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No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No.6のJagar39です。
>大型化の仮説はあまり耳にしないのですが
一応オリジナルです。前提にした知見は既に知られているものばかりなので、同じようなことを考えたり言ったりしている人はいるとは思いますが。
>この先科学の発展とともに何億年も経つと人類は人工的な環境の中の温暖化状態で巨大化していく可能性もあるのでしょうかね
私はないと思います。
というのは、大型化というのはNo.6で恒温性や体重あたりのエネルギー要求量といった点で有利だったと推測したわけですが、その理屈から考えると、人類は衣服や冷暖房といった「恒温性を維持するための文明の利器」を手に入れてしまっていますし、エネルギー要求量の点でも既に体重あたりの、という相対的な問題から人口増加に起因する絶対的な量の問題になってしまっています。
また、大型化は闘争にも有利であるわけですが、人類が作り上げてきた複雑な社会の中では、肉体的な強さより社会性や知能といったものが主力な"闘争"になってきていますし、この傾向はこれから先もますます強くなっていくでしょう。
なのでこれまでに考察した材料からは、人類が将来大型化する理由(メリット)は何もない、と言って良いと思いますね。
むしろ小型化する理由(メリット)の方が多いかなと。
知能に関しては、このたった数万年の間にも目覚ましく「進化」を続けています。数万年前の人類を乳幼児のうちから引き取って現代の教育を受けさせても、現代の人類と同等の学習効果が得られるとはとても思えません。
これはつまり、人類には「知能」に関してよほど激しい淘汰圧がかかっていることを意味していると思います。余談になりますが、本当に淘汰圧がかかっているのは「社会性」に対してであって、知能は「高度な社会を作り上げ、それを維持するための」オマケ、という気が私はします。
ともあれ、知能であれ社会性であれ、要するに「脳(それも大脳皮質)の機能向上」に対する淘汰圧、と言えると思うのですが、脳は身体の30%(だったっけ?)のエネルギーを消費する、とても"燃費が悪い"器官です。
脳の燃費が悪くなる方向に進化が継続している(そしてこれからも継続する)のであれば、手に入るエネルギーが同じ(つまり接種できる食料の量が同じ)であるならば、身体を小型化することで帳尻を合わせるしかありませんよね。
また、No.6にも書きましたが、同じ資源を使い、同じ面積に生息するのなら、大型動物より小型動物の方が個体数は多くなりますから、遺伝的多様性を保つには有利です。
さらに人口がこのまま増え続けると、1人あたりの食料は少なくなっていくでしょうから、この点でも小型化した方が有利になるのかと。
>1億年後の人類はどのように化けているのでしょうね。想像も付きません
私も想像もつきません。
でも、私は1億年後には既に人類は絶滅している、という方に1票、です。別にそれほど明確な根拠があるわけではありませんが。
>不老不死なんてのも、あと数百年もあれば実現しているかもしれないし
不老不死が可能になったら、多分人類の絶滅は早まるかと。世代交代ができなくなりますから、遺伝的多様性が急速に失われるでしょうね。
No.6
- 回答日時:
自転速度の変化による重力の影響で恐竜絶滅の説明ができないことは他回答と同じ意見ですし、それは質問者さんも理解されていることと思います。
なので、
>大昔の生物が大きかった理由が直接結びつかないので
>なぜ恐竜など昔は大きな生物の存在が多かったのか
この点について。
当時の動物が現在と比較して特別大きかったかどうかは判りませんよ。大型の恐竜が何種類かよく知られていますが、生物相そのものが大型化していたのかどうかは判りません。
なので、この疑問そのものが成立しない可能性もあるわけです。
とはいえ、現在の生物界での最大の動物を遙かに上回る大型動物が何種か存在したことは確かです。
その理由はいろいろ考え方があると思うのですが、1つは気候が温暖で比較的安定していた、というのがあるかもしれません。
恐竜は三畳紀に出現し白亜期末に絶滅しているのですが、その間の約2億年弱の間、地球は現在より温暖な気候が比較的安定して続いていたとされています。白亜紀に若干の気候変動はあったようですが、最も寒冷だった時期でも現在より温暖だったということです。
それほど長期間、環境がそれほど変化しなかったとすれば、大型化の方向に進化を始めた動物が、とことん大型化してしまうようなことも起きやすかったかもしれませんね。現に現在知られている最大級の恐竜は、ほとんどが白亜期後期から末期に生息していたとされるものばかりです。
白亜紀が終わって新生代になってから、地球は数百万年程度の地質学的には極めて短い時間で寒冷化と温暖化を繰り返していますから、動物はそこまで大型化する時間がないのかもしれません(そもそも白亜紀が終わってほ乳類が「主役」になって、まだたかだか6500万年しか経っていませんし)
