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No.12
- 回答日時:
なんといってもアーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』をはじめとするシリーズ。
イギリスの湖や川を舞台に、子供たちがヨットを操り、小島にテントを張って泊まり、子供らしい冒険をする物語の数々が楽しめます。理解ある大人たちに囲まれてのびのびと夏休みや冬休みを過ごす彼らがうらやましい。ヨットの操縦についての記述が非常に細かく丁寧なのが物語にリアリティを与えています。金井美恵子が書評で紹介していたことから、かなり前にシリーズ全巻を読んで好きになりました。ハードカバーのものは絶版になったようですが、現在は岩波少年文庫で新しく刊行されているところなので、出るたびに買い求めて読み返しています。「グーグルアース」で物語に出てくる地域の風景をチェックし、こんな美しい景色の中をあの子たちはセーリングしたのかあ、とますますうらやましくなりました。
No.10
- 回答日時:
「はつかねずみは宇宙人」
だったかな。
ハードカバーで持ってたんですけど、いつの間にかなくしてしまいました。
文庫でもあるんですけど、挿し絵がハードカバーとは違ってて、思い入れもあるので、買えないです。
ユーモラスでやさしい文体。
大好きでした。
主人公たちが、泥棒をぐるぐる巻きにするところがなぜかどきどきワクワク(笑)
子供の頃からSF好きだったんだな、って、懐かしい。
もう一度、ハードカバーのほうを読みたいです。
わたしも、図書館へ行こう!
No.9
- 回答日時:
子供の頃、家に「世界名作童話全集」というシリーズがありました。
5歳上の姉のために両親が買い揃えたものでしたが、
わたしの方がよく読んでいたと思います。
30冊くらいあって、内外の児童文学、日本の昔話から、神話・聖書のお話、イソップやアンデルセン、グリム、
「ベニスの商人」などのシェークスピア文学などなんでもありのシリーズでした。
その中で一番好きだったのはバーネットの「小公女」です。
裕福なお嬢さんだった主人公が一転、それまで通っていた寄宿学校の使用人に転落して、
屋根裏部屋で暮らすことになる・・最後は亡父が莫大な遺産を残していたことがわかって
ハッピーエンドっていう展開が何度読んでもおもしろかったです。
屋根裏部屋っていうのにも憧れたし・・(笑)
小学校高学年くらいになって、
近所の本屋さんで「あしながおじさん」(これは「児童文学」っていうわけではないですが)を見つけて、
はじめてマンガ以外の本を自分のお小遣いで買いまいた。
新井苑子さんという有名なイラストレーターの方が挿絵を書いてらして
そのイラストがとても素敵でした。
ラストで主人公が「あしながおじさん」と結ばれるのですが、
そのおじさんの年齢が30代半ばなんですよね。
子供心に「そんなおじさんと・・」って。
アメリカの女子学生の生活にも憧れましたね。
高校生になって、新潮文庫版を買い、何度か読み返しています。
No.8
- 回答日時:
子供の頃に読んだ児童書で好きなのは、
柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』です。
何も出来なかった女の子が成長するところが楽しいです。
私の場合、子供の頃に読んだ本より大人になってから読んだ本の方が多いのですが、その中で好きなのは、
斉藤洋さんの『ルドルフとイッパイアッテナ』
ニャンコ好きにはたまらない。冒険と友情の物語にワクワクします。
上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』
ファンタジーで30女の用心棒が主人公って、新鮮です。
香月日輪さんの『地獄堂霊界通信』シリーズ
子供騙しじゃない、怖くて笑えて、ちょっぴりホロリ。
ルイス・サッカー『穴』
結末にスカッとする。
No.7
- 回答日時:
こんばんは。
★斎藤惇夫さんの「冒険者たち」「ガンバとカワウソの冒険」「グリックの冒険」
ガンバ三部作が大好きです。私も他の回答者様が書かれていますが、アニメもありますが、絶対小説版です。というよりもアニメは見た事がありません。やはり薮内正幸さんの毛並みの感触まで感じるようなあの絵でないと駄目です(^o^)。一番最初に読んだのは小学4年生ぐらいで「グリックの冒険」です。ガンバは脇役だったんですが、グリックが無事に北の山で新しい生活を始められるまでドキドキして読んだ記憶があります。一番好きなのは「ガンバとカワウソの冒険」実は私の住んでいる高知県が舞台で。大きな川は鏡川で豊かな流れは四万十川、四の島は四国の事という風に想像して読むととても面白いです。しかもハラハラドキドキ感と、ガンバの熱血漢、個性の強い仲間達の熱い友情がたまりません(^o^)。岩波書店のハードカバーで持っているんですが、1年に1回は必ず読み返します。
