がありますので。

 特許の種類(物、製造方法、ビジネスモデル)にもよるのですが、その特許を取得して

 1.自分の事業、ビジネス(計画段階、実行段階含む)で使用する。

 2.他人にライセンスして収益を得る
のどちらを目的とするかで、違ってきます。たぶん、質問されている背景を感じ取ると、2だと思います。
 
 2であれば、先行技術や出願が無いか調査すると共に「売り込み先=ターゲット」をある程度見据えると
より具体的な発明となると思います。

 個人で出願される場合、上記2の例が多いのですが目的のピントが次第にずれていくことがままあります。
 目的が明確だと、出願とその後に係る煩雑な手続きを乗り切る意欲も続くでしょう。がんばってくださいね。(^^)
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この回答へのお礼

ご親切な内容、有難う御座います。
製造コストにかかる費用のみを製造依頼する会社に支払い、販売は自身でおこなおうと思っています。
同じようなものをつくって販売したい他の業者が出てきても、こちらに相談が無いと勝手に製造・販売する事が出来ないというようにしたいと思っているのですが、そうなると1になるのでしょうかね。

実際に使用する人の事を考えて商品化したいと思っていますが、確かにボンヤリしているとピントがずれる事がありがちかも知れませんね。
有難う御座いました。

お礼日時:2003/12/04 12:56

【引用始まり】


ただ、特許広報や公開広報というのが特許庁関連のページで検索して閲覧できますが、どうも全てが掲載してあるように書いてないように思うのですが、大丈夫なのでしょうか ( 済みません。お礼に質問してしまいましたが )。
【引用終わり】

私、まともな検索には、企業の検索システムとかしか使ったこと無かったんですが、
今、特許庁のサイトを訪れてみたら、ここ数年で、すんごく進歩していたんですね。知りませんでした。
(以前は、ちんけでした)

さっそく、そこのサイトの「初心者向け検索」というやつを試してみました。
キーワード検索はH5年からの公開公報の全文と全図面が見れそうですね。
自分の名前で検索したら、懐かしいのが出てきて、おぉーという感じでした(笑)

番号を直で入力すれば、大正11年から検索できると書いてますね。しかも公開だけでなく登録特許も。

ただ、成立した登録特許の方からは、公開時の公報番号も同時に逆引きできる、というか、特許公報そのものの冒頭に字で書いてあるんですが、公開のほうからは登録番号の検索できなさそうですね。何かやり方あるんでしょうか...

いずれにせよ、有力特許の研究をするときは、公開と特許公報の両方(ちょっと昔までは公告もありましたが)を見たほうがいいです。
なぜかというと、天才発明家が発明して、かつ、完璧に書き上げた特許でないのであれば、特許庁から必ず1回以上は拒絶理由通知が来ていて、書き直しが入っている箇所があると思われるからです。特に特許請求の範囲。

まー必ずしもそうでないかもしれませんが、有力特許については、1発登録の例は知りません。出願してから成立までに、何回も書き直しが入って、ものすごい年数がかかった例さえも聞いたことがあります。

公開と登録を比較すると、発明者とその弁理士が、特許庁とどういう熾烈な戦い(?)をして、どれだけ頑張って有効な権利文面を残したか、ということが汲み取れます。

有名な特許であれば、登録番号がその筋の書籍に載っていると思いますから、そこから番号を拾って、特許庁のシステムに番号入力すればいいような気がします。

それにしても、私のような余計なお世話者がいると、プロの特許屋さんも商売あがったりですね...(笑)
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この回答へのお礼

再度、わざわざサイトを見て頂き有難う御座います。
キーワード検索はH5年からしか無いとありましたよね。登録番号を知るよしもありませんので、私の場合、キーワードで探すしか無いと思っていたのですが、これでは過去の情報を全てチェックする事が出来ない訳ですね・・・。既出のアイデアかどうかを調べるのが重要で簡便にしたいところなのに、実際は調べるだけでもだいぶ難しそうな気が。あるひとつのものを全部見ればそれが全てという訳ではなさそうでがっかりしています。
公開と特許公報の両方を見るということですが、そうなるとますます特許庁のサイトで全てを見ることは出来ないのでしょうね。敷居が高くてつまらない気がしてきました。

お礼日時:2003/12/03 20:03

まず、特許と実用新案の違いですが、本来は意味的にも法律の記述も両者異なると思いますが、はっきり言って、解釈次第でどうにでもなります。


特許の方が出願・登録の手数料は高いですが、権利を持てる年数が実用新案よりも長いので、ロイヤルティ収入を狙うのであれば、特許のほうが絶対によいです。

それから、特許にするか否かの判断をするときには、まず、こう考えましょう。
「特許に出来ない技術など無い」

まずは、明細書の実施例または実施形態を細かく多く、いくらでも書くことです。
そして、請求範囲は、できるだけ広く(=文は短く)しましょう。

あとは、拒絶理由通知・拒絶査定等が来てから、いかに粘り強く対応するかにかかっています。
請求範囲を最初から小さく取るのは、絶対に損です。
特許庁から文句を言われてから縮める(=文を付け足す)方がよいです。

明細書の案は、まずは自力で作成しましょう。
プロの専門家に教わるより、世の中の有効特許の特許公報か公開公報を色々読んでみるほうが先です。

その後、最終チェックとかアドバイスだけやってもらうほうが、早くて安く済むと思いますよ。
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この回答へのお礼

ご丁寧に有難う御座います。
なるほど、実用新案との違いはあって無いようなもの、つまり狙っている目的に応じてチョイスすれば良しということですか。そうするとロイヤリティと量産を目的としていますので特許になるのかな。

また、明細書を自力で試行錯誤して自分なりの回答をもって弁理士に纏めだけをしてもらい安く済ませるということですか。合理的ですし、訓練にもなりますね。
明細書作成がどの程度難しいものかわからないので、未だ何とも判断つかせにくいのではありますが ( 笑 )。

ただ、特許広報や公開広報というのが特許庁関連のページで検索して閲覧できますが、どうも全てが掲載してあるように書いてないように思うのですが、大丈夫なのでしょうか ( 済みません。お礼に質問してしまいましたが )。

内容がご経験あられるのでしょうか、とてもリアルで今から入っていく者にとってイメージしやすい気がします。
有難う御座いました。

お礼日時:2003/12/03 14:59

 特許申請をなさりたい場合はとにかく特許事務所に任せることをお勧めします。

ご自分で手続をされるのは非常に大変です(ユーザー車検とは訳が違いますから)。
 自宅か勤め先の近所でネット検索やタウンページを使ってよさそうな事務所を探してみては如何でしょう。
 ご自分のアイデアの新規性の判断については、特許庁のHPで公開された特許について検索できます。頼めば特許事務所でも代行してくれるでしょう。
 かかる費用に関しても、その際に(大まかにですが)確認できる筈です。
 最後に、実用新案は安くて速くて無審査ですが有効期間が6年です。特許は高くて遅くて審査でハネられたりしますが20年またはそれ以上有効です。流行り廃りの激しいものなら、実用新案の方がおトクな場合も有り得ます。この辺も特許事務所で相談されることをお勧めします。
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この回答へのお礼

早速にご回答有難う御座いました。
なるほど、一言で言うと「悪いことは言わないから、まるごととにかく特許事務所へ任せなさい」ということですね。相当個人で行うには難しいということですか。わかりました。そうしようと思います。

また、実用新案との違いも有難う御座いました。違いを把握した上で内容によって選択すべきものということですね。
どうも有難う御座いました!

お礼日時:2003/12/03 13:20

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