
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
表面構造を表記するWoodの記法で、Siに特有なものではありません。
バルク結晶のある面で、(a,b)の整数倍で並んでいる。この面の最表面は、別の(a',b')の周期を持った新たな面が出現しているとする。 例えば、a'=2a, b'=2b
a
―→
b| ・ ・ ・ ○ ○
↓
・ ・ ・
・ ・ ・ ○ ○
バルク 表面
#絵がずれる(;;)
Woodの記法は、(a,b)と(a',b')が同じ開き角を持ったときに用いられる。
例えば、
Si(111) √3×√3 ―R 30°― Ag
Si(111)面にAgが吸着した場合、Si(111)面上では、√3倍長い周期が元のSi結晶より30°傾いた方向に周期を持つ再配列表面になることを表すことになります。
吸着物もなく、傾きもなく、単に周期のみがわかる場合には、
Si(100) 2×1 または、単に (2×1)
と略記します。
また、再配列構造が中心対称性の有る場合には、c(2×4)のように、小文字のcの記号をつけます。
図がないと、表現しにくですし、理解しにくいと思いますので、回折関係、表面関係の書籍を調べてみてください。
簡単なところでは、
「X線回折・散乱技術 上」
菊田惺志 著
東京大学出版会
のページ29に書いてあります。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/05/14 14:54
ご丁寧にありがとうございました。
まだ完全には理解できていないですが、大まかなことはわかりました。参考文献を見ながら勉強して頑張ってみます。
これからも、こういう質問をたくさんしようと思っていますので、その時にはよろしくお願いいたします。
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