★C・Sルイス「ナルニア国シリーズ」
私も「魔術師のおい」から読み始めました。一番好きなのは「ライオンと魔女」その次は「馬と少年」が好きです。ガンバもそうなんですが、何かハラハラドキドキしながら逃げるのが好きなのかもしれません。こちらも小学4年生の時に読んだんですが、恥ずかしながらひょっとしたらナルニアに繋がってるかもしれないと、タンスの中に突進した事があります(古さだけは負けないタンスがあったので(^_^;))。余談ですが映画の「カスピアン王子のつのぶえ」は個人的には非常につまらなかった。何か戦闘シーンばかりクローズアップされて延々と戦闘シーンが続くんですが、それよりももっとアスランに解放された妖精や小人たち、物言う動物達が生き生きと動き出す所を描いてほしかったです。
★リンドグレーン「やかまし村シリーズ」
リンドグレーンの作品はどれもこれも詩の様な美しさがあります。ただのハッピーエンドだけでなく、「はるかな国の兄弟」や「ミオよわたしのミオ」などの現代に通じる児童問題が書かれているものもあります。一番好きなのはやはり「やかまし村」!3軒あるお家の子ども達が繰り広げる様々な日常が描かれています。クリスマスの思い出や、学校の話、お泊りした話や、男子の秘密基地などなど。ちなみに映画化されていますが、スウェーデンの美しい村の風景でこの映画大好きです。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/1/115061=.html
★ロフティング「ドリトル先生シリーズ」
こちらも有名なんですが、ドリトル先生も大好きな本です。全巻面白いんですが、サーカスではオットセイを逃がす為に女装させるくだりなんて最高に笑いました(^o^)。訳が井伏鱒二さんっていうのもこの本が面白い理由の一つだと思います。オシツオサレツやドリトル(Do Little)先生など愛嬌のある訳が効いています。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/8/115001=.html
ご参考までにm(__)m。
ガンバの物語の舞台に住んでいるんですか!一緒に冒険しながら読めますね、とても楽しそうです!ガンバの冒険は三部作なんですね。高知と回答者さまを想像しながら、楽しみに読んでみます。
ナルニア物語、魔術師のおいから読み始めたところです。ファンタジーの世界にどっぷりつかりますね。家のタンスに飛び込んだ可愛い子供がいた事も、思いだしながら読みますね。私も子供の頃、本の主人公のまねをして、家の周りに指を押し付けてまわったことがあります。お話の世界と現実が、子供は大人より近いのかな。
ドリトル先生、映画はみた事があるんですが、小説は未読でした。井伏鱒二さん訳と聞いてがぜん読みたくなってきました!
沢山の本と可愛い思い出を教えて頂いて、ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
mimizuku67さん、こんにちは。
「みどりのゆび」いいですね。忘れてましたが、思い出しました! ありがとうです。
マルシャークの
「森は生きている」
これも名作ですよ。
閑話休題
宮澤賢治の
「銀河手道の夜」「風の又三郎」「グスコーブドリの伝記」「雪渡り」などを
ますむらひろし が猫漫画で描いた絵本。これ、泣けます。
デフォーの
「ロビンソン・クルーソー」
子供のころワクワクしながら読みました。リライト版だったのでしょうね。
ポーの
「メールシュトレーム」「黄金虫」
私の心に強烈な印象を残した作品。つい最近再読したばかり。
「びりっかすの子ねこ」
子供のころ何度も読み返した、とてもしみる作品です。びりっかすだった私の愛読書でした。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B3%E3%82%8A%E3%81 …
これは児童書ではありませんが、
「さよならうさぎ」
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%82%88%E3%81 …
これ、おすすめです。ものすごく考えさせられます。よろしければ。
みどりのゆび、私もこの間久しぶりに読んで、幸せ気分になりました。読む時期によって、色んな事を感じられますよね。森は生きている、再読してみます!