また、恐竜は爬虫類で変温動物なので、ほ乳類ほど体重あたりのエネルギー要求量が大きくありません。それはつまりほ乳類と同じ量のエサがある環境であれば、爬虫類はより大型化できる余地があることを意味しているでしょう。
さらに、恐竜は現在の鳥類の祖先であるという説がほぼ定説化していますが、それは筋肉の付き方(筋肉より腱で体を動かしている割合が多い)や気嚢を持っていたらしいこと等の知見から出ています。
恐竜がそういう現在の鳥類とよく似た体の構造だったのであれば、それは現在の鳥類は「空を飛ぶ」ために有利な構造とされていますが、当時の恐竜にとっては大型化にももちろん有利だったでしょう。
余談ですが、このような知見が出てきて以来、昔の「恐竜の動きは非常に遅い」と考えられていた恐竜のイメージが一転して、巨大な体の割に非常に敏捷に動けたのではないか、という説が定説化してきています。
骨格の復元模型が良い例ですよね。
昔は直立に近い姿勢に後ろに引きずった尾、という復元模型が多かったのですが(いわゆる"ゴジラ型")、現在では前傾した姿勢で尾は地面に引きずらずに後ろに伸ばしてバランスを取るような模型が主流です。
まあ素直に考えれば、ゴジラ型だと尾のある意味が判らない(地面に引きずると歩くのに余計な負荷がかかるし、直立に近い姿勢で尾を地面から持ち上げるのは体幹に過大な負荷がかかる)ので、現在の形の方が理に適っていると思いますし、この姿勢はかなり敏捷に動けていたことをも意味すると思います。
・・話を元に戻しますが、そんなわけで、恐竜はほ乳類よりも「大型化の限界」はより高い、と思います。
大型化するためにそのような構造になったのかと思えば、大型化する前の恐竜も白亜期末の小型恐竜もそのあたりはよく似た構造である、という知見もあるようなので、そういうわけ(大型化するための構造の進化)でもなかったようですね。
気嚢に関しては、「気嚢を持っていたため三畳紀における酸素濃度低下で他の動物が衰退するのに対し、繁栄することができた」という説があります。
骨の中空構造も気嚢も腱の発達も、同じ大きさなら呼吸やエネルギー効率の面で有利ですから、それが白亜紀では大型化に使われ、新生代の鳥類では飛翔に使われた、ということなのかもしれません。
大型化に関しては、相対的に表面積が小さくなるので体温の維持に有利だったり(大型恐竜はこれで"慣性恒温動物"となっていた、という説もあり)、体重当たりの食物要求量も小さくなりますし、捕食されにくかったりといった「メリット」はあるでしょう。
ただ、食物要求量の絶対量は増大しますし、生息地の単位面積あたりの適正頭数も少なくなってしまうという不利な点もあります。
つまり同じマス(種の個体群の総体重)なら個体数は小型動物より少なくなるのは当たり前の話なのですが、それはすなわち他の競争相手より遺伝的多様性も少なくなってしまうことになります。
なので環境が短期間にころころ変わるような地質時代では、あまり大型化することはメリットよりデメリットの方が大きくなってしまうのでは、と思います。
ありがとうございます。
自転速度とは関係ないと言うのはわかりました。
やはり隕石なんでしょうね。
で、大型化の仮説はあまり耳にしないのですが
>1つは気候が温暖で比較的安定していた、というのがあるかもしれません。
ん~、長い年月ではそう言うことも進化に影響を与えてしまうのでしょうかね。
しかし、自然の中で進化してきた恐竜たちと違い、
つい最近始まった人類の歴史は既にアクティブな環境の中で覆いつくされています。
この先科学の発展とともに何億年も経つと人類は人工的な環境の中の温暖化状態で
巨大化していく可能性もあるのでしょうかね。
地球誕生から比べると人類の歴史なんて一瞬の瞬きのような時間で
その中でたった100年程度の間だけでもすさまじい勢いで科学は発展していますが
1億年後の人類はどのように化けているのでしょうね。想像も付きません。
物理は有限で全て解明されているのか、それともまだまだ無限に存在するのか。
不老不死なんてのも、あと数百年もあれば実現しているかもしれないし。
何億年先なのかわかりませんが、地球が終わるときに生物はどのように存在しているのでしょうね。
No.4
- 回答日時:
だめですね。
