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ガス器具に使用されている”逆バイアスサーモカップル”の働きを教えて下さい。
サーモカップルは分かりますが、逆サーモカップルとは何の事かさっぱり解りません。
気になって仕方がありません。どちら様か詳しい方お教えください。よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

小型湯沸かし器の不完全燃焼防止装置の仕組みを例にあげます。



(1)バーナーのそばに熱電対がひとつあり、ここがバーナー(もっと詳しくいえばパイロットバーナー)の炎で温められる事により電気が発生し、電磁弁(=ガスの弁)を電気の力で強制的に開け続ける(温まるまでの数秒間は電池で強制的に開けている。数秒間で温まらなかった場合は着火失敗で弁はまた閉まる)

(2)この熱電対と電磁弁の電気回路の途中にもうひとつの熱電対がプラスマイナス逆に取り付けられている。
場所は熱交換器の通常ならバーナーの炎が届かない程度の位置で、普段はここまで炎が届かないのでただの回路線の一部である。

(3)ところが不完全燃焼があるとバーナーの火足が伸びるので、この熱電対まで炎が届き温められ電気が発生する。

(4)(2)で述べたようにこの熱電対は(1)の熱電対とプラスマイナスが逆のため(1)で発生した電気が相殺される。

(5)よって回路に電気が流れなくなり電磁弁が閉じる。



この、(2)にある「もうひとつの熱電対がプラスマイナス逆に取り付けられている」が逆バイアスサーモカップルで、この原理は他の器具にも使われています。
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この回答へのお礼

早速のご回答誠に有難うございました。
大変よく解りました。要するにマイナス側(弁を閉じる方向)に働く安全装置のひとつという訳ですね。マグネットに流れる電流を絞って遮断する役目ですか。
回路図を見ると全部シリーズに入っていますね。
いい勉強になりました。感謝いたします。

お礼日時:2012/01/31 20:10

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