びりっかすのこねこ、リンク先のレビューを見てとても気持ちを惹かれました。最後の家で何を見つけるんでしょう…さっそく読んでみます。
宮澤賢治の猫の漫画、童話&猫好きの私にぴったりです。
沢山の本と思い出を教えて頂き、ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
『くるみ割り人形とねずみのお話』
初めて舞台で演じたミュージカル劇がこれでした。
群舞の一人でしたが、読むたびに舞台の上で浴びたライトの熱さを思い出します。
お話自体も、夢があってかわいらしくて、それでいてドキドキするような冒険もある話で大好きです。
『ピーター・パン』
ネバーランドは子供心にワクワクの世界。
初めて読んだときは胸がどきどきして眠れないくらいでした。
見た事もないロンドンの街にもときめいた。
そしてなにより温かくて優しいお母さんの愛情に涙があふれて、思わず母に抱きついたのを覚えています。
『宝島』
冒険ものの定番!
海の音、潮の匂いがしてきそうな物語が恐ろしくて、それでも一気に読んでしまいました。
『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』
物語と物語の世界。うさぎたちが生き生きと、残酷に描かれている。
雨のなか、雌うさぎたちを連れての逃亡劇は雷鳴に濡れた草むらが見えるような疾走感。
ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち、生き死にを含めた生活の知恵が面白かった記憶があります。動物が主人公のお話は、ファンタジーなのに現実感も感じられて、素敵ですよね。読み返してみます!
くるみ割り人形とねずみのお話、もしかして、バレエのくるみ割り人形とも関係のあるお話なのでしょうか。
ミュージカルの舞台の思い出、読むたびにライトの熱さを思い出す…とても素敵ですね。
回答者さまが舞台の何処かにいることを想像しながら読んでみます。
ピーターパンと宝島、冒険物語も楽しそうです。
沢山の本と大切な思い出を教えて頂いて、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
サン=テグジュペリ「星の王子さま」
主人公が、象をのみこんだうわばみの絵(添付写真の挿絵)を描いても大人に理解されず、「おとなの人たちときたら、じぶんたちだけでは、なに一つわからないのです」と、大人に失望する冒頭部分がすごく気に入って、幼稚園のお絵かきの時間に同じような絵を描いて先生に見せました。
もしかすると先生は「星の王子さま」を読んでいて、ひと目で何の絵かわかるかもしれないと期待していたのですが、どうやら読んでないらしく、「なんじゃこりゃ」みたいな反応でした。そこでわたしは、本の通りに「象をのみこんだうわばみ」だと教えてあげたのですが、うわばみという単語がわからなかったらしく、象というとこにだけ反応して、「象だったら足や牙も描かなきゃわからない」みたいなことを言い出して、ぜんぜん話が通じませんでした。
おとなってものは、本当になんにもわからないんだなあ、と痛感しました。
幼稚園の頃に、星の王子様を読まれたんですか!
私は大人になってから読んだからか、視点が大人側からで、もちろん楽しめたのですが、純粋な心を忘れていた自分を振り返る…といった読了感でした。
子供の心で王子様に共感して、同じ絵を描いて、王子様と同じ気持ちを実体験できたとは…なんともうらやましい体験です。
もう一度読み返してみたくなりました。特に、象を飲み込んだうわばみのところ。大人になってしまった私には、わからないのかな?
素晴らしい思い出を教えて頂いて、ありがとうございました。
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