恐竜が生存していた時代では、もう自転速度は現代とそれほど大きな違いはありませんので。重力の差によるということはないでしょう。また自転による重力の変化は赤道近辺ではそれなり値になりますが、高緯度地帯ではほとんど影響がありません。まぁ、恐竜については小惑星の衝突によるものであるというのが一般的ですし、合理的であると思いますので、そのとおりでしょう。生物の絶滅はこの恐竜に限った話ではなく、もっと大規模な絶滅が過去には何度も起こっています。これらの原因は小惑星の衝突ではなく、地磁気の異常や自転軸のゆれによるものです。地磁気がおかしくなってどうして生物の絶滅が起こるのか不思議でしょう?でも、たった今地磁気がなくなれば数年以内に生物の8割から9割は絶滅しますよ。これは、太陽からの放射線(原発事故でおなじみですね)を地磁気によるバリヤーが地上に降りてこないように防いでいるからなのですが、地磁気がなくなると、太陽からの強烈な(文字通り強烈です。原発事故の放射線の数万倍から時には数億倍)放射線によって被曝してしまいます。太陽は光と熱を地球に与えてくれる絶対必要な存在ですが、同時に生物にとってはきわめて有害な放射線も大量に放射することがあるのですよ。そして、地磁気ですが、方位磁石が使えることで判るように、人類が出てからはほぼ一定です。しかし、過去には何度も南北の磁極が入れ替わったり、ほとんど地磁気のない状態なったりしています。それらの地磁気異常のたびに生物の大量絶滅が起こっていますし。絶滅した種の数から言えば恐竜絶滅よりも大規模な絶滅も起こっています。現在でも地磁気の移動は起こっており、現時点では磁北(地磁気が示す極点)は自転軸とは一致しておらず、磁北は北極ではなくカナダにあります。この移動は年間数メートル程度で徐々に加速しながら進む傾向にあるようです。また、自転軸の傾きと太陽からの距離も一定ではなく10万年程度のスパンをもって変化しています。地球には月という大きな質量を持った衛星があるため、自転軸の変動は大きくはない(火星などのように大きな衛星を持たない惑星では、この変化が50°近くに及んだことも確認されています)のですが、1°ずれただけでも気候は大変動を起こします。海流や降雨、極点の氷の量などが大変動を起こします。これらの要素が相乗的に働いた結果、過去に地球は全球凍結(地球上のすべての地域で海も川も大地もすべて凍結した状態)という状況が起こったことも確認されています。当然このときにも生物の大絶滅は起こっています。
確かに小惑星の衝突という現象においても、体の大きな恐竜は地中に隠れるなどのことは不可能であったでしょうし、その後に訪れる寒冷化にも耐えられないうえ、大きな体を維持する大量の食物を得ることが出来ないという物理的な理由で絶滅したのでしょうし、その当時は小型であった哺乳類や小型の爬虫類などは、地中に逃れ、寒冷化にも巣穴で多数が身を寄せ合うなどの方法で対処したり、小型であるが故、少ない栄養分の摂取でも生き延びられることが幸いしたのでしょう。水中でも魚竜のように肺呼吸をするものは海表面に近い部分で生活していたため、まともに影響を受けたでしょうが、魚類の中でもある程度の深さにいたものは十分に生き残れる可能性があったでしょう。
ありがとうございます。
一般的な説は確かに納得できるのですが
大昔の生物が大きかった理由が直接結びつかないので
このような仮設はどうかなと思いました。
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No.3
- 回答日時:
恐竜絶滅には色んな説があって、1番耳にするのが氷河期説ですね。
地球に巨大隕石が落下し、その粉塵で太陽が遮られ、
気温は上昇せず草木は枯れ、草食恐竜が絶滅し、
草食恐竜を食べていた肉食恐竜が絶滅したといわれていますね。
ちなみに恐竜の動きって物凄くゆっくりだったそうですね。
映画の「ジュラシックパーク」やハリウッド版「ゴジラ」みたいに
早く動く事は出来なかったそうですね。
小型の恐竜はそれなりに早く動く事が出来ますが、
ティラノサウルスのような大型の恐竜は歩いて逃げても
平気な位、動きは遅かったそうですね。
No.2
- 回答日時:
その仮説だと、それほど巨大でなかった恐竜が絶滅した理由が説明できませんね。
今のニワトリくらいとか人間程度の恐竜もたくさんいたわけですが、彼らはどうなってしまったんでしょうか。
で、地球の自転速度は体重に重大な影響をもたらすほど変わってはいないようです。
下記リンク先で考察されているんですが
http://d.hatena.ne.jp/tardyon/20091119/p1
>自転がもしも今よりも速かった場合ですが、仮に6時間で一回自転すると仮定すると、今の4倍速く回ることになるので「一周に要する時間の二乗」という部分からわかるように今の16倍の遠心力を受けることになります。倍率は18倍、5.5パーセントも軽くなることになります*3。10トンの恐竜なら9.45トンになっていた計算です。
もし、自転6時間でも5.5%しか違わないんですね。
その数%の重力の変化が生態系に深刻な影響を及ぼすものだとしても
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/conte …のの記述によれば
>6億年前でも約22時間程度で、今よりもずっと早く自転していました。
とのことです。
6億年前が22時間で6500万年前が6時間?
こんなにスピードが上がるでしょうか
6億年前より6500万年前の自転が4倍も速くなる理由というのは無さそうですからどうも、質問者様の説は成り立ちがたいものであるようです